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オートルート(Haute Route)トレッキング 9日目 [登山]

7/18(火)晴れのち曇り

ツェルマットのホテルを7:35出発
マッター・フィスパ川沿いにスネガ行き地下ケーブルカー駅まで5分ほど歩く。乗車券の発売は7:45からなので少し待って、8:00発の始発に乗る。
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ケーブルは暗い急斜面のトンネルをかなりのスピードで3分ほどでスネガ Sunnegga (2288m)に到着
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ブライトホルン 4164m
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オーバーガーベルホルン 4063m
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スネガ でテレキャビンに乗り換え、ブラウヘルト Blauhard (2571m)8:10 着
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そこからハイキングに出発
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ヴァイスホルン 4505m
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ステリーゼ Stellisee(2537m)8:35着
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湖に映る逆さマーターホルンの写真を撮りたかったが、あいにく風が有って撮れなかった
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ステリーゼを一周し、尾根沿いの道を高山植物の写真を撮りながらライゼー Leisee経由でスネガまで
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ライゼー Leisee
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スネガのレストランで休憩 10:15~10:35
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スネガからトゥフテルンTufteren経由でツェルマットまでハイキング道を下る
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ツェルマットの街近くまで下りてくると、エレベータの乗り場(マウンテンバイク用)が有り、乗って下車したところが、今朝乗った地下ケーブル駅へ向かう地下通路だった。

ゴルナーグラート行き登山電車
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ツェルマットのホテル着 12:10

ホテル出発 14:10 徒歩でタクシー・ターミナルまで
マイクロ・バスに乗車 14:23

しばらく一般道を走りVisp経由で、自動車用に掘られた長いトンネルを抜けてしばらくすると、こんどはマイクロ・バスごと電車(カートレイン)に乗り、長いトンネル(レッチュベルク・トンネル14.6km)を通過。トンネルを抜けると電車から降り、一般道を再び走る。その後高速道路に入る。チューリッヒに近づくと高速は少し渋滞していた。

チューリッヒ空港 着 17:50
チューリッヒ空港 発 22:25 10分遅れ
ドバイ発 8:05(現地時間)15分遅れ
羽田空港 着 23:20 50分遅れ


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オートルート・トレッキング・観光(3) ツェルマット [その他]

7月16日、17日

日の出前に起き、マッターホルンのモルゲン・ロートを撮りに行きました
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撮影スポットの橋の上は東洋系観光客がほとんどです
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街中は電気自動車または馬車の走行のみが許されている。但し、ブルトーザーなどの重機は例外のようである
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ツェルマット駅
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バンホフ通り
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街中には飲料可能な噴水がいたるところにある
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ネズミ返しのある古い家
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ホテル・ツェルマッターホフ
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104歳まで生きた伝説の山岳ガイドのウルリッヒ・インダービネンUlrich Inderbinenのレリーフ
マッターホルンに370回登った名ガイドで「アルプスの王」と呼ばれた。
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エドワード・ウィンパー Edward Whymperのレリーフ
7度目の挑戦でマッターホルンを初登頂したが、下山中に仲間4名が遭難死
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聖マウリシウス・ローマカトリック教会
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マッターホルン博物館
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街中を羊の群れが通るパフオーマンス
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アーベント・ロート
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オートルート(Haute Route)トレッキング 8日目 [登山]

7月17日(月)晴れ

旅行社の日程で本日は、地下ケーブルに乗り、スネガ Sunnegga (2288m)で乗り継ぎブラウヘルト Blauhard (2571m)まで、そこからのスネガまでのハイキングが予定されていた。
初日から二人部屋では同室だった人に、自分は以前からマッターホルン(4478m)のヘルンリ小屋(3260m)まで行ってみたかったことを話すと、彼も同じ希望を持っていた。
添乗員さんに相談すると、行くならガイドの同伴を薦められた。
結局ガイドなしでの許可を得ることができたが、もし事故等が起きたときは、自己責任になる旨の誓約書にサインをすることで許された。
他に2人の希望者がいて、計4人で朝一番のテレキャビンで出発することになった。

ツェルマットのホテル 7:45 出発
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フーリFuri(1986m)行き6人乗りテレキャビン乗車 8:00~8:05
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フーリから直接シュヴァルツ・ゼーに行けるテレキャビンはあるが、スキーシーズンのみの開業か?運行は停止していた。
フーリで大型ロープウエイに乗り換え、トロッケナー・シュテークTrockener Steg(2939m)まで行く
さらにトロッケナー・シュテークでテレキャビンに乗り換えシュヴァルツ・ゼー(2583m)まで下がる
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シュヴァルツ・ゼーを8:50に出発しヘルンリ小屋に向かう
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途中マッターホルンを背景に写真を撮る
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シュヴァルツ・ゼー(Schwarz See)
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モンテ・ローザ 4634m
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いよいよ急斜面の登りに入る
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ヘルンリ小屋がはるか上に見える
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ルートは非常に整備されており、浮石などはなく、階段状に平たい石が積まれていたり、急斜面では梯子、危険な場所にはロープが張ってある。
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途中に2回の休憩をとりヘルンリ小屋(3260m)に11:20 着
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小屋にて登頂記念Tシャツを購入し、ノンアル・ビールにて乾杯し、昼食をとる
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ヘルンリ小屋発 12:25 シュヴァルツ・ゼーのテレキャビン乗り場着 14:35

シュヴァルツ・ゼーからツェルマットの街を見下ろす
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トロッケナー・シュテーク 14:50 着
フーリ着 15:20
ツェルマット着 15:35
ホテル・エクセシオール 着 15:42

夕食はチーズホンデュー
ポテトを浸けるとおいしかった
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オートルート(Haute Route)トレッキング 7日目 [登山]

7月16日(日)うす曇り→晴れ→時々曇り

本日のルート図
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グルーベン Gruben のホテル・シュヴァルッホルン 出発 7:15
ホテル前から樹林帯の道を50分ほど歩きミッタ・スタッフェルMittlstafelで15分ほど休憩
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そこから40分ほど歩き、Oberstafelで5分ほど休憩
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9:55~10:05に第3回目の休憩
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アウグストボード峠 Augstbord pass (2893m)10:45 到着 20分ほど休憩
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峠を下る途中 11:35~11:45 休憩
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見晴らしの良いところで昼食休憩 13:20~14:00

