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スイス・アルプスの高山植物(4) [自然写真]

キク科 白色系

レウカンテモプシス・アルピナ キク科 レウカンテモプシス属
別名クリサンテマム・アルピヌムとも言う。標高1,600~3,200mの背の低い草原、岩場、小石混じりの斜面等に生える多年草。高さ5~15cm。花は単生で、頭花は2~4cm。茎葉は少なく、細い披針形。
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アステル・ベリディアストルム キク科 シオン属
別名ベリディアストルム・ミケリイとも言う。標高2,800mまでの乾燥した草原、岩場などに生える多年草。全高5~25cmで葉は長めの倒卵形で、根元でロゼットを作る。花は単生で、頭花は2~4cm。頭花は、淡黄色の筒状花と白色の舌状花とからなる。
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キルシウム・スピノシッシムム キク科 アザミ属
標高3,100mまでの湿った牧草地、ガレキ地、小石混じりの斜面に生える多年草。全高20~50cmで毛をまとい、茎の分岐は少ない。葉には硬いトゲがあり、花は大きく羽状に裂けて硬いトゲを付けた白い上葉に囲まれており、2~10個かたまって頭状花状につく。 
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アキレア・ミレフォリウム キク科 ノコギリソウ属
標高2,800mまでの草原、牧草地、ガレキ地に生える多年草。全高15~60cmで茎は直立し上部には毛がある。花は芳香があり、花序の中だけで分岐する。日本のノコギリソウに比べ葉の切れ込みが細い。花の色はピンクか白だが赤もある。
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アキレア・エルバ-ロッタ キク科 ノコギリソウ属
標高2,000~2,800mに生える多年草。全高12~20cm程度で花は雌雄同体で五弁花、多くの頭を持つ散房花序状に配置され、直径約3mmで、丸い小葉が付いている。葉は長楕円披針形で2回羽状深裂し、裂片は線形。茎はほとんど無毛か短い毛があり、花の咲く枝が直立してる。
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アキレア・モスカタ キク科 ノコギリソウ属
標高17,00~3,000mに生える多年草。全高20~30cm程度で頭花の直径は10~15mmで五弁花。
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スイス・アルプスの高山植物(3) [自然写真]

キク科 赤色系

アステル・アルピヌス キク科 シオン属
標高3,200mまでの乾燥して、やせた草原や岩場などに生える多年草。通常花は単生で、茎は軟毛が生えて白っぽく見える。
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スイスアルプスの高山植物_アステル・アルピヌス_2.jpg

アデノスティレス・アリアリアエ キク科 アデノスティレス属
標高2,700mまでの、やや日陰の多い森林、川辺、湿った岩石地に群生する多年草。全高60~150cm。葉は心臓型や腎臓型で大きく不規則な切れ込みがある。
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スイスアルプスの高山植物_アデノスティレス・アリアリアエ_2.jpg

キケルビタ・アルピナ キク科 キケルピタ属
標高2,200mまでの草地、岩場、日当たりの良い森に生える多年草。全高60~130cmで太い茎を持ち、褐色の腺毛を付ける。
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カルドウス・ペルソナタ キク科 ヒレアザミ属
標高2,300mまでの湿った牧草地、森林などに生える多年草。全高50~150cm。普通茎には分岐がありトゲのついた翼を付ける。
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カルドウス・デフロラトゥス キク科 アザミ属
標高3,000mまでの牧草地、岩石地、日当たりの良い森林に生える多年草。全高10~50cm。茎は無毛かわずかに白い毛をまとう。茎の下にはトゲのある翼を持つたくさんの葉をつける。
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アキレア・ミレフォリウム キク科 ノコギリソウ属
標高2,800mまでの草原、牧草地、ガレキ地に生える多年草。全高15~60cmで茎は直立し上部には毛がある。花は芳香があり、花序の中だけで分岐する。日本のノコギリソウに比べ葉の切れ込みが細い。花の色はピンクか白だが赤もある。
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スイス・アルプスの高山植物(2) [自然写真]

キク科 黄色系

クレピス・アウレア キク科 フタマタタンポポ属
細長い柄の先に橙赤色または橙黄色の花を1個だけ付ける。花の色からヒエラキウム・アウランティアクム(コウリンタンポポ)と混同されやすい。標高2,800mまでの牧草地や石交じりの土地に生える多年草。
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セネキオ・ドロニクム キク科 キオン属
外側に橙色の舌状花と内側に多数の黄色の筒状花をもち、標高3,100mまでの岩場、ガレ地、牧草地などに生える多年草。
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ドロニクム・グランディフロルム キク科 ドロニクム属
日本のウサギギクの仲間。頭花は1個だけで黄色の舌状花と筒状花からなる。標高1,800~2,800mの小石の多いガレ場に生える多年草。
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ヒエラキウム・ペレティエリアヌム キク科 ヤナギタンポポ属
亜高山帯の乾燥した牧草地、岩石地に生える多年草。総苞は長さ10~15mmあり、2~3mm幅の総苞片を付ける。
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ヒエラキウム・アウランティアクム キク科 ヤナギタンポポ属
和名コウリンタンポポ。標高1,500m~2,600mのやせた牧草地、ガレ地に生える多年草。
舌状花だけの頭花2~12個で花弁の先端は細かな刻み目を多数つける。
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スイス・アルプスの高山植物(1) [自然写真]

7月にシャモニーからツェルマットまでのオートルートのトレッキングをした際に出会った高山植物を何回かに分けて、順次紹介します。
9日間のトレッキングで出会った高山植物は約110種類でした。

ヨーロッパ・アルプス三大名花と言えば、アルペン・ローゼ、エーデルワイス、リンドウです。

ロドデンドロン・フェルギネウム(アルペン・ローゼ)ツツジ科・ツツジ属
日本ではアルペン・ローゼという名で知られており、ローゼというからにはバラ科と思われるが、実はツツジ科
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レオントポディウム・アルピヌム(エーデルワイス)キク科・ウスユキソウ属
日本ではエーデルワイスという名で知られている。石灰質を含む乾きやすい南側の斜面を好み、スイス・アルプスでは野生で見られる箇所は少なくなっているそうで、庭先などでの低地での栽培が増えているそうです。
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ゲンティアナ・アカウリス(チャボ・リンドウ)リンドウ科・リンドウ属
ゲンティアナと名のつくリンドウ科の深いブルーの花には多くの種類があり、「エンチアン」という愛称ももつ。
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