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走り納め [ランニング]

年末の大掃除も一段落したので、走り納めジョギングを10Km余り走ってきました。
ランニング年間走行距離は、本日で2473.2Kmになりました。

来年で6回目の年男を迎える私ですが、昨今の体力の衰えや、病気や怪我などへのリスクを考慮し、30年継続してきたレースへの参加は来年から取りやめ、ゆっくりとしたペースの健康ジョギングに徹することにしました。

皆様、来年もよろしくお願いいたします。


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SACDサラウンド・レビュー(760) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Britten, Hindemith
Violin Concertos
PTC5186625
Arabella Steinbacher/Vladimir Jurowski
Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin
録音 2017年4月
PentaTone Classics

ベンジャミン・ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op. 15
パウル・ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲



アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Arabella Miho Steinbacher, 1981年11月~)はドイツのヴァイオリンニスト。ミュンヘンでドイツ人の父親と日本人の母親との間に生まれた。ヴァイオリンを始めたのは3歳からで、9歳時にはミュンヘン音楽大学にてアナ・チュマチェンコのもとで学んだ。ドロシー・ディレイやイヴリー・ギトリスにも師事した経歴を持つ。2000年にハノーファーで開催されたヨーゼフ・ヨアヒム・ヴァイオリン・コンクールで入賞、翌年にはバイエルン州より奨学金を授与された。ソリストとしてのキャリアは、2004年パリでの劇的で予期せぬデビューに始まる。急病のチョン・キョンファに代わって、舞台に立ち、ネヴィル・マリナー指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンの協奏曲を演奏し、大成功を収める。その後も、彼女の成功が継続している理由は、20曲以上の協奏曲を含む、その多彩で奥深いレパートリーにある。CDでの受賞には、エコー・クラシック賞(ドイツでのグラミー賞)の年間ヤング・アーティスト賞、<ル・モンド・デュ・ラ・ミュジーク>のレ・ショック・デュ・モワ賞、そして二つのドイツ・レコード批評家賞がある。以前ユリア・フィッシャーが使用していたストラディヴァリウス「Booth」(1716年製、日本音楽財団貸与)を使用している。最近では2011年5月に来日し、ドヴォルザークの協奏曲などを演奏した。
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ウラディーミル・ユロフスキ(Vladimir Jurowski,1972年4月~)は、ロシア、モスクワ生まれのドイツの指揮者。父は指揮者のミハイル・ユロフスキ、祖父は作曲家で同名のウラディーミル・ユロフスキ。18歳でドイツに移住。音楽を学び、各地の歌劇場などで経験を積む。その後2001年グラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任し、数々の上演を行う。2007年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。ロシア・ナショナル管弦楽団の首席客演指揮者やエイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団の指揮者も務める。2011年10月、舌禍により解任されたゴレンシテインの後任としてロシア国立交響楽団の芸術監督に就任した。2017年10月にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と共に来日し、ツアー公演を行った。
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ベルリン放送交響楽団(独: Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin,英語: Berlin Radio Symphony Orchestra)は、ドイツの首都ベルリンに本拠を置くオーケストラである。略称はRSB。1923年に設立された。第二次世界大戦後は東ベルリン側に属し、DDRラジオ放送局(Rundfunk der DDR)の放送オーケストラとなった。ドイツ再統一後の1994年にRIAS室内合唱団、ベルリン放送合唱団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送交響楽団の4団体を所有する有限会社(GmbH)である"Rundfunk Orchester und Chöre GmbH Berlin"が設立され、その傘下となった。主にベルリン・フィルハーモニーおよびベルリン・コンツェルトハウスで演奏会を行っている。
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コンサートホールのセンターで聴くような音響空間の大きさを感じる収録。ソロヴァイオリンの音量は低めに抑えられているが、バックのオーケストラは奥行き感を感じる仕上がりになっている。録音場所はベルリン、Haus des Rundfunsk(rbb)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(759) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Mozart Piano Quartets.jpg
Mozart
Piano Quartets
CC72758
Kuijken Piano Quartet
録音 2016年9月
Challenge Classics

モーツァルト:
ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493
ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K.478