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ジュング (Jungu) 1960m のロープウエイ乗り場に到着 15:00
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先着の大人数グループが並んでおり、日曜日の休日とも重なり2時間以上待たされた。
ここのロープウエイは上り、下りの2台で1台に4人しか乗れず、7分間隔の運転で、ドアの開閉は手動式。
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全員がセント・ニコラス(St-Niklas) 1127mまで下ってこれたのは17:20
電車でツェルマットまで行く予定だったが、予定時間を大幅にオーバーしてたので、タクシーを呼ぶことになった。
ツェルマット (Zermatt) 1620mのタクシー・ターミナル 18:00 着

ガソリン車なのでツェルマットの街まで入れず、手前で降りてホテルまで15分ほど歩く 
ホテル・エクセシオール Hotel Excelsior 18:15 着
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ホテルでの夕食
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オートルート(Haute Route)トレッキング 6日目 [登山]

7月15日(土)晴れ

本日の行程
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グリメンツ のホテルを徒歩で近くの公共バスの停留所まで。7時40分発
乗り換えターミナルのVissoieで8:10発のSaint -Luc行きに乗り換え
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セント・リュック Saint-Luc (1665m)のバス停から少し歩きケーブルの駅まで
Saint-Luc教会
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ケーブルに乗りティグノーサ Tignousa (2180m)に9:05 着
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9:15からトレッキング開始
真ん中がマッターホルン、右がダンブランシェ(4357m)
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ヴァイスホルン(4506m)
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丘の上に見えるホテル・ヴァイスホルンHotel Veisshorn
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ドーム 4545m
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左 バールホルン 3610m  右 ブルネグホルン 3833m
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途中2回の休憩をはさんでマイト峠 Meid pass (2790m)に12:25着
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峠を下り、マイト湖MeidSee(2661m)でピクニック・ランチ 12:50~13:45
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オーバースッタフェルOber Stafel(2334m)で小休止 15:35
ガイドさんの話によると、インディアン・テントには8人泊まれて、寝袋使用だそうです
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グルーベン Gruben (1825m)のホテル・シュヴァルツホルンHotel Schwarzhorn 16:35着
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夕食
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オートルート・トレッキング・観光(2) グリメンツ [その他]

7/14(金)

グリメンツ (Grimentz) はヴァレー州アニヴィエ谷を奥に入っていったところにある秘境ともいえるヨーロッパで最も美しい村と呼ばれることもある村で、標高1572mにあります。なだらかな丘に黒い木造の家や倉庫が並び、そのそれぞれが色鮮やかな赤色のゼラニウムで彩られています。人口500人ほどの小さな村です。

ホテルから歩いて数分のところから、長い時間強い太陽を浴びて黒く変色した木造の家や倉庫が並んでいます。
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倉庫はネズミ返しのある高床式で穀物などを食物庫と衣料などを保管した倉庫との2種類あります。
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水車を利用した小麦の製粉
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Saint-Théodule教会
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メインの通りには売店が出ていました
手作りの菓子やパン
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宝石の原石など
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地元のワインや野生の木の実のジュース
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毛皮やシカの角
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オートルート(Haute Route)トレッキング 5日目 [登山]

7月14日(金)晴れ

本日の行程地図
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ヴェイゾナのホテルを車で出発 7:45

途中にカッパドキアのように柔らかい部分が風雨に打たれて侵食がすすみ、硬い部分が上に乗った形で残された場所があって見学のため小休止。
ユーゼイニュのピラミッド Piramides d`Euseigne
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レ・オーデル Le Hauderes の街を通過し、車で入れるぎりぎりのマヤンデ・クーテMayans du Cotter(1971m)に到着 9:00

ダン・デラン 4171m
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モワリー氷河の後ろがダン・ブランシュ 4358m
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途中2回の休憩をはさみ,ほぼ3時間で十字架の立つトラン峠Col de Torrent(2916m)に到着 12:05
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峠を下り、小さな湖Lac des Autannes(2688m)で昼食 12:30~13:30
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少し下るとモワリー氷河 とモワリー湖が見えてくる。湖の色はエメラルド色で氷河が削った岩石の成分を含んでいる。
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モワリー湖西岸からモワリーダムの突堤に下り、東端まで十分ほど歩く(2250m)14:55
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モワリー氷河で溶けた水などが貯水された湖の水は地下に埋設された送水管を通り、遠くまで運ばれ、他のダムから集められた水と合わさり、ツィナール谷(Val de Zinal)にあるモテック発電所の動力となっている。
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ダムの東端には売店があり、そこからタクシーを呼んでホテルまで
グリメンツ Grimentz (1572m)のホテル・アルピナHotel Alpina Grimentzに到着 15:22
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休憩後、ガイドさんの案内でグリメンツの村を散策した

夕食はホテルの食堂で
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オートルート(Haute Route)トレッキング 4日目 [登山]

7月13日(木)晴れ→霧(Mon Fort)→晴れ

午前中のルート地図
太い黒線がテレキャビンやロープウエイを利用した区間、太い赤線が歩行区間
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ル・シャーブル Le Chable (850m)のホテルを7:45に出発
徒歩10分ほどでテレキャビン駅着
ヴェルビエVerbier方面への6人乗りに乗車 8:00~8:12
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ヴェルビエ (1500m)で8:12発の6人乗りテレキャビンに乗り換え、ルイネット(Ruinettes)に8:20着。
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ルイネットでテレキャビンを降り、ラ・ショー La Chaux (2237m)までハイキング。
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途中で酪農家の経営するチーズ工房を見学 9:15~9:45
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いろいろなチーズを試食させてもらった。
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又、そこには冬に雪ぞりを引っ張るための多くのハスキー犬を飼育していた。
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ラ・ショーからはCol des Gentianes(2950m)行きのロープウエイに乗る。
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Col des Gentianesからはモン・フォール Mon Fort 行きの大型ロープウエイに乗り換え、10:00に頂上駅到着。
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そこから階段を50段ほど上ると十字架のあるMon Fortの頂上に着く(3329m)。
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頂上付近はあいにくガスで視界が聞かず、360度の絶景を見渡せるはずだったが、残念だった。
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モン・フォールから大型ロープウエイでCol des Gentianes まで下り、テレキャビンに乗り換えTortin (2045m)まで下る。そこからはシヴィエ Siviez (1734m)経由でプランシュエ(Planchouet)まで歩く。
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プランシュエにあるレストランの庭先を借りて昼食。
先回りして準備していた、メラニーさんの手作り野菜スープスープ(ほうれん草の原種、ニンジン、パプリカ、牛乳、香辛料など)黒色のバッケット、チーズなどをおいしくいただいた。

