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SACDサラウンド・レビュー(134) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Fauré, DurufléRequiem.jpg
Fauré, Duruflé
Requiem
Mattias Wager(organ)
Fredrik Malmberg/Swedish Radio Choir
BIS-SACD-1206
録音2004年4月
BIS

M.デュリュフレ:レクイエム Op. 9 (オルガン伴奏版)
G.フォーレ:レクイエム Op. 48(オルガン伴奏版)

録音場所はストックホルム、ヘドヴィヒ・エレオノーラ教会

フォーレとデュリュフレのレクイエムをカップリングしたCDは数多く出ているが、普通はオーケストラ版、このアルバムは両方ともオルガン版という、珍しい組み合わせ。

マッティアス・ヴァーゲル(Mattias Wager,1976年~)はスウェーデン、ストックホルム出身のオルガニスト。1991年スウェーデンのストレングネスでの即興コンクール、1995年イギリスのセント・オールバンズでのオルガン・コンクールとパリでの即興コンクールで優勝、2002年からストックホルムで教会オルガニストを務めている。
Mattias Wager.jpg

フレデリーク・マルムベリ (Fredrik Malmberg)はスウェーデンの合唱指揮者。
スウェーデン放送合唱団とデンマークの国立声楽アンサンブルの正指揮者を務め、2012 年7月からは有名なエリック ・ エリクソン室内合唱団の首席指揮者。また、ヨーロッパ、中東、日本などに遠征し、スウェーデン放送交響楽団、ヘルシングボリ交響楽団、タリン室内管弦楽団、マリイン スキー劇場管弦楽団と共演し、幅広く活躍している。
Fredrik Malmberg.jpg

スウェーデン放送合唱団(Swedish Radio Choir)は1925年に創設。1952年、合唱の神様と称される大指揮者、エリック・エリクソンが首席指揮者に就任し、現在の形態となった。以来飛躍的発展を遂げ、スウェーデンの音楽界はもとより欧米各地へのツアーやCD録音を通して、世界のトップ・アンサンブルとしての地位を確立した。その後、アンデシ・オルウェル、グスタフ・ショークヴィストという巨匠たちに引き継がれ、1994年よりエストニアの巨匠、トヌ・カリユステが首席指揮者に就任。このスウェーデン放送合唱団にとって初の外国人指導者により、東欧圏のレパートリーの拡充がなされ、グレツキ、シュニトケ等の録音で数多くの賞を受賞。またリゲティ、サンドストレム、ペルト等の現代の大家がこの合唱団のために作品を書いている。2007年9月、新鋭のペーター・ダイクストラが首席客演指揮者を3年間務めた後、首席指揮者に就任。スウェーデン放送合唱団は、これまでに、兄弟関係にあるスウェーデン放送交響楽団をはじめ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団等のオーケストラと共演している。
Swedish Radio Choir_1.jpg

スウェーデン放送合唱団の合唱が教会の豊かな残響の中でとても美しい。フォーレの方は厳かなオルガンの低音の響きとよく調和しており、とても良い。マイクのセッティングが合唱からかなり離れたセッティングで、教会での雰囲気がよりいっそう醸し出されている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

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