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SACDサラウンド・レビュー(944) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Beethoven Sonatas For Violin and Piano Op.12.jpg
Beethoven
Sonatas For Violin and Piano Op.12
CCSSA44222
Rachel Podger (violin)
Christopher Glynn(piano)
録音 2021年5月
Channel Classics

ベートーヴェン:
・ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
・ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』
・ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96

レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger,1968年~)はイギリス生まれのヴァイオリニスト。ドイツのルドルフ・シュタイナー・スクールで教育を受け、帰国後ギルドホール音楽演劇学校でミカエラ・コンバーティとデイヴィッド・タケノに師事した。在学中からバロック奏法に興味を惹かれ、バロック音楽を専門とするフロレジウムとパラディアン・アンサンブルという楽団の創設に関与する。その後も、このアンサンブルとコンサート・ツアーやレコーディングに参加し、国際的にも高く評価されている。1997年、トレヴァー・ピノックに招かれ、イングリッシュ・コンサートのコンサートミストレス兼協奏曲ソリストに就任、ますます多忙な日々となった。2015年に英国王立音楽院(RAM)のバッハ賞を受賞。最近では2018年6月~7月開催の調布国際音楽祭2018に来日し、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番などを演奏した。
Rachel Podger_11.jpg


クリストファー・グリン(Christopher Glynn,1974年9月~)はイギリス、レスター生まれのピアノ奏者。ライデール・フェスティバル(Ryedale Festival)の芸術監督も務めている。オックスフォードにあるニュー・カレッジにて音楽を学び、フランスでピアノをジョン・ストリート(John Streets)に師事。王立音楽院にてマルコム・マルティノー(Malcolm Martineau)に師事。多くのクラッシックの有名歌手とも共演し、ピアノを伴奏している。
Christopher Glynn_2.jpg


レイチェル・ポッジャー&クリストファー・グリンのコンビによる共演はこれに継ぐ2作目。
ヴァイオリンはセンター前寄りに、ピアノはセンターの奥寄りに定位している。ポッジャーの奏でるストラディバリウスはクリアで伸びのある響きを伴っている。教会での録音であるが、残響の影響はほとんど受けていない。ブックレットの収録風景の写真では、ヴァイオリンとフォルテ・ピアノにそれぞれ近接のステレオマイク、両者の中ほどの高い位置に2本のマイクを設置している。サラウンドスピーカーからの音にはアンビエンスな音を捉えている。録音場所はロンドン、、アッパー・ノーウッド、セント・ジョンズ教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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