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午後のルート地図
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グラン・ビス・ド・ヴェックス Grand Bisse de Vex

プリンツェ渓谷(de la Printze )の反対側に、プリンツェ川からヴェックス(Vex)に農業用の水を運ぶために、1453 年にこの地域の農民によって掘られたグラン・ビス・ド・ヴェックスという灌漑用水路があり、その水の流れと同じ方向に続く、約12㎞のハイキング道がある。
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ナンダス村のプランシュエ(Planchouet)から森の下端に沿って進み、その後数キロにわたって森の中を通る。
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堀には、水を運ぶために必要ないくつかの木造建造物があり、過去に行われた膨大な作業を示している。
森を抜けると、ブーソン、クレブ、ヴェレの間にあるビオトープが保護された乾燥した牧草地に出る。
ハイキング道は最終的にヴェイゾナの上部を通過し、テレキャビンの出発駅まで達する。

ヴェイソナ Veysonnaz (1233m)のホテルHotel Chalet Royalに15:50着
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夕食はホテル近くのテレキャビンビン乗り場近くにあるレストランで。
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オートルート(Haute Route)トレッキング 3日目 [登山]

7月12日(水)雷雨→霧雨→晴れ
朝4時ごろから雷雨があり、雷の音で朝早く目が覚めた。ホテルを出発する頃には霧がかかっていたが、歩き出すと日差しもさしてきた。10時ごろに2回目の嵐が来る、という天気予報でしたが、予報は良い方に外れました。
今日の予定は標高の高い峠越えはなく、多少のアップ・ダウンがありますが、尾根筋に沿って14kmほど歩きます。
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フォルクラ峠を8:30に出発
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樹林帯の緩やかな登りが続き、眼下の山村には霧がかかっている
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途中の牛飼い小屋近くでトイレ休憩 9:50~10:15
ガイドのメラニーさんがこの小屋で作っている昼食用の自家製チーズを買ってくれました
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ボヴィーヌ小屋(Alp Bovine) 1987mに到着 トイレ休憩 11:00~11:15
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昼食休憩 12:05~12:55
昼食には、朝出発前に各自が持参したタッパーに詰めた、メラニーさんお手製のライスとトマト、キュウリ、ドレッシングの入った、日本でいう冷や汁みたいなものとチーズ、リンゴ、アプリコットなどを食べました。

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シャンペ(Champex)滞在 1466m 15:15~15:40

シャンペ湖
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マーモットの像
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シャンペ湖畔にはボートなどの遊戯施設もあります
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シャンペ湖からル・シャーブルまでタクシーを利用しました

ル・シャーブル(Le Chable) 850mのHotel A Larze到着 16:05
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玄関先には鉢植えのエーデルワイスが飾ってあります
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オートルート(Haute Route)トレッキング 2日目 [登山]

7月11日(火)晴れ
いよいよトレッキングのスタートです。
本日のルート図です(赤の太線が歩行経路、黒の太線が鉄道やバス、ケーブルなどを利用した区間)
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ホテルを8:05に徒歩でシャモニー・モンブラン駅まで5分で到着。
今日から男のサブガイドのジョナスさんも加わり、添乗員を入れて総計15名のグループになりました。
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8:30発の電車に乗り、25分でヴァロルシンヌ(Vallorcine)1264mに到着。
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9:20に駅前からテレキャビンに乗り継ぐ
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5分ほどでポゼット峠手前の終点に到着
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準備体操をして、いよいよトレッキングに出発

ポゼット峠(Col de Posettes)1997mに10:10着
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モンブラン 4810m
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左 エギュー・ドゥ・ヴェルト 4121m 右 ドリュー
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エギュー・ドゥ・シャルドネ 3824m
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バルム峠(Col de Balme)2190mに11:00着
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バルム峠はフランスとスイスの国境です
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バルム小屋にて休憩 11:20~11:45
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途中の景色の良いところでランチタイム(バッケットのベーコンサンド、リンゴ、アプリコット他)12:40~13:10

レ・グラン・ディソス(Le Grands Dissus)小屋で休憩 13:25~13:40

グラン・ディソス氷河
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トゥリアン氷河
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川沿いにあるGlacier du Trientトゥリアン氷河小屋着 休憩15:20~15:30
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ここから、山腹沿いに,今は使われていない灌漑用水Bisse Trient- Combeに沿った道を4Km
ほど歩く。

トゥリアン村
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フォルクラ峠(Col de Forclaz)1526mにあるHotel Col de La Forclazに到着 16:20
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オートルート・トレッキング・観光(1) シャモニー [その他]

ジュネーブ空港からは、迎えの車2台に分乗し、シャモニーのホテルに到着。休憩後、明日からのトレッキング・ガイドをしていただく、メラニーさんの案内で街の散策をしました。

宿泊したホテルのすぐそばにあるサン・ミッシェル教会
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教会の裏にある旧山岳ガイド組合(山の家)
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モンブランに初登頂したパルマとそれを指揮したソシュールの銅像
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シャモニーの医師ミッシェル・パカーの像
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市庁舎
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山岳博物館(1階)
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前日までこの会場でクライミングW杯リード第3戦が開催されてました
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歴代の登山に貢献した人々の絵が壁に描いてある
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シャモニー・モンブラン駅
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ホテルに一旦帰って休憩後、近くのフランス料理レストランに夕食を食べに行きました
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オートルート(Haute Route)トレッキング 1日目 [登山]

オートルート(Haute Route)はフランス語で「高き道」という意味のフランスのシャモニーからスイスのツェルマットまでのヨーロッパ・アルプスを縦走する山岳ロングトレイルです。公式コースは決まっておらず、全コースを歩くと、超える峠の数は10か所以上、総距離は約200kmで2週間以上かかります。
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いろいろのバリエーションコースもあり、トレッキングやスキーツアー、最近ではマウンテンバイクでの縦走が人気です。トレイルは非常に良く整備されており、途中には山小屋、キャンプ場、ホテルがあります。
トレイルにはスキー客やトレッカー向けのケーブルカー、ロープウェイ、テレキャビン、リフト等が張り巡らされており、それらを利用し、時間短縮も可能です。

