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SACDサラウンド・レビュー(911) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Weber Complete Works for Piano and Orchestra.jpg
Weber
Complete Works for Piano and Orchestra
BIS2384
Ronald Brautigam (fortepiano)
Michael Alexander Willens/Kölner Akademie
録音 2018年11月
BIS

ウェーバー:ピアノと管弦楽のための作品全集
・ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.11,J.98
・ピアノ協奏曲第2番 変ホ長調 Op.32,J.155
・コンツェルトシュテュック ヘ短調 Op. 79,J.282

ロナルド・ブラウティハム(Ronald Brautigam,1954年10月~)はブラウティガムと呼ばれることもある。オランダの主要なピアノ演奏家の一人。最初はモダンピアノの奏者としてキャリアをスタートしたが、今ではフォルテ・ピアノの演奏家として地位を確立している。アムステルダムに生まれ、スウェーリンク音楽院でヤン・ウィーンに師事。その後、ルドルフ ・ ゼルキンについてアムステルダム、ロンドン、アメリカ合衆国で学んだ。1984 年にオランダの権威ある音楽賞のNederlandse Muziekprijsを受賞した。リッカルド・シャイー、シャルル・デュトワ、ベルナルド・ハイティンク、フランス・ブリュッヘン、フィリップ・ヘレヴェッヘ、クリストファー・ホグウッド、アンドルー・パロット、ブルーノ・ワイルなどの著名な指揮者のもと、主要なヨーロッパのオーケストラと定期的に共演している。最近では2017年2月に来日し、モーツァルトやベートーヴェンのピアノ・ ソナタの公演を行った。
Ronald Brautigam_9.jpeg


ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(Michael Alexander Willens,1952年10月~)はアメリカの指揮者。ジュリアード音楽院にて指揮をジョン・ネルソン(ジュリアード音楽院)、レナード・バーンスタイン(タングルウッド)などに学ぶ。リンカーンセンターのグレート・パフォーマーズ・シリーズやドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、イタリアなどの主要な音楽祭に出演。ケルン・アカデミーの音楽監督。

ケルン・アカデミー(Kölner Akademie)は指揮者のミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズによって、1996年に創設されたドイツのケルンを拠点とするオーケストラ。レパートリーは17世紀から21世紀までの音楽で、それらの作品をその時代の演奏解釈のもとに時代に合った楽器(バロック、クラシックなど)を使い分ける。歴史的研究を追求し、作曲家の意図を引き出すことを心がけるその演奏は新鮮で自然に聴こえ、作品の本来の姿を生き生きと響かせる。 2013年5月にフォルテ・ピアノのロナルド・ブラウティハム、ヴィレンズと共に来日し、モーツアルトのピアノ協奏曲などを演奏した。
Kölner Akademie_11.jpg


2管編成の少人数の室内楽団による演奏だが左右への広がり感のある音響空間になっている。ピアノに比べ音の小さなフォルテ・ピアノであるがバックの演奏とのバランスは良い。サラウンドスピーカーからの音は小さめに抑えておりアンビエンスがメイン。録音場所はDeutschlandfunk Kammermusiksaal,Cologne,Germany

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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