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SACDサラウンド・レビュー(919) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Ivan Bessonov Plays Tchaikovsky, Rachmaninov, Prokofiev.jpg
Ivan Bessonov Plays Tchaikovsky, Rachmaninov, Prokofiev
ARS38321
Ivan Bessonov (piano)
録音 2020年7月,10月
ARS Produktion

チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」組曲 Op. 71a (編曲:プレトニョフ)
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」 Op.39 (抜粋)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83
イヴァン・ベッソノフ:5つの子供の小品

イヴァン・ベッソノフ(Ivan Alekseevich Bessonov,2002年7月~)はサント・ペテルブルク生まれのロシアのピアニスト、作曲家。6歳よりピアノを習い始める。モスクワ音楽院(Moscow Central Music School of the Moscow Conservatory)にてワジム・ルデンコ(Vadim Rudenko)に師事。2015年にドキュメンタリー映画の作曲で作曲家としてデヴュー。2015年にサンクトペテルブルクで開催された国際フレデリックショパン・ユースコンクールでグランプリを受賞。2016年にサンクトペテルブルクで開催された国際アントンルビンスタイン・コンクールピアノミニチュアで1位を獲得し、サンクトペテルブルク市政府賞のヤングタレントとモスクワで開催された若いピアニストのための国際グランドピアノコンクールでの受賞者の称号と聴衆賞。2018年エジンバラで開催されたユーロヴィジョン若手音楽家コンクールで優勝。ロシアとオーストリア、ドイツ、イタリアなどでソロコンサートを行い、指揮者のヴァレリー・ゲルギエフ、ウラディーミル・スピバコフ、アレクサンドルス・ラドコフスキなどと共演。2016年にはマリインスキー劇場で、2019年にはサンクトペテルブルクフィルハーモニー管弦楽団の大ホールでソロプログラムを発表した。
Ivan Alekseevich Bessonov_1.png


ベッソノフの弾くスタインウエーは透明感のある美しい響きを伴っている。マイクのセッティングが少しオフマイク気味に聴こえる。録音場所はモスクワ・チャイコフスキー記念音楽院

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(918) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Sibelius Luonnotar Tapiola & Spring Song.jpg
Sibelius
Luonnotar; Tapiola & Spring Song
CHSA5217
Lise Davidsen (soprano)
Edward Gardner/Bergen Philharmonic Orchestra
録音  2018年5月
    2021年2月
CHANDOS

シベリウス:
・ソプラノと管弦楽のための交響詩 《ルオンノタル》 嬰ヘ短調 Op.70
・大管弦楽のための交響詩 《タピオラ》 ロ短調 Op.112
・劇付随音楽 《ペレアスとメリザンド》 Op.46 からの組曲
・トライアングルとティンパニを伴う弦楽オーケストラのための 《恋人》 Op.14
・交響詩 《春の歌》 Op.16

リーセ・ダーヴィドセン(Lise Davidsen,1987年2月~)はノルウェーのソプラノ歌手。
2010年にベルゲン大学グリーグ・アカデミー(Grieg Academy of Music in Bergen)を卒業。その後ロイヤル・オペラ・アカデミー(Royal Opera Academy in Copenhagen)でスザンナ・エケン(Susanna Eken)に師事。多くのフェスティバルやオペラハウスで歌手活動を行い、 2017年にグラインドボーンでデビューし、シュトラウスのナクソス島のアリアドネでタイトルロールを歌う。ウィグモアホールで最初のリサイタルを行い、BBCプロムスで初演を行った。
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エドワード・ガードナー(Edward Gardner,1974年11月~)はイギリスの指揮者。幼少のころは、グロスター大聖堂の聖歌隊員であったとともにピアノ、オルガン、クラリネットをも習得。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで合唱指揮の学位を取得。2005年にBBC交響楽団とオールドバラ音楽祭で華やかなデビューを飾って以来、オーケストラから継続的に招待をされており、2008年にはBBCプロ ムスでのデビュー及びバービカン・センターにてサーリ・アホの「アドリアーナ・マーテル」の英国初演を行った。2007年以来イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)の音楽監督を務める。
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ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団(Bergen Philharmonic Orchestra)は、ノルウェーの都市ベルゲンに本拠を置くオーケストラである。1765年に音楽協会「ハーモニエン」(Musikselskabet Harmonien)として設立。1983年に現在名になる。歴代の指揮者として、エドヴァルト・グリーグ、カルステン・アンデルセン、アルド・チェッカート、ドミトリー・キタエンコ、シモーネ・ヤングらが務めた。2003年からアンドルー・リットン(Andrew Litton)が、2015年からはエドワード・ガードナー(Edward Gardner)が首席指揮者兼芸術顧問を務めている。
Bergen Philharmonic Orchestra_8.jpg


交響詩《ルオンノタル》ではソプラノの独唱が入る。
1ポイントマイクをメインとした録音で、スポットマイクはあまり使用していないと思われる。ホールトーンが豊かで、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音は直接音も含むが低めに抑えられている。録音場所はノルウェー、ベルゲン、グリーグホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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