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SACDサラウンド・レビュー(893) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Locatelli  Il Laberinto Armonico.jpg
Locatelli
Il Laberinto Armonico
BIS2445
Ilya Gringolts (violin)
Finnish Baroque Orchestra
録音 2019年1月
BIS


ロカテッリ:ヴァイオリンの技巧
・ヴァイオリンの技法 ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.3, No.9
・ヴァイオリンの技法 ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.3, No.11
・ヴァイオリンの技法 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3, No.12

イリア・グリンゴルツ(Ilya Gringolts,1982年7月~)は旧ソ連、レニングラード生まれのヴァイオリニスト、作曲家。サンクト・ペテルブルクでヴァイオリンをタチアナ・リベロバ(Tatiana Liberova)とジャンナ・メタリディ(Jeanna Metallidi)に師事。1995年の若手ヴァイオリニストのためのユーディ・メニューイン国際コンクールのジュニア部門で第6位を受賞。1997年のヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールのジュニア部門ファイナリスト。1998年16歳でパガニーニ国際コンクール第1位を獲得し、注目される。1999年に米国に渡り、ジュリアード音楽院で3年間アイザック・パールマン(Itzhak Perlman)に師事した。2001年から2003年の間、BBCラジオ3の新世代アーティストプログラムに選ばれた。チューリッヒ芸術大学でヴァイオリンを教えている。
Ilya Gringolts_1.jpg


フィンランド・バロック管弦楽団(Finnish Baroque Orchestra)は1989年に創立されたオーケストラ。レパートリーはバロック初期から初期ロマン派までと幅広い。また、古楽器用に作曲された現代の音楽も演奏する。同楽団は毎年8月から9月にかけて行わられるヘルシンキ・フェスティヴァル(Helsinki Festival)やクフモ室内楽音楽祭(Kuhmo Chamber Music Festival)、トゥルク音楽祭(Turku Music Festival)に出演するほかドイツ、オーストリア、スペインなどのヨーロッパを主に演奏活動をしている。
Finnish Baroque Orchestra_1.jpg


Op3,No9の第1楽章はヴィヴァルディを感じさせる曲調。ソロ・ヴァイオリンの高域のクリアな響きと低域弦の厚みのある心地よい響きが印象に残った。残響の豊かな教会での収録だが、その影響はあまり受けていない。サラウンド・スピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はフィンランド、Järvenpää Church

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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