7月10日
羽田空港発 エミレーツ航空ドバイ行き  00:05 EK313 B777-300ER

羽田エミレーツ航空チェックインカウンター
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出発入り口
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搭乗機
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座席モニター画面
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飛行機前方カメラモニター
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羽田→ドバイ間 一回目の食事
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羽田→ドバイ間 二回目の食事
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ドバイ空港免税店
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ドバイ発 エミレーツ航空 ジュネーブ行き 08:30(現地時間)  EK089 B777-300ER
ドバイ→ジュネーブ間の食事
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ジュネーブ空港着 13:10(現地時間)
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シャモニー ホテル着 14:50(現地時間)
Hotel & Spa Le Faucigny
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SACDサラウンド・レビュー(987) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Rachmaninoff
Symphony No.2
CHSA5309
John Wilson/Sinfonia of London
録音 2022年1月
Chandos


ラフマニノフ:
・幻想的小品集 Op.3 第2曲 前奏曲 嬰ハ短調「鐘」(L. ストコフスキーによる管弦楽編)
・交響曲第2番 ホ短調 Op.27

ジョン・ウィルソン(John Wilson,1972年~)はイギリスの指揮者、編曲家、音楽学者。1994年にジョンウィルソン・オーケストラ(John Wilson Orchestra)を創設。2007年にジョンウィルソン・オーケストラと共にBBCプロムスに出演。2016年よりBBCスコティッシュ・シンフォニーオーケストラ(BBC Scottish Symphony Orchestra)のアソシエイトゲストコンダクター。軽音楽や映画音楽も手掛ける。
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シンフォニア・オブ・ロンドン(Sinfonia of London)は映画音楽やレコーディング・セッションのための専門的なオーケストラとして1955年に設立された。2018年にジョン・ウィルソンが再結成し、その妙技を復活第1弾のアルバム「コルンゴルトの交響曲嬰へ調」で見せた。
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ダイナミックレンジの大きな録音で、金管のきらびやかな響きと低域弦の重厚な響きが印象に残った。音場は左右、奥行方向にも広く、楽器間の音のバランスも良い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はセント・オーガスティン教会、キルバーン、ロンドン
サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(986) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Maurice Ravel
À Moune
CC72916
Pierre Goy(Piano)
Lina Tur Bonet(Baroque Violin)
Marco Testori(Baroque Cello)
録音 2022年3月
Challenge Records

ラヴェル:ヴァイオリンのための作品集
ムーネへのオマージュ
・フォーレの名による子守歌
・ヴァイオリン・ソナタ ト長調
・ヴァイオリンとピアノ・リュテアルのための演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』
・ヴァイオリンとチェロのためのソナタ


リナ・トゥール・ボネ (Lina Tur Bonet) はスペイン、イヴィサト生まれの女性バロック・バイオリン奏者。父の手ほどきで3歳から音楽を始め、フライブルク音楽大学、ウィーン音楽大学で学ぶ。バロックから現代にいたるまで幅広いレパートリーを持つ。多くの著名な演奏家と共演しており、めざましい活躍を見せている。新しい表現の形を求めてアンサンブル「ムジカ・アルケミカ」を設立。
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マルコ・テストーリ (Marco Testori)はイタリアのバロック・チェロ奏者。 幼い頃からピアノ、オルガンを学び始め、その後チェロを学ぶ。1991 年にミラノの G. ヴェルディ音楽院でオルガンとオルガン作曲を専攻し、1993 年にチェロ科を卒業。J. ゴリツキー、M. フラックスマン、E. ブロンツィなどのいくつかのコースを受講した後、古楽の研究を深めた。
1994 年から 2004 年まで、アンサンブルIl Giardino Armonico の首席チェロ奏者を務め、主要な国際フェスティバルに参加。2013年10月からザルツブルク・モーツァルテウム大学でバロック・チェロの教授を務めている。
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ピエール・ゴア(Pierre Goy,1961年~)はスイス、ローザンヌ出身のピアニスト。ローザンヌ音楽院でファウスト・ザドラ(Fausto Zadra)に師事。スイス・ローザンヌ高等音楽院教授、スイス・ジュネーヴ高等音楽院教授を務める。
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ソロのヴァイオリンはセンター前寄りに定位しており、高域の音伸びは良く、クリアな響きを伴っている。トラック5では1910年製フォルテ・ピアノ、プレイエルを使用。トラック6~9のVnとVcのソナタでは両楽器とも前に出た位置に、Vnはやや左、Vcはやや右に定位している。録音場所はベルギー、ブリュッセル、楽器博物館 (MIM)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(985) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Romeo & Juliet
Tchaikovsky on the Piano
BIS-2198
Yevgeny Sudbin (piano)
Bella Sudbin (piano)
録音    2020年2月(Op.37a,Op.10,Op.19,Romeo and Juliet)
     2021年6月(Ruslan and Lyudmila,Op.59,Op.71,Op72)
     2022年7月(Op.66a)
BIS

チャイコフスキー ピアノ作品とトランスクリプション集

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」 序曲(Y. スドビンによるピアノ編)
チャイコフスキー:
・バレエ音楽「くるみ割り人形」 Op.71 第2幕 花のワルツ(Y. スドビンによる4手ピアノ編)
・ドゥムカ ロシアの農村風景 Op.59
・四季 Op.37a (抜粋)
・2つの小品 Op.10
・6つの小品 Op.19 第4曲 夜想曲
・18の小品 Op.72(抜粋)
・バレエ音楽「くるみ割り人形」組曲 Op.66a 第5曲 ワルツ(S. ラフマニノフ、Y. スドビンによる4手ピアノ編)
・幻想序曲「ロメオとジュリエット」(1880年第3稿)(Y. スドビンによるピアノ編)

