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SACDサラウンド・レビュー(833) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Vivaldi Bassoon Concertos.jpg
Vivaldi
Bassoon Concertos
PTC5186539
Gustavo Núñez (bassoon)
Academy of St. Martin in the Fields
録音 2015年4月
Pentatone

ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集
・ファゴット協奏曲 ハ長調 RV474
・ファゴット協奏曲 ヘ長調 RV488
・ファゴット協奏曲 変ロ長調 「夜」RV501
・ファゴット協奏曲 ハ長調 RV477
・ファゴット協奏曲 イ短調 RV497
・ファゴット協奏曲 ハ長調 RV467


グスターボ・ヌニュス (Gustavo Nunez,1965年2月~)はウルグアイのモンテビデオ生まれ。数年間ヴァイオリンを学んだ後、11歳でファゴットに転向。16歳から王立音楽大学でケリー・カムデンに師事。1984年からハノーヴァー音楽大学特別クラスでクラウス・トゥネーマンに学ぶ。1987年、ジュネーブ国際コンクールでスイス賞、ミュンヘンでカール・マリア・フォン・ウェーバー賞を受賞。1988年にダルムシュタットのオペラハウスに招かれた後、1989年からバンベルク交響楽団の首席ファゴット奏者として活躍。1995年よりロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団で首席ファゴット奏者を務める傍ら、現在デュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽院で教鞭をとっている。
Gustavo Nunez_4.jpg


アカデミー室内管弦楽団(Academy of St. Martin in the Fields)は、イギリスのオーケストラ。略称はジ・アカデミー(The Academy)。当初は室内楽編成のオーケストラで、17世紀から18世紀の音楽を専門にしてきたが、古楽器オーケストラの台頭や、標準編成のモダン楽器のオーケストラが「古楽奏法」にも取り組む中、編成とレパートリーを拡張して独自の路線を歩み続けている。ロンドンでネヴィル・マリナーが創立し、1959年に最初の演奏会を行なった。当初はセント・マーティン=イン=ザ=フィールズ教会の小編成の、指揮者なしの弦楽合奏団として、バロック音楽演奏の復活に貢献してきた。音楽学者・鍵盤楽器奏者のサーストン・ダートの校訂によるJ・S・バッハの管弦楽組曲や『ブランデンブルク協奏曲』、ヴィヴァルディの『四季』の演奏ではそれまでの演奏に見られない新解釈を示し、当時の音楽界で話題を呼んだ。管楽器を加えるようになってから、演奏曲目に見合うように編成や規模を変更し、バロック音楽だけに留まらず古典派音楽から現代音楽までレパートリーを広げて演奏するようになった。
Academy of St. Martin in the Fields_1.jpg


ブックレットの録音風景写真と同様にソロのバスーンはセンター前寄り、チェンバロは右奥に定位している。音像は左右、奥行き方向にも広がっている。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。録音場所はロンドン、セントジョンズ・スミス・スクエア

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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