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SACDサラウンド・レビュー(946) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Saint-Saëns Piano Concertos Nos. 1 & 2.jpg
Saint-Saëns
Piano Concertos Nos.1 & 2
BIS2400
Alexandre Kantorow (piano)
Jean-Jacques Kantorow/Tapiola Sinfonietta
録音   2021年9月(Op.22)
     2020年1月(Op.70,Op.17,Op.89)
     2018年2月(Op.76,Op.73)
BIS

サン=サーンス:
・ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.22
・カプリス・ワルツ 「ウェディング・ケーキ」 Op.76
・アレグロ・アッパッショナート 嬰ハ短調 Op.70
・ピアノ協奏曲第1番 ニ長調 Op.17
・オーヴェルニュ狂詩曲 ハ長調 Op.73
・幻想曲「アフリカ」 Op.89

アレクサンドル・カントロフ(Alexandre Kantorow, 1997年~)パリ生まれのロシアのピアニスト。名ヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフを父にもつ。5歳からピアノを習い始め、パリのスコラ・カントルム音楽院にてIgor Laszkoに師事。その後パリ国立高等音楽院にてフランク・ブラレイ(Frank Braley)、上田晴子(Haruko Ueda)に師事。 16歳のときにナントおよびワルシャワでのラ・フォル・ジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露し、抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させた。2019年チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門において優勝。2022年6月に来日し、大阪と東京でリサイタルを行った。
Alexandre Kantorow_6.jpg


ジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow,1945年10月~ )は、カンヌ生まれのヴァイオリン奏者、指揮者。アルメニア系ロシア人の両親の下に生まれた。ニース音楽院を経て、パリ国立高等音楽院を卒業する。1964年 第11回パガニーニ国際コンクール、1968年のティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。グレン・グールドにコンクール時の演奏を絶賛され、19歳にてカーネギーホールでデビューリサイタルを開いた後は、世界中でソリスト、室内楽奏者として活躍。オーヴェルニュ室内管弦楽団、フィンランドのタピオラ・シンフォニエッタの芸術監督を始めとし、グラナダ市交響楽団、パリ室内管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団の首席客演指揮者を経験。パリ国立高等音楽院のヴァイオリン科教授を務めるほか、世界中でマスタークラスを開き、教育にも情熱的に力を入れている。
Jean-Jacques Kantorow_8.jpg


タピオラ・シフォニエッタ(Tapiola Sinfonietta)は1987年に創設され、エスポー市管弦楽団とも呼ばれる。フィンランドの首都ヘルシンキに隣接したエスポーという市のタピオラ・ホールを拠点とする。芸術監督をオスモ・ヴァンスカ、ジャン=ジャック・カントロフなどが歴任している。
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カントロフ親子の共演によるサン=サーンスのピアノ協奏曲第1弾に続く第2弾。

ピアノはセンターの少し下がった位置に定位しており、バックの演奏との音のバランスは良い。1ポイントマイクをメインとした録音と思われ、コンサートホールの中程で聴く音に近い。音響空間は左右、奥行方向にも広がっている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。使用ピアノはスタインウエーD。録音場所はフィンランド、エスポー、タピオラ・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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