ラ・フォル・ジュルネ TOKYO2019(1) [クラシック音楽鑑賞]
今年で15回目の開催となるL.F.J.2019の初日に行って来ました。
公演番号113(ホールA)
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
・クラリネット協奏曲イ長調 K.622
アンヌ・ケフェレック(Pf)
ニコラ・パルディルー(Cl)
指揮 ミハイル・ゲルツ
演奏 シンフォニア・ヴァルソヴィア
アンヌ・ケフェレック(Anne Queffélec, 1948年1月~ )は、パリ生まれのフランスのピアニスト。5歳でピアノの演奏を始め、1964年にパリ音楽院に入学。1965年にピアノで、1966年には室内楽でそれぞれプルミエ・プリ(1等賞)をとる。その後、パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、アルフレート・ブレンデルに師事し、1968年にはミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した。それ以後も、国際舞台の中心で演奏をつづけ、経歴を重ねる。ソロのコンサート・ピアニストとして有名であるばかりではなく、室内楽の分野でもよく知られている。
ニコラ・パルディルー(Nicolas Baldeyrou,1979年5月~)はフランス生まれのクラリネット奏者。8歳からクラリネットを習い始め、パリ国立音楽院卒業。ミュンヘン国際コンクール、アメリカの国際クラリネット協会主宰ヤング・アーティスト・コンペティションで優勝。これまでソリストとして、バイエルン放送響、フランス国立菅、サンクトペテルブルク・フィルなどと共演。現在、フランス放送フィル首席クラリネット奏者、リヨン国立音楽院教授。
ミハイル・ゲルツ(Mihhail Gerts)エストニア生まれの指揮者。音楽演劇アカデミー、ベルリン・アイスラー音楽大学で学び、エストニア国立歌劇場でオペラ、バレエなどを指揮。2015年にドイツのハーゲン歌劇場のカペルマイスターに就任。これまでケルンWDR響、ベルリン・ドイツ響、ワイマール・シュターツカペレ、NHK響など数々の楽団に客演。
シンフォニア・ヴァルソヴィアは1984年、メニューインがポーランド室内管弦楽団をもとに設立。作曲家・指揮者のペンデレツキが97年から音楽監督、2003年から芸術監督を務めている。2010年に開始したLFJワルシャワのレジデント・オーケストラでもある。これまで、アバド、デュトワ、アルゲリッチ、ルプー、クレーメルらと共演。
モーツァルトのP協25番は2管編成での演奏。最近は毎年のようにLFJに来日し、演奏を聴かせてくれるケフェレックだが、71歳になり老練の域に達したが、彼女の奏でるモーツァルトは感情のこもった演奏だった。
Cl協はバセット・クラリネットを使用した演奏で、一楽章でバセット・クラリネットの特徴である低域音の響きが美しかった。二楽章ではピアニッシモの音を抑えた演奏にパルディルーの技術の高さを感じた。
ミハイル・ゲルツの指揮の振り方は丁寧でオーソドックスだった。
公演番号115(ホールA)
ショパン:練習曲集 OP.25より
・第1番 変イ長調「エオリアンハープ」
・第2番 ヘ短調
・第6番 嬰ト短調
・第7番 嬰ハ短調
・第11番 イ短調「木枯らし」
・第12番 ハ短調
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
ピアノ ボリス・ベレゾフスキー
コンサートマスター ヤコブ・ハウファ
演奏 シンフォニア・ヴァルソヴィア
ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky,1969年1月~)はモスクワ出身のロシアのピアニスト。モスクワ音楽院卒。1990年チャイコフスキー国際コンクール優勝。超絶技巧と力強さ、独自の洞察力と豊かな感性を兼ね備えた才能あふれる音楽家として高い評価を得ている。ミュンヘン・フィル、ニューヨーク・フィル、ロンドン・フィル等世界的オーケストラと度々共演。
ベレゾフスキーの演奏を聴くのは昨年のラフマニノフのピアノ協奏曲第4番に続き、4回目でした。前から5列目の舞台のピアノから低い、音質的にはあまり良くない位置での視聴でした。エチュードOp.25では11番の「木枯らし」がベレゾフスキーのテクニックが如何なく発揮された演奏であった。ショパンのP協は指揮者無しによる、ベレゾフスキーの弾き振りかと思ったが、コンサートマスターがそれを担っていた。
