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SACDサラウンド・レビュー(917) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Jacques Iber Orchestral Works Flute Concerto.jpg
Jacques Ibert
Orchestral Works / Flute Concerto
MDG9012185
Helen Dabringhaus (flute)
Peter Gülke/Brandenburger Symphoniker
録音 2020年1月
MDG

イベール:管弦楽作品集
・ルイヴィル協奏曲
・交響組曲「パリ」
・フルート協奏曲
・海の交響曲
・交響組曲「寄港地」

ヘレン・ダブリングハウス(Helen Dabringhaus)はドイツの女性フルーティスト。ハノーバー音楽演劇メディア大学(Hochschule für Musik, Theater und Medien Hannover)でVukan Milinにフルートを師事し、2016年にMarinaPiccininiのクラスで修士号を取得。2011年からハノーファー室内管弦楽団(Kammerorchester Hannover)でソロフルーティストを務め、2018年からアオイデー交響楽団(Aoide Symphonie)と共に、中国、韓国、フランス、フィンランド、アメリカにてコンサートツアーを実施。ミュンヘンで開催された国際テオバルドベームコンペティション2019(International Theobald Boehm Competition 2019 in Munich)での「アルトソルダー特別賞」を受賞。
Helen Dabringhaus_1.jpg


ペーター・ギュルケ(Peter Gülke, 1934年4月~)はドイツ、ワイマール出身の指揮者、音楽学者。フランツ・リスト音楽大学(HochschulefürMusikFranzLiszt)でチェロと音楽学を学ぶ。1958年にライプツィヒで哲学の博士号を取得し、1985年にベルリン工科大学で専門論文を発表した。 1976年にSächsischeStaatsoperDresdenの指揮者になり、1981年にワイマール交響楽団の首席指揮者に任命され。1986年から1996 年までヴッパータール交響楽団(City of Wuppertal)の首席指揮者。1996年から2001年まで、フライブルク音楽大学では指揮を教えていた。2015年から2020年までブランデンブルク交響楽団の首席指揮者を務めていた。
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ブランデンブルク交響楽団(Brandenburger Symphoniker)は本拠地をドイツ、ブランデンブルクのBrandenburgerTheaterに置き、定期的にコンサートを行っている。1810年にフュージリアーと擲弾兵連隊のプロイセン軍の音楽家によって設立された。1866年から、ブランデンブルク劇場オーケストラ(Orchester des Brandenburger Theaters)と呼ばれていた。ドイツ再統一後、ブランデンブルク交響楽団と名付けられた。定期的にコンサートを行っており、産業博物館、ブランデンブルク大聖堂、ザンクトパウリ修道院、ベッツゼーでの野外での特別コンサートも開催している。ブランデンブルク州の他の都市でも定期的に演奏し、ドイツ国内および海外でもゲスト出演している。2020年より首席指揮者はOlivier Tardy。
Brandenburger Symphoniker_1.jpg


特に奥行方向の音響空間の広がりを感じる録音で、ダイナミックレンジは大きい。1ポイントマイクをメインとした録音と思われ、スポットマイクは多用していないと思われる。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメインで低めに抑えられている。録音場所はBrandenburger Theater

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch(2+2+2方式)

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