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SACDサラウンド・レビュー(754) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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William Lawes
The Royal Consort
CKD 470 (2 Disks)
Phantasm
録音 2014年8月,9月
Linn Records

ウイリアム・ローズ:ロイヤル・コンソート集
・ロイヤル・コンソート集 第1番 ニ短調(抜粋)
・ロイヤル・コンソート集 第4番 ニ長調
・ロイヤル・コンソート集 第3番 ニ短調
・ロイヤル・コンソート集 第5番 ニ長調
・ロイヤル・コンソート集 第8番 ハ長調(抜粋)
・ロイヤル・コンソート集 第9番 ヘ長調
・5声のコンソート集 第4番 ヘ長調
・ロイヤル・コンソート集 第2番 ニ短調
・ロイヤル・コンソート集 第6番 ニ長調(抜粋)
・ロイヤル・コンソート集 第7番 イ短調(抜粋)
・ロイヤル・コンソート集 第10番 変ロ長調
・4声のコンソート集 ニ短調
・6声のコンソート集 第10番 ハ短調
・6声のコンソート集 第7番 ハ長調

ウィリアム・ローズ(William Lawes, 1602年5月~1645年9月)は、兄ヘンリーと同じく、イングランドの作曲家・宮廷楽師。ソールズベリー出身。王党派として清教徒軍と戦い、戦死した。ハートフォード伯エドワード・セイマーの庇護を得て、作曲家ジョン・コプラリオに師事。皇太子がチャールズ1世として即位すると、兄ヘンリーとともに宮廷楽団に採用される。1635年には、リュート奏者および声楽家の一人として常勤音楽家に任命されるが、それ以前から宮廷音楽の作曲を手懸けていた。成人してから全ての日々を、宮廷における任務に捧げ、世俗音楽やマスクのための歌曲を作曲し、またチャールズ1世の礼拝堂のためにアンセムやモテットを作曲した。
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ファンタズム(Phantasm)は1994年にヴィオール奏者ローレンス・ドレイフュス(Laurence Dreyfus)によって創設されたイギリスのアンサンブル。1997年と2004年の2度の英グラモフォン賞(古楽器楽部門最優秀賞)の受賞歴を持つ世界最高峰のヴィオール四重奏団。16世紀から18世紀の作品を主なレパートリーとしている。ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール、ディレクター)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ(テノール・ヴィオール)、エミリア・ベンジャミン(テノール・ヴィオール)、マルック・ルオヤラン=ミッコラ(バス・ヴィオール)。
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Linnの録音チーフ・プロデューサーのフィリップス・ホップス氏が推奨する、当人が手掛けた録音の一つだけあって、音質は優れている。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられている。録音場所はオックスフォード、モードリン・カレッジ・チャペル

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(753) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Richard Strauss
Oboe Concerto
BIS-2163
Alexei Ogrintchouk(oboe)
Andris Nelsons/Royal Concertgebouw Orchestra
録音  2014年10月
    2016年7月
BIS

R. シュトラウス:
・オーボエ協奏曲 ニ長調 TrV 292
・セレナード 変ホ長調 TrV106
・ソナティナ第2番 変ホ長調「楽しい仕事場」TrV291


アレクセイ・オグリンチュク(Alexei Ogrintchouk)はモスクワ生まれのオーボエ奏者。1998年ジュネーブ国際音楽コンクール・オーボエ部門で優勝。2005年からコンセルトヘボウの首席オーボエ奏者を務めている。コンセルトヘボウに入団する前は、ゲルギエフ時代の2005年までロッテルダム・フィルの首席オーボエ奏者。
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アンドリス・ネルソンス(Andris Nelsons, 1978年11月~ )は、ラトビア、リガ生まれの指揮者。音楽家の両親のもとに育ち、ピアノ、トランペット、歌唱を学ぶ。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者に就任。アレクサンドル・ティトフ、ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラ、マリス・ヤンソンスより指揮を学ぶ。2003年から2007年の間、ラトビア国立歌劇場の首席指揮者に就任。2006年から2009年の間、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。2008年よりバーミンガム市交響楽団、2014年よりボストン交響楽団の音楽監督。2017年からライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長(カペルマイスター)に就任する予定。
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ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(オランダ語: Koninklijk Concertgebouworkest )は、オランダ・アムステルダムに本拠を置くオーケストラである。オランダ語における略称は KCO であるが、英語表記のRoyal Concertgebouw Orchestraの頭文字を取って RCO と表記される事もある。旧称アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団。首席指揮者は最近ではマリス・ヤンソンスが2004年~2015年まで、2016年からダニエレ・ガッティが就いている。

1ポイントマイクをメインとした収録と思われ、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。ソロのオーボエはバックのオーケストラとの音のバランスは良い。サラウンドスピーカーからはアンビエンスな音がメイン。録音はオーボエ協奏曲がアムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ、セレナードとソナティナ第2番がアムステルダム、シンゲル教会でのセッション。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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