エフゲニー・スドビン(Yevgeny Sudbin, 1980年~)ロシアのサンクトペテルブルク生まれ。幼少の頃から優れた音楽的才能を発揮し、1987年にはサンクトペテルブルク音楽院へ入学。90年にベルリンで研鑽を積んだ後、97年よりロンドンに居を構え、王立音楽院でクリストファー・エルトンに師事。その間にイタリア、コモ湖国際ピアノアカデミー参加、マレイ・ペライヤ、クロード・フランク、レオン・フライシャー、スティーヴン・ハフ、アレキサンダー・ザッツにも師事する。 06年にヨーロッパ、北欧ツアーのほか、大絶賛されたカナダとアメリカツアーを実現、フリック・コレクション・シリーズでニューヨーク・デビューを果す。2007年アメリカのアスペン音楽祭、フランスのラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ニューヨークのメトロポリタン博物館ピアノ・フォルテ・シリーズでデビューをする。2010年10月、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホールデビューを果たす。2011年1 月、初来日し埼玉と東京のリ サイタルは絶賛を博す。最近では2019年5月に来日し、日フィルとメトネル、ピアノ協奏曲第2番を共演した。

トラック2の「くるみ割り人形」花のワルツとトラック12の「眠りの森の美女」ワルツは13歳の愛娘のベッラ・スドビン(高音部)と連弾をしている。



音像は前寄り、センターに定位しているが、横方向への広がり感もある。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングして、アンビエンスな音を捉えている。使用ピアノはスタインウェイD

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(984) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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C.P.E. Bach
Sonatas For Keyboard & Violin
CCSSA41523
Rachel Podger (violin)
Kristian Bezuidenhout (Cembalo)
録音 2022年5月
Cannel Classics

C.P.E. バッハ:
・ヴァイオリン・ソナタ ト短調 BWV1020 (伝 C.P.E. バッハのH.542.5)
・ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Wq.78, H.514
・アリオーソ イ長調 Wq.79, H.535
・ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 Wq.76, H.512
・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ ニ長調 Wq.71, H.502

レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger,1968年~)はイギリス生まれのヴァイオリニスト。ドイツのルドルフ・シュタイナー・スクールで教育を受け、帰国後ギルドホール音楽演劇学校でミカエラ・コンバーティとデイヴィッド・タケノに師事した。在学中からバロック奏法に興味を惹かれ、バロック音楽を専門とするフロレジウムとパラディアン・アンサンブルという楽団の創設に関与する。その後も、このアンサンブルとコンサート・ツアーやレコーディングに参加し、国際的にも高く評価されている。1997年、トレヴァー・ピノックに招かれ、イングリッシュ・コンサートのコンサートミストレス兼協奏曲ソリストに就任、ますます多忙な日々となった。2015年に英国王立音楽院(RAM)のバッハ賞を受賞。最近では2018年6月~7月開催の調布国際音楽祭2018に来日し、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番などを演奏した。
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クリスティアン・ベズイデンホウト(Kristian Bezuidenhout,1979年~ )は、南アフリカ生まれのオーストラリアのピアニスト。南アフリカのキングウィリアムズタウンで幼少期を過ごした後、1988年に家族でオーストラリアに移住した。オーストラリアで音楽の勉強を始め、その後アメリカのイーストマン音楽学校(Eastman School of Music)で学んだ。レベッカ・ペニーズにピアノ演奏の手解きを受けた彼は、チェンバロをアーサー・ハース(Arthur Haas)に、そしてフォルテピアノをマルコム・ビルソン(Malcolm Bilson)に師事して初期の鍵盤楽器を探究した。21歳でブルージュの国際古楽コンクールで第1位及び聴衆賞を獲得したことで、国際的に認識された。フライブルク・バロック管弦楽団やコンチェルト・ケルン、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント及びレザール・フロリサン等の客演ピアニストとして共演している。現在は、ロンドン在住。
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ポッジャーの奏でるVnはクリアーな響きをしており、センター前寄りに定位している。チェンバロはセンター奥寄りに定位しているが、横方向への広がり感がある。レベルは大きめで、あたかも目の前で演奏しているように感じる。セント・ジョンズ教会、アッパー・ノーウッド、ロンドン

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(983) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Schubert
Symphonies Nos.1 and 4
CHSA5265
Edward Gardner/City of Birmingham Symphony Orchestra
録音 2022年7月
CHANDOS

シューベルト:
交響曲第1番 ニ長調 D.82
交響曲第4番 ハ短調 D.417《悲劇的》
歌劇《フィエラブラス》序曲 Op.76 D.796

エドワード・ガードナー(Edward Gardner,1974年11月~)はイギリスの指揮者。幼少のころは、グロスター大聖堂の聖歌隊員であったとともにピアノ、オルガン、クラリネットをも習得。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで合唱指揮の学位を取得。2005年にBBC交響楽団とオールドバラ音楽祭で華やかなデビューを飾って以来、オーケストラから継続的に招待をされており、2008年にはBBCプロ ムスでのデビュー及びバービカン・センターにてサーリ・アホの「アドリアーナ・マーテル」の英国初演を行った。2007年以来イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)の音楽監督を務める。
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バーミンガム市交響楽団( City of Birmingham Symphony Orchestra, 略称:CBSO)は、イギリスのバーミンガムを拠点とするオーケストラ。1920年にバーミンガム市管弦楽団(City of Birmingham Orchestra)として発足。1948年に現在の楽団名に改称された。1980年~1998年にサイモン・ラトルが首席指揮者・音楽監督を務めた。ラトルの後は、フィンランドの指揮者サカリ・オラモが、2008年よりアンドリス・ネルソンスが音楽監督を務め、2023年4月より、山田和樹が首席指揮者に就任した。2023年6月より山田和樹就任記念の来日ツアー公演を行う予定。
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ステレオマイクをメインとした録音で、スポットマイクは多用されていないと思われる。音像は左右、奥行方向にも広く、コンサートホールの中程で聴く音に近い。高域弦の音の伸びはあまり無いが、各楽器間の音のバランスは良い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はバーミンガム、タウンホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(982) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Respighi
The Birds & Ancient Dances and Airs
BIS-2540
John Neschling/Orchestre Philharmonique de Liège
録音 2021年7月
BIS

レスピーギ:
・組曲「鳥」 P.154
・リュートのための古風な舞曲とアリア 第1組曲 P.109
・リュートのための古風な舞曲とアリア 第2組曲 P.138
・リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲 P.172

