SACDサラウンド・レビュー(837) [サラウンド・サウンド・レビュー]
Mendelssohn
Piano & Cello Works
ABCD434
Guadalupe López-Íñiguez(cello)
Olga Andryushchenko(piano)
録音 2018年8月,9月
ALBA
メンデルスゾーン:ピリオド楽器によるピアノとチェロのための作品集
・チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58
・協奏的変奏曲 Op.17, MWV Q19
・アルバムのページ ロ短調 MWV Q25
・チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.58-1, MWV Q27
・無言歌 ニ長調 Op.109, MWV Q34
グアダルーペ・ロペス=イニゲス(Guadalupe López-Íñiguez,1983年~)はフィンランド、ヘルシンキを拠点に活動するスペインのチェリスト。ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーの非常勤教授。ヘルシンキ芸術大学教育研究および学術開発センターのポスドク研究員、スペイン音楽学会副会長を務める。バロック・チェロによる『ガブリエッリ、スカルラッティ チェロのための作品全集』でアルバム・デビュー。
オルガ・アンドリュシュチェンコ(Olga Andryushchenko,1978年~)はドイツを拠点とするモスクワ生まれのピアニスト。モスクワ音楽院を卒業後アレクセイ・リュビモフに師事。ケルン音楽大学でアルボ・ヴァルドマ、ハノーファー音楽大学でヴラディーミル・クライネフに師事。
チェロはセンター前寄り、ピアノはセンター後方に定位している。チェロの低域弦の響きは豊かであるが、少しこもりがちに聴こえた。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。録音場所はフィンランド、カウニアイネン、ニュー・パヴィリオン・ホール
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆
チャンネル 5ch