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SACDサラウンド・レビュー(943) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Debussy Orchestrated.jpg
Debussy
Orchestrated
BIS2622
Pascal Rophé/Orchestre National des Pays de la Loire
録音 2020年10月,2021年1月
BIS

クロード・ドビュッシー:
・小組曲(H. ビュッセルによる管弦楽編)
・おもちゃ箱(A. カプレによる管弦楽編)
・子供の領分(A. カプレによる管弦楽編)

パスカル・ロフェ(Pascal Rophe,1960年~ )はフランス、パリ生まれの指揮者。パリ国立高等音楽院を卒業し、1988年ブザンソン国際コンクールに優勝してデビュー。その後アンサンブル・アンテルコンタンポランで修行を積み、現代音楽の権威としての地位を確立。ダラピッコラ、デュティユー、デュサパンなどの作品もレコーディングして高い評価を得ている。パリ管、BBC 響、サンタ・チェチーリア管などに定期的に客演している。オペラでも、リヨン歌劇場、ジュネーヴ歌劇場、ローマ歌劇場などで《ペレアスとメリザンド》《カルメル派修道女の対話》などを指揮している。
Pascal Rophe_4.jpg


フランス国立ロワール管弦楽団(Orchestre National des Pays de la Loire)は仏文化省の音楽部監督であった作曲家のランドスキが1971年に創設。歴代の音楽監督にはデルヴォー、スダーンらがおり、2014年のシーズンからにパスカル・ロフェが同ポストに就任した。母国フランスの作曲家はもとよりチャイコフスキーやマーラー、ストラヴィンスキー等も得意としている。
Orchestre National des Pays de la Loire_4.jpg


母国フランスの作曲家を得意とするパスカル・ロフェ&フランス国立ロワール管の組み合わせの演奏はラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013の公演三日目でドビュッシーの牧神の午後への前奏曲、海、ラヴェルの高雅で感傷的なワルツ、同2017でストラヴィンスキーのバレエ「火の鳥」とラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲の公演第一日目ラヴェルのピアノ協奏曲 とボレロの公演三日目を計3回生で聴いたことがある。

1ポイントマイクをメインとし、スポットマイクを適度に配置した録音と思われる。ダイナミックレンジは大きく、各楽器間の音のバランスは良く、左右への広がり感がある。特に、金管はきらびやかな響きを伴い、打楽器はリアリティーのある音をしている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はフランス、le Centre de congrès d'Angers

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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