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SACDサラウンド・レビュー(913) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Beethoven Violin Sonatas Vol. 2.jpg
Beethoven
Violin Sonatas Vol.2
Sonatas 5-7
BIS2527
Frank Peter Zimmermann
Martin Helmchen
録音 2020年2月
BIS

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第2集
・ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 「春」 Op.24
・ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30, No.1
・ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30, No.2

フランク・ペーター・ツィンマーマン(Frank-Peter Zimmermann,1965年2月~)はドイツのデュイスブルク生まれのヴァイオリニスト。ヴァイオリニストの母親から手ほどきを受け5歳からヴァイオリンを始める。なお父親はチェリストであった。1975年、10歳でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番を弾いてデビュー。1976年にエッセンのフォルクヴァング音楽院に入学、ヴァレリー・グラドフに師事する。同年には全国青少年音楽家コンクールで優勝して「天才少年出現」として評判になる。その後、ベルリン芸術大学でサシュコ・ガヴリーロフに師事する。1979年、14歳でルツェルン音楽祭に出演。1983年、世界のメジャー・オーケストラや一流指揮者との共演を開始。2008年にはドイツ連邦共和国功労勲章一等功労十字章を受章。2013/14シーズンは、トーンハレ管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスとしてジンマンやフォン・ドホナーニと共にシーズンを通してコンサートを行うとともに、パーチェとのリサイタルやトリオ・ツィンマーマンの演奏会を行っている。使用楽器はPortigon AGのサポートにより、かつてクライスラーが所有していた1711年製ストラディヴァリウスLadyinchiquin。
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マルティン・ヘルムヒェン(Martin Helmchen, 1982年~)ドイツのベルリン生まれ。6歳よりピアノを習う。ベルリン音大、ガリーナ・イヴァツォーヴァ氏に師事の後、2001年よりハノーファー音大、アリエ・ヴァルディ氏の元で学ぶ。2001年クララ・ハスキル・コンクール優勝。最近では2016年10月にヴァイオリニストのユリア・フィッシャーとともに来日し、東京オペラシティ、トッパンホールでブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番などを演奏した。
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ツィンマーマン&ヘルムヒェンによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音集第1弾に続く第2弾。ヴァイオリンとピアノの音のバランスよく、ヴァイオリンはセンター前寄りに、ピアノはクリス・マーネ平行弦ピアノでセンター奥寄りに定位している。ツィンマーマンの奏でるストラディヴァリウスの高域弦の響きが美しい。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。

録音場所はドイツ、デュツセルドルフ、Robert-Schumann Saal, Kunstpalast

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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