クイケン・ピアノ四重奏団(Kuijken Piano Quartet)はクイケン3兄弟のひとりとして知られるシギスヴァルト・クイケンが率いるピアノ四重奏団で、ヴェロニカ・クイケン(フォルテピアノ)、シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)、サラ・クイケン(ヴィオラ)、ミシェル・ブーランジェ(チェロ)の演奏者から成る。
このアルバムではクイケン3兄弟のうちのチェロ奏者であるヴィーラント・クイケンの娘のヴェロニカ・クイケンがフォルテピアノを担当しているが、ヴェロニカはクイケン四重奏団では第1ヴァイオリンを担当。

フォルテピアノはセンター後方に、ヴァイオリンが左、ヴィオラがセンター、チェロが右に定位している。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えており、ピアノの音はかなり距離感を感じる。録音場所はベルギー、ペータース教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(758) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Grandissima Gravita
CCSSA 39217
Rachel Podger/Brecon Baroque
録音 2016年9月
Channel Classics

グランディッシマ・グラヴィタ~18世紀のヴァイオリン・ソナタ集
ピゼンデル:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調op.2-5
ヴェラチーニ:
・ヴァイオリン・ソナタ ト短調op.2-5
・ヴァイオリン・ソナタ ニ短調op.2-12
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調op.2-2

ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(Johann Georg Pisendel, 1687年12月~1755年11月)はドイツ後期バロック音楽の作曲家・ヴァイオリニスト。長年にわたってドレスデンにおいて、当時ヨーロッパ随一のオーケストラであったザクセン宮廷楽団においてコンサートマスターを務めた。ピゼンデルは当時の最も進歩的なドイツ人ヴァイオリン奏者であり、アルビノーニやヴィヴァルディ、テレマンのような人たちからヴァイオリン協奏曲を献呈されている。門弟にヨハン・ゴットリープ・グラウンとフランツ・ベンダがいる。ヤン・ディスマス・ゼレンカとは親友同士で、ゼレンカの死後にその作品の出版に尽力した。作品は、残された数こそ少ないものの、いずれも質が高い。10曲のヴァイオリン協奏曲、4曲のコンチェルト・グロッソ、2つのヴァイオリン・ソナタのほか、トリオ・ソナタとシンフォニアが1曲ずつある。

フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(Francesco Maria Veracini, 1690年2月~1768年10月)はイタリア後期バロック音楽のヴァイオリニスト・作曲家。フィレンツェに薬剤師の家庭に生まれる。叔父アントニオにヴァイオリンを学び、しばしばともに共演するようになる。1711年にヴェネツィアで《8つの楽器のためのコンチェルト》を作曲し、神聖ローマ皇帝カール6世のための祭礼で演奏される。作品は、ヴァイオリン・ソナタや歌劇、オラトリオのほかに、ヴァイオリン協奏曲やリコーダーと通奏低音のためのソナタ、「序曲」こと管弦楽組曲も作曲した。
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レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger,1968~)はイギリス生まれのヴァイオリニスト。ドイツのルドルフ・シュタイナー・スクールで教育を受け、帰国後ギルドホール音楽演劇学校でミカエラ・コンバーティとデイヴィッド・タケノに師事した。在学中からバロック奏法に興味を惹かれ、バロック音楽を専門とするフロレジウムとパラディアン・アンサンブルという楽団の創設に関与する。その後も、このアンサンブルとコンサート・ツアーやレコーディングに参加し、国際的にも高く評価されている。1997年、トレヴァー・ピノックに招かれ、イングリッシュ・コンサートのコンサートミストレス兼協奏曲ソリストに就任、ますます多忙な日々となった。最近ではバッハ・フェスティバル2012に来日し、無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータなどを演奏した。
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ブレコン・バロック(Brecon Baroque)はウェールズ南部の町ブレコンにある大聖堂で行われる音楽祭“ブレコン・バロック・フェスティバル”のために,ポッジャー自身が選び抜いたメンバーを集めて創設した。2007年創設の若いアンサンブルで、ポッジャーを含め、ヴァイオリンのボヤン・チチッチ、ヨハネス・プラムゾーラー、ヴィオラのジェーン・ロジャーズ、フルートのケイティー・バーチャー、オーボエのアレグザンドラ・ベラミー、チェンバロのスフィオントケヴィッチの計7名。 1パートを各1人受け持っている。
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ポッジャーの弾くヴァイオリンはとてもナチュラルでクリアーな響きをしており、目の前で弾いているようななまめかしい音である。チェンバロや他の楽器との音のバランスも良い。録音場所はロンドン、ハムステッド、St Jude-on-the-Hill教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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