SSブログ

SACDサラウンド・レビュー(847) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Tchaikovsky & Babajanian Piano Trios.jpg
Tchaikovsky & Babajanian
Piano Trios
BIS2372
Vadim Gluzman (violin)
Johannes Moser (cello)
Yevgeny Sudbin (piano)
録音 2017年12月
BIS

ピアノ三重奏曲集
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 「偉大な芸術家の思い出に」 Op.50
アルノ・ババジャニアン:ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調
アルフレード・シュニトケ:歌劇「ある阿呆との生活」 - タンゴ

ワジム・グルズマン(Vadim Gluzman,1973年~)はウクライナ出身のイスラエル国籍のヴァイオリニスト。7歳からヴァイオリンを始め、1990年にはイスラエルに移住。ラトビアでRoman Sne、ロシアではイーゴリ・オイストラフの弟子のザハール・ブロン(Zakhar Bron)に、アメリカのジュリアード音楽院ではArkady Fominに師事した。 現在はアメリカ・ルーズベルト大学シカゴ校パフォーミングアーツ学校音楽院教授をも兼任している。使用楽器は、シカゴのストラディヴァリ協会の厚意により長期貸与された、レオポルド・アウアーが使用していた1690年製のストラディヴァリウス。
Vadim Gluzman_4.jpg


ヨハネス・モーザー(Johannes Moser,1979年6月~)はミュンヘン生まれのチェリスト。8歳からチェロを学び、1997年からダヴィド・ゲリンガスに師事、2002年チャイコフスキー・コンクールで最高位(1位なし)を受賞。これまでに数多くの名門オーケストラ、名指揮者と共演し世界中に活躍の幅を広げる実力派で、バロックから現代まで豊富なレパートリーの持ち主で客観的なスタンスから巧みに難曲を弾きこなすスタイルが評判。最近では2016年11月に来日し、J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲などを演奏した。愛器は1694年製のグァルネリウス
Johannes Moser_4.jpg


エフゲニー・スドビン(Yevgeny Sudbin, 1980年~)ロシアのサンクトペテルブルク生まれ。幼少の頃から優れた音楽的才能を発揮し、1987年にはサンクトペテルブルク音楽院へ入学。90年にベルリンで研鑽を積んだ後、97年よりロンドンに居を構え、王立音楽院でクリストファー・エルトンに師事。その間にイタリア、コモ湖国際ピアノアカデミー参加、マレイ・ペライヤ、クロード・フランク、レオン・フライシャー、スティーヴン・ハフ、アレキサンダー・ザッツにも師事する。 06年にヨーロッパ、北欧ツアーのほか、大絶賛されたカナダとアメリカツアーを実現、フリック・コレクション・シリーズでニューヨーク・デビューを果す。2007年アメリカのアスペン音楽祭、フランスのラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ニューヨークのメトロポリタン博物館ピアノ・フォルテ・シリーズでデビューをする。2010年10月、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホールデビューを果たす。2011年1 月、初来日し埼玉と東京のリ サイタルは絶賛を博す。最近では2019年5月に来日し、日フィルとメトネル、ピアノ協奏曲第2番を共演した。
Yevgeny Sudbin_6.jpg


音像はVnがセンターやや左寄り、ピアノはセンター、Vcはセンターやや右寄りに定位しているが、左右への広がり感は少ない。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。録音場所はドイツ、ブレーメン、Sendesaal

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch
nice!(3)  コメント(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。