公演番号113(ホールA)
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
・クラリネット協奏曲イ長調 K.622
アンヌ・ケフェレック(Pf)
ニコラ・パルディルー(Cl)
指揮 ミハイル・ゲルツ
演奏 シンフォニア・ヴァルソヴィア
アンヌ・ケフェレック(Anne Queffélec, 1948年1月~ )は、パリ生まれのフランスのピアニスト。5歳でピアノの演奏を始め、1964年にパリ音楽院に入学。1965年にピアノで、1966年には室内楽でそれぞれプルミエ・プリ(1等賞)をとる。その後、パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、アルフレート・ブレンデルに師事し、1968年にはミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した。それ以後も、国際舞台の中心で演奏をつづけ、経歴を重ねる。ソロのコンサート・ピアニストとして有名であるばかりではなく、室内楽の分野でもよく知られている。
ニコラ・パルディルー(Nicolas Baldeyrou,1979年5月~)はフランス生まれのクラリネット奏者。8歳からクラリネットを習い始め、パリ国立音楽院卒業。ミュンヘン国際コンクール、アメリカの国際クラリネット協会主宰ヤング・アーティスト・コンペティションで優勝。これまでソリストとして、バイエルン放送響、フランス国立菅、サンクトペテルブルク・フィルなどと共演。現在、フランス放送フィル首席クラリネット奏者、リヨン国立音楽院教授。
ミハイル・ゲルツ(Mihhail Gerts)エストニア生まれの指揮者。音楽演劇アカデミー、ベルリン・アイスラー音楽大学で学び、エストニア国立歌劇場でオペラ、バレエなどを指揮。2015年にドイツのハーゲン歌劇場のカペルマイスターに就任。これまでケルンWDR響、ベルリン・ドイツ響、ワイマール・シュターツカペレ、NHK響など数々の楽団に客演。
シンフォニア・ヴァルソヴィアは1984年、メニューインがポーランド室内管弦楽団をもとに設立。作曲家・指揮者のペンデレツキが97年から音楽監督、2003年から芸術監督を務めている。2010年に開始したLFJワルシャワのレジデント・オーケストラでもある。これまで、アバド、デュトワ、アルゲリッチ、ルプー、クレーメルらと共演。
モーツァルトのP協25番は2管編成での演奏。最近は毎年のようにLFJに来日し、演奏を聴かせてくれるケフェレックだが、71歳になり老練の域に達したが、彼女の奏でるモーツァルトは感情のこもった演奏だった。
Cl協はバセット・クラリネットを使用した演奏で、一楽章でバセット・クラリネットの特徴である低域音の響きが美しかった。二楽章ではピアニッシモの音を抑えた演奏にパルディルーの技術の高さを感じた。
ミハイル・ゲルツの指揮の振り方は丁寧でオーソドックスだった。
公演番号115(ホールA)
ショパン:練習曲集 OP.25より
・第1番 変イ長調「エオリアンハープ」
・第2番 ヘ短調
・第6番 嬰ト短調
・第7番 嬰ハ短調
・第11番 イ短調「木枯らし」
・第12番 ハ短調
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
ピアノ ボリス・ベレゾフスキー
コンサートマスター ヤコブ・ハウファ
演奏 シンフォニア・ヴァルソヴィア
ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky,1969年1月~)はモスクワ出身のロシアのピアニスト。モスクワ音楽院卒。1990年チャイコフスキー国際コンクール優勝。超絶技巧と力強さ、独自の洞察力と豊かな感性を兼ね備えた才能あふれる音楽家として高い評価を得ている。ミュンヘン・フィル、ニューヨーク・フィル、ロンドン・フィル等世界的オーケストラと度々共演。
ベレゾフスキーの演奏を聴くのは昨年のラフマニノフのピアノ協奏曲第4番に続き、4回目でした。前から5列目の舞台のピアノから低い、音質的にはあまり良くない位置での視聴でした。エチュードOp.25では11番の「木枯らし」がベレゾフスキーのテクニックが如何なく発揮された演奏であった。ショパンのP協は指揮者無しによる、ベレゾフスキーの弾き振りかと思ったが、コンサートマスターがそれを担っていた。
2019-05-03 23:59
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