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SACDサラウンド・レビュー(901) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Saint-Saëns Piano Concertos 3, 4 & 5.jpg
Saint-Saëns
Piano Concertos 3, 4 & 5
BIS2300
Alexandre Kantorow (piano)
Jean-Jacques Kantorow/Tapiola Sinfonietta
録音  2016年9月(No.4,5)
    2018年1,2月(No.3)
BIS

カミーユ・サン=サーンス:
・ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 Op.29
・ピアノ協奏曲第4番 ハ短調 Op.44
・ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 「エジプト風」 Op.103

アレクサンドル・カントロフ(Alexandre Kantorow, 1997年~)パリ生まれのロシアのピアニスト。名ヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフを父にもつ。5歳からピアノを習い始め、パリのスコラ・カントルム音楽院にてIgor Laszkoに師事。その後パリ国立高等音楽院にてフランク・ブラレイ(Frank Braley)、上田晴子(Haruko Ueda)に師事。 16歳のときにナントおよびワルシャワでのラ・フォル・ジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露し、抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させた。2019年チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門において優勝。
Alexandre Kantorow_5.jpg


ジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow,1945年10月~ )は、カンヌ生まれのヴァイオリン奏者、指揮者。アルメニア系ロシア人の両親の下に生まれた。ニース音楽院を経て、パリ国立高等音楽院を卒業する。1964年 第11回パガニーニ国際コンクール、1968年のティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。グレン・グールドにコンクール時の演奏を絶賛され、19歳にてカーネギーホールでデビューリサイタルを開いた後は、世界中でソリスト、室内楽奏者として活躍。オーヴェルニュ室内管弦楽団、フィンランドのタピオラ・シンフォニエッタの芸術監督を始めとし、グラナダ市交響楽団、パリ室内管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団の首席客演指揮者を経験。パリ国立高等音楽院のヴァイオリン科教授を務めるほか、世界中でマスタークラスを開き、教育にも情熱的に力を入れている。
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タピオラ・シフォニエッタ(Tapiola Sinfonietta)は1987年に創設され、エスポー市管弦楽団とも呼ばれる。フィンランドの首都ヘルシンキに隣接したエスポーという市のタピオラ・ホールを拠点とする。芸術監督をオスモ・ヴァンスカ、ジャン=ジャック・カントロフなどが歴任している。

チャイコフスキー国際コンクールに優勝したアレクサンドルと父親ジャン=ジャックとの共演での収録。ジャン=ジャックの指揮はラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014の2回経験した。

音響空間は左右、奥行方向にも広い。ピアノはセンターの少し下がった位置に定位している。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はフィンランド、タピオラ・コンサートホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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