ジョン・ネシュリング(John Neschling,1947年~)はサンパウロ生まれのブラジルの指揮者。シェーンベルクやボダンツキーの血を引くという人物であり、スワロフスキー、バーンスタインの薫陶を受けたというキャリアの持ち主。1997年以来、サンパウロ交響楽団の音楽監督を務めていたが、2009年に楽団事務局のトップと争い同ポストを解任させられた。2013年1月よりサンパウロ市立劇場(Municipal Theatre of São Paulo)の芸術監督に就いた。
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リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団(Orchestre Philharmonique Royal de Liège)はベルキー、リエージュ王立音楽院付属の国立の管弦楽団。1960年設立でリエージュを本拠地とする。2011年9月より2019年まではクリスチャン・アルミンク(Christian Arming)が、2019年からはゲルゲイ・マダラス(Gergely Madaras)が音楽監督に就いている。
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ジョン・ネシュリング&リエージュ・フィルによるレスピーギの管弦楽作品集の第5弾に続く第6弾。

音像は左右、奥行方向にも広がっており、コンサート・ホールの中程で聴く音に近い。高域弦の音の伸びは良く、各楽器間のバランスも良い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はベルギー、リエージュ、Salle Philharmoique

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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皇居東御苑 [その他]

5日のLFJ2023公演2日目の2つ公演の間に時間があったので、皇居東御苑に行って来ました。
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東御苑には三十数年前に宮内庁楽部の雅楽演奏会の招待券をいただいて聴きに行ったことがあり、今回で2回目の訪問でした。
大手門から入り園内を時計回りにほぼ一周して平川門から出ました。

大手門
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百人番所
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中の門跡
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富士見櫓
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大楠
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天守台
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桃華楽堂
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北桔橋門
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書陵部
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二の丸庭園
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平川門
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ラ・フォル・ジュルネ TOKYO2023(2) [クラシック音楽鑑賞]

一昨日に続き昨日、ラ・フォル・ジュルネ2023の3日目公演に行ってきました。
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一昨日見落としていたガラス棟に掲げられている横断幕は、これまでより小ぶりでした
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公演番号:314
・ベートーヴェン:シェーナとアリア「ああ、不実なる人よ」 op.65
 天羽明惠 (S)
 リオ・クオクマン (指揮)
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」
 アブデル・ラーマン・エル=バシャ (Pf)
 リオ・クオクマン (指揮)
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団

公演番号:336
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 op.12-1
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 op.24「春」
 オリヴィエ・シャルリエ (Vn)
 アンヌ・ケフェレック (Pf)

ガラス棟ロビーギャラリー 
ぴあクラシック+OTTAVAブースで自身のファッション・ブランドを披露した上野樹里さん
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公演の前に第一生命保険本社ビルで開催されていた「モーツァルト・音の旅」展とモーツァルトが使用したヴァイオリンを使かった演奏会に行って来ました。
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「ナンネルの音楽手帳」自筆楽譜
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オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」のブッファ
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演奏会で使われたフォルテ・ピアノ
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ラ・フォル・ジュルネ TOKYO2023(1) [クラシック音楽鑑賞]

コロナ禍のため4年ぶりに有楽町の東京国際フォーラムで開催されているクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2023」の2日目公演に行ってきました。今年のテーマはベートーヴェンです。
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今回は海外からのソリストは参加していますが、海外の交響楽団が参加していなく、公演数もいつもより少ないようです。また、地下で行っていた無料コンサートや楽器メーカーのブースもありませんでした。

ガラス棟にいつもはあったベートーヴェンの横断幕はありません
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公演番号:223
・ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 op.97 「大公」
萩原麻未 (Pf)
神尾真由子 (Vn)
横坂源 (Vc)


公演番号:214
・ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番 ト長調 op.40
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
毛利文香 (Vn)
アンヌ・ケフェレック (Pf)
齋藤友香理 (指揮)
東京交響楽団

丸ビル1Fで行われていたエリアコンサート
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地上広場 キオスクコンサート
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地上広場 キッチンカー
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新緑の御岳山・日の出山へ [登山]

何年もの間、家人の介護やコロナ禍で中止していた登山を再開することにし、7月にヨーロッパ・アルプスのシャモニーからツェルマットまで縦走するオートルート(Haute Route)のトレッキングのツアーを申し込みました。

山を続けたいために、隔日のジョギングは続けていましたが、今年で喜寿を迎える歳になってしまい、体力の衰えを感じる今日この頃です。

昨日、訓練と現在の体力を診るために十数年ぶりに近くの山へ行ってきました。
御嶽駅前からケーブル下(滝本,標高407.4m)まではバスでした。
連休前の平日でしたが、天気にも恵まれ、バスは立っている人も出るくらい混雑していました。
私以外の人は全員がケーブルカーに乗ったようです。

ケーブルカー滝本駅
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登り口御嶽神社鳥居
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今まで5回以上通った、山頂付近の宿坊に荷を揚げる道を兼ねている舗装道を御嶽神社(929m)まで、標高差約520mを1時間ちょうどで登ことができました。
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神社の裏側にある山頂標識
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神社で参拝した後、少し下って、金毘羅尾根を経由して五日市方面に抜ける道を左に入り、展望の良い日の出山(902m)まで行き、持参した昼食を食べました。
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大岳山を望む
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頂上からは、少しカスミがかっていましたが、都心の方面までみわたせました。
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復路は三室山、吉野梅郷経由で日向和田駅までの総歩行距離約13.7kmでした。
普段から走っているおかげで、翌日になっても筋肉痛はありませんでした。
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SACDサラウンド・レビュー(981) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Hollywood Soundstage
CHSA5294
Sinfonia of London, John Wilson
録音 2021年9月
CHANDOS

コルンゴルト:《女王エリザベス》 序曲
デイヴィッド・ラクシン:《ローラ殺人事件》 テーマ
ハーバート・ストサート&ハロルド・アーレン:《オズの魔法使い》 組曲
フレデリック・ロウ:《マイ・フェア・レディ》 より 「トランシルヴァニアのマーチ」&「大使館のワルツ」
マックス・スタイナー:《情熱の航路》 組曲
ジョニー・マンデル:《いそしぎ》 メイン・タイトル
フランツ・ワックスマン:《レベッカ》 組曲(世界初録音)
アルフレッド・ニューマン:《百万長者と結婚する方法》 ストリート・シーン

ジョン・ウィルソン(John Wilson,1972年~)はイギリスの指揮者、編曲家、音楽学者。1994年にジョンウィルソン・オーケストラ(John Wilson Orchestra)を創設。2007年にジョンウィルソン・オーケストラと共にBBCプロムスに出演。2016年よりBBCスコティッシュ・シンフォニーオーケストラ(BBC Scottish Symphony Orchestra)のアソシエイトゲストコンダクター。軽音楽や映画音楽も手掛ける。
John Wilson_10.jpg



