SACDサラウンド・レビュー(910) [サラウンド・サウンド・レビュー]
Brahms
Symphony No.3 & Serenade No.2
CCSSA43821
Ivan Fischer/Budapest Festival Orchestra
録音 2020年9月
Channel Classics
ブラームス:
・交響曲第3番ヘ長調 Op.90
・セレナード第2番イ長調 Op.16
イヴァン・フィッシャー(Iván Fischer, 1951年1月~ )は、ブダペスト生まれのハンガリーの指揮者。ウィーン音楽院でハンス・スワロフスキーに師事し、ウィーン交響楽団などへの客演で正当な音楽を作っている。ユダヤ系ハンガリー人で、父シャーンドル、兄アダム、従兄弟ジェルジも指揮者という音楽家の家族である。ブダペスト祝祭管弦楽団の創設にかかわり、1983年来音楽監督を務めている。また、2011年からはベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席指揮者にも就任した。代表盤は音楽監督を務めるブダペスト祝祭管弦楽団との、バルトークやコダーイ、ドヴォルザークの作品など。
ブダペスト祝祭管弦楽団(Budapest Festival Orchestra)は、ブダペストを本拠地とするハンガリーのオーケストラである。略称は英語ではBFO、ハンガリー語ではBFZ。2008年2月より現在に至るまで、創設者の一人、イヴァン・フィッシャーが音楽監督を務めている。1983年、指揮者のイヴァン・フィッシャーとピアニストのゾルターン・コチシュを音楽監督として創立した。構成する音楽家による自主的な演奏団体である。祝祭の名からもわかるように、当初は年に3、4回程度、ハンガリーの音楽祭などのイベントで演奏する団体であったが、1992年に常設オーケストラとなった。ハンガリー国内において、ベーラ・バルトーク国立コンサートホールやリスト音楽院大ホールで定期的にオーケストラ公演を行っている。また、定期公演中には毎年3月の「ブダペスト春の音楽祭」への出演も含まれる。近年ではザルツブルク音楽祭をはじめ世界各国の音楽祭に出演するなど、国際的な活躍も目立つ。
ホールトーンの豊かな録音で、低域弦の重厚さと、高域弦の伸びのある響きを伴っている。1ポイントマイクをメインとし、スポットマイクは多用していないと思われる録音で、コンサートホールの中程で聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスな音がメインだが、直接音も感じる。録音場所はブダペスト芸術宮殿(Müpa)
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆☆
チャンネル 5ch
2021-07-13 16:40
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