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SACDサラウンド・レビュー(906) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Mozart,Jones  Violin Sonatas Fragment Completions.jpg
Mozart/Jones
Violin Sonatas Fragment Completions
CCSSA42721
Rachel Podger (violin)
Christopher Glynn (piano)
録音 2020年11月
Channel Classics

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ・アレグロ楽章断片の補筆完成版
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 の断片 Fr 1782c
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 の断片 Fr 1784b
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 の断片 Fr 1789f
・ピアノとヴァイオリンのための幻想曲 ハ短調 の断片 Fr 1782l
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 の断片 Fr 1782c
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 の断片 Fr 1784b
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 の断片 Fr 1789f

レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger,1968年~)はイギリス生まれのヴァイオリニスト。ドイツのルドルフ・シュタイナー・スクールで教育を受け、帰国後ギルドホール音楽演劇学校でミカエラ・コンバーティとデイヴィッド・タケノに師事した。在学中からバロック奏法に興味を惹かれ、バロック音楽を専門とするフロレジウムとパラディアン・アンサンブルという楽団の創設に関与する。その後も、このアンサンブルとコンサート・ツアーやレコーディングに参加し、国際的にも高く評価されている。1997年、トレヴァー・ピノックに招かれ、イングリッシュ・コンサートのコンサートミストレス兼協奏曲ソリストに就任、ますます多忙な日々となった。2015年に英国王立音楽院(RAM)のバッハ賞を受賞。最近では2018年6月~7月開催の調布国際音楽祭2018に来日し、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番などを演奏した。
Rachel Podger_10.jpg


クリストファー・グリン(Christopher Glynn,1974年9月~)はイギリス、レスター生まれのピアノ奏者。ライデール・フェスティバル(Ryedale Festival)の芸術監督も務めている。オックスフォードにあるニュー・カレッジにて音楽を学び、フランスでピアノをジョン・ストリート(John Streets)に師事。王立音楽院にてマルコム・マルティノー(Malcolm Martineau)に師事。多くのクラッシックの有名歌手とも共演し、ピアノを伴奏している。
Christopher Glynn_1.jpg


教会での収録で、ブックレットにはマイクのセッティングが伺える写真が掲載されており、Vn用のステレオマイクはポッジャーの立ち位置とフォルテピアノの間にVnから離して、オフマイク気味の高さに、フォルテピアノ用のマイクはオンマイクで、他にサラウンド用のマイクが設置されているように見える。
Vnはセンター前寄りに、フォルテピアノはセンターの下がった位置に定位している。サラウンドスピーカーからの音には直接音がかなり入っている。録音場所はロンドン、アッパー・ノーウッド、セント・ジョンズ教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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