シンフォニア・オブ・ロンドン(Sinfonia of London)は映画音楽やレコーディング・セッションのための専門的なオーケストラとして1955年に設立された。2018年にジョン・ウィルソンが再結成し、その妙技を復活第1弾のアルバム「コルンゴルトの交響曲嬰へ調」で見せた。
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ハリウッド・サウンドステージというタイトルどうりの映画音楽集。
ダイナミックレンジの大きな録音で、残響が多い教会での録音だが、その影響はあまり受けていない。メイン・マイクの他にスポットマイクを多用したと思われ、音響空間は左右、奥行方向にも広がっている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はロンドン、キルバーン、セント・オーガスティン教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(980) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Khachaturian
The Concertante Works for Piano
BIS-2586
Iyad Sughayer (piano)
Andrew Litton/BBC National Orchestra of Wales
録音 2021年10月
BIS

ハチャトゥリアン:
・ピアノ協奏曲変ニ長調
・仮面舞踏会(A. ドルハニャンによるピアノ編)
・ピアノと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディ

イヤード・スギャエル(Iyad Sughayer,1993年10月~)ヨルダン系パレスチナ人のピアニスト。ヨルダンの首都アンマン生まれ。チェタム音楽学校(Chetham’s School of Music)、ロイヤル ノーザン カレッジ オブ ミュージック(Royal Northern College of Music)、トリニティ ラバン コンセルバトワール オブ ミュージック アンド ダンス(Trinity Laban Conservatoire of Music and Dance)で学んだ。 2019 年に RNCM でインターナショナル アーティスト ディプロマを取得し、同年にシティ ミュージック ファンデーション アーティストになる。 2021年、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージックのアソシエイトに就任。ソリストとしては、BBCフィルハーモニー管弦楽団、マンチェスター・カメラータ、欧州連合室内管弦楽団、カイロおよびアンマン交響楽団を含む主要なオーケストラと共演。
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アンドルー・リットン(Andrew Litton, 1959年~ )はアメリカ合衆国の指揮者。1992年よりダラス交響楽団の音楽監督に就任(2006年に任期満了)。シモーネ・ヤングの後を継いで2003年~2008年の間、ノルウェーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者に就任。2003 年~2017 年まで、ミネソタ管弦楽団のソマーフェスト コンサートの芸術監督を務め、2017年~2018年のシーズンからはコロラド交響楽団の芸術顧問および首席客演指揮者
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BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(BBC National Orchestra of Wales)は、イギリス・ウェールズの首都カーディフを本拠地とする、英国放送協会(BBC)傘下のオーケストラの一つである。1928年にカーディフ・ステーション管弦楽団(Cardiff Station Orchestra)として設立された。当時は2管編成にも満たない規模だった。1936年にBBCウェールズ管弦楽団(BBC Welsh Orchestra)に改組された。1974年にBBCウェールズ交響楽団に改名、1993年に現在の名称になった。1987年に尾高忠明が首席指揮者に就任後、編成を拡大した。またBBCプロムスに参加、シャンドス、ニンバス、BISレーベルにレコーディングを行う。1996年以降、マーク・ウィッグルスワース、リチャード・ヒコックス、ティエリー・フィッシャー、 トーマス・センデゴーが首席指揮者となり、尾高は桂冠指揮者を務めている。
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ピアノはセンター前寄りに定位しており、音場は左右、奥行方向にも広がっている。高域弦の響きは濁りがちに聴こえた。サラウンドスピーカーからの音には直接音も交じっている。録音場所はBBC Hoddinott Hall,Cadiff,Wales

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch
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SACDサラウンド・レビュー(979) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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L'Arte Del Virtuoso Vol.1
MDG9262277
Caterva Musica
録音   2022年6月
     2022年9月
MDG

ヴィルトゥオーゾの芸術 Vol.1 ソロ・コンチェルト集

ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲(RV441)ハ短調
ニコラ・フィオレンツァ :チェロ協奏曲 ヘ長調
ヨハン・ゴットリープ・グラウン:ヴィオラ協奏曲(Cv:VIII:116) 変ホ長調
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:ホルン協奏曲(QV 5)嬰ニ長調
ヨハン・メルヒオール・モルター:ティンパニとオーケストラのための交響曲

カテルヴァ・ムジカ(Caterva Musica)はドイツのルール地方の西部に位置するヴェストファーレンで活動する古楽アンサンブル。ルール地方の交響楽団にてフルタイムで演奏しているプロのミュージシャン、またはフリーランスのミュージシャンやソリストとして活動しているプロのミュージシャンで構成される。17 世紀から 18 世紀の音楽を中心に演奏している。
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ヴィヴァルディのリコーダー協奏曲では、リコーダーはセンターの前に、チェンバロは右寄り、高域弦は左、低域弦は右に定位しており、左右方向の音像は広い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はドイツ、Konzerthaus Der Abtei Marienmünster(マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          6ch(2+2+2方式)

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SACDサラウンド・レビュー(978) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Vaughan Williams,Howells,Delius & Elgar
Music for Strings
CHSA5291
John Wilson/Sinfonia of London
録音   2021年8月
     2022年1月
CHANDOS

弦楽のための作品集
ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲
ハウエルズ:弦楽オーケストラのための協奏曲
ディーリアス:去り行くつばめ
エルガー:序奏とアレグロ Op.47

ジョン・ウィルソン(John Wilson,1972年~)はイギリスの指揮者、編曲家、音楽学者。1994年にジョンウィルソン・オーケストラ(John Wilson Orchestra)を創設。2007年にジョンウィルソン・オーケストラと共にBBCプロムスに出演。2016年よりBBCスコティッシュ・シンフォニーオーケストラ(BBC Scottish Symphony Orchestra)のアソシエイトゲストコンダクター。軽音楽や映画音楽も手掛ける。
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シンフォニア・オブ・ロンドン(Sinfonia of London)は映画音楽やレコーディング・セッションのための専門的なオーケストラとして1955年に設立された。2018年にジョン・ウィルソンが再結成し、その妙技を復活第1弾のアルバム「コルンゴルトの交響曲嬰へ調」で見せた。
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ヴォーン・ウィリアムズでは低域弦のピチカットの重厚な響きとソロのヴァイオリンのクリアな響きが印象に残った。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はロンドン、キルバーン、セント・オーガスティン教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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ジョギングコースの桜 [自然写真]

