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SACDサラウンド・レビュー(984) [サラウンド・サウンド・レビュー]

C.P.E. Bach Sonatas For Keyboard & Violin.jpg
C.P.E. Bach
Sonatas For Keyboard & Violin
CCSSA41523
Rachel Podger (violin)
Kristian Bezuidenhout (Cembalo)
録音 2022年5月
Cannel Classics

C.P.E. バッハ:
・ヴァイオリン・ソナタ ト短調 BWV1020 (伝 C.P.E. バッハのH.542.5)
・ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Wq.78, H.514
・アリオーソ イ長調 Wq.79, H.535
・ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 Wq.76, H.512
・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ ニ長調 Wq.71, H.502

レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger,1968年~)はイギリス生まれのヴァイオリニスト。ドイツのルドルフ・シュタイナー・スクールで教育を受け、帰国後ギルドホール音楽演劇学校でミカエラ・コンバーティとデイヴィッド・タケノに師事した。在学中からバロック奏法に興味を惹かれ、バロック音楽を専門とするフロレジウムとパラディアン・アンサンブルという楽団の創設に関与する。その後も、このアンサンブルとコンサート・ツアーやレコーディングに参加し、国際的にも高く評価されている。1997年、トレヴァー・ピノックに招かれ、イングリッシュ・コンサートのコンサートミストレス兼協奏曲ソリストに就任、ますます多忙な日々となった。2015年に英国王立音楽院(RAM)のバッハ賞を受賞。最近では2018年6月~7月開催の調布国際音楽祭2018に来日し、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番などを演奏した。
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クリスティアン・ベズイデンホウト(Kristian Bezuidenhout,1979年~ )は、南アフリカ生まれのオーストラリアのピアニスト。南アフリカのキングウィリアムズタウンで幼少期を過ごした後、1988年に家族でオーストラリアに移住した。オーストラリアで音楽の勉強を始め、その後アメリカのイーストマン音楽学校(Eastman School of Music)で学んだ。レベッカ・ペニーズにピアノ演奏の手解きを受けた彼は、チェンバロをアーサー・ハース(Arthur Haas)に、そしてフォルテピアノをマルコム・ビルソン(Malcolm Bilson)に師事して初期の鍵盤楽器を探究した。21歳でブルージュの国際古楽コンクールで第1位及び聴衆賞を獲得したことで、国際的に認識された。フライブルク・バロック管弦楽団やコンチェルト・ケルン、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント及びレザール・フロリサン等の客演ピアニストとして共演している。現在は、ロンドン在住。
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ポッジャーの奏でるVnはクリアーな響きをしており、センター前寄りに定位している。チェンバロはセンター奥寄りに定位しているが、横方向への広がり感がある。レベルは大きめで、あたかも目の前で演奏しているように感じる。セント・ジョンズ教会、アッパー・ノーウッド、ロンドン

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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