東京は14日に桜の開花宣言、22日に満開の発表がありましたが、その後ずっと天気の良くない日が続いてました。

久しぶりに晴れたので、昨日の昼前からカメラをぶら下げ、日ごろのジョギングコースである小金井公園などで、桜の花を中心に撮ってきました。
ソメイヨシノは木によっては、散りかけていましたが、まだまだ見ごたえがありました。

伏見通り
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玉川上水辺り
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桜通り 境浄水場
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境浄水場
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玉川上水 ヤマザクラ
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ヤマザクラ
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玉川上水 ソメイヨシノ
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小金井公園 ソトオリヒメ
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ソトオリヒメ
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ヤエシダレ
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ウスベニザクラ
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イチヨウ
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コマツナギ
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オオシマザクラ
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オオシマザクラ
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SACDサラウンド・レビュー(977) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Bachs Königin
Holland Baroque
PTC5186971
録音 2021年9月
PENTATONE

J.S.バッハ(ユディト&ティネケ・ステーンブリンク編曲):
トリオ・ソナタ第5番 BWV529
第1楽章:アレグロ
第2楽章:ラルゴ
第3楽章:アレグロ
・コラール「わが魂は主をたたう」 BWV648
・トリオ・ソナタ第2番 BWV526より
第1楽章:ヴィヴァーチェ
第3楽章:アレグロ
・オルガン協奏曲 BWV592より第1楽章:アレグロ
・協奏曲 BWV974より第2楽章:アダージョ
・オルガン協奏曲 BWV592より第3楽章:プレスト
・コラール「汝のうちに喜びあり」 BWV615
・パッサカリア BWV582
・大フーガ BWV542/2
・コラール「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」BWV617

オランダ・バロック(Holland Baroque) は旧名オランダ・バロック協会(Holland Baroque Society)と称していたオランダの古楽アンサンブル。常任の指揮者を置かずプロジェクトごとに古楽界の名手を招いている若手の古楽器奏者たちの精鋭集団。
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教会での録音であるが、残響の影響をほとんど受けていない。特に高域弦の響きには濁りがなく、クリアで伸びの良い音をしている。トリオ・ソナタNo.5の2楽章でのソロのチェンバロはセンターの少し下がった位置に定位している。音像は左右に大きく広がっている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はアムステルダム、デ・ヴァルシェ教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(976) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Saint-Saëns
Violin Works
BIS-2489
Cecilia Zilliacus (violin)
Christian Ihle Hadland (piano)
Stephen Fitzpatrick (harp)
録音  2021年3月(Op.75,Op102)
     2021年8月(Op.124,Op38)
BIS

カミーユ・サン=サーンス:
・ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.75
・ヴァイオリン・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.102
・幻想曲 イ長調 Op.124
・子守歌 変ロ長調 Op.38(S. フィッツパトリックによるヴァイオリンとハープ編)

セシリア・シリアクス(Cecilia Zilliacus, 1972年9月~)はスウェーデンの女性ヴァイオリニスト。ストックホルムのKungsholmens GymnasiumとKungliga Musikhogskolanで学んだ。1997年、スウェーデン王立音楽院のコンクール「ソリスト賞」と、ノルウェーのトロンハイムで開催された「北欧ソリスト・ビエンナーレ」で優勝。北欧諸国およびヨーロッパで活動している。ソリストとしては、スウェーデンのほとんどの交響楽団をはじめ、BBCウェールズ、エストニア国立交響楽団、オランダ放送交響楽団、ザグレブ・フィルなど、北欧やヨーロッパの多くのオーケストラと共演している。
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クリスチャン・イーレ・ハドラン(Christian Ihle Hadland,1983年~)は、ノルウェー南西部の都市、スタヴァンゲル出身のピアニスト。11歳でルーガラン音楽院に入学し、その後イジー・フリンカに教わってから、フリンカの弟子、オスロのアンスネスの下で学んだ。ソリストとしてノルウェー国内はもとより、ロンドン響、バイエルン放送響に客演、室内楽奏者としてトルルス・モルク、ラーシュ・アネシュ・トムテル、クレメンス・ハーゲン、クリスチャン・ポルテラ、ルネー・フレミングらと共演を重ねた。
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スティーヴン・フィッツパトリック(Stephen Fitzpatrick)はイギリス生まれのハープ奏者。4歳でピアノを、7歳でハープを始めた。ロンドンの王立音楽大学で両方の楽器を学び、後にロンドンでマリサ・ロブレス、ハーグでエドワード・ウィッセンバーグ、シカゴでサラ・バレンにハープのみを学びました。2010年より、モーツァルテウム大学でハープの教授に任命され、2018年からロンドンの王立音楽大学で定期コースで教えています。
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ヴァイオリン・ソナタでのヴァイオリンはセンター前寄り、ピアノはセンターの下がった位置に定位している。幻想曲と子守歌ではヴァイオリンとハープともにセンターの少し下がった位置に定位している。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(975) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Rachmaninov
Symphony No.3,Vocalise
CHSA5297
John Wilson/Sinfonia of London
録音 2021年9月 

ラフマニノフ:
・交響詩《死の島》 Op.29
・ヴォカリーズ Op.34-14(作曲者自身による管弦楽版)
・交響曲第3番イ短調 Op.44

ジョン・ウィルソン(John Wilson,1972年~)はイギリスの指揮者、編曲家、音楽学者。1994年にジョンウィルソン・オーケストラ(John Wilson)を創設。2007年にジョンウィルソン・オーケストラと共にBBCプロムスに出演。2016年よりBBCスコティッシュ・シンフォニーオーケストラ(BBC Scottish Symphony Orchestra)のアソシエイトゲストコンダクター。軽音楽や映画音楽も手掛ける
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シンフォニア・オブ・ロンドン(Sinfonia of London)は映画音楽やレコーディング・セッションのための専門的なオーケストラとして1955年に設立された。2018年にジョン・ウィルソンが再結成し、その妙技を復活第1弾のアルバム「コルンゴルトの交響曲嬰へ調」で見せた。
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ダイナミックレンジは広く、音響空間は左右、奥行方向にも広がっている。ヴォカリーズでは高域弦の響きの美しさ、低域弦の重厚な響きが印象に残った。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はロンドン、キルバーン、セント・オーガスティン教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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