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スイス・アルプスの高山植物(8) [自然写真]

青系色

ミオソティス・アルペストリス ムラサキ科 ワスレナグサ属
標高1,600~2,900mの湿潤な森林、草原に生える多年草。和名ワスレナグサの仲間。日本に自生するエゾムラサキに似ているが、一般にそれより小形で、群落を作らない。茎は全高20cm以下で密集した伏毛がある。ロゼットを作る根生葉は、次第に細くなり柄となって茎に付く。花は球状に集合し、ライトブルーで直径5~7mmで平らに開き、中心には黄色い鱗片を付け、少し芳香がある。
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ベロニカ・ベッカブンガ ゴマノハグサ科 クワガタソウ属
標高2,500mまでの水たまりや湿地に生える多年草。全高30~60cmで茎は斜上するか横にはって根を下ろし、多肉質で断面は円く太い。やや厚みのある葉は楕円形から円形で、光沢がある。花は葉腋から出る総状花序に10~25つける。花冠は青色から暗紫色。
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プルネラ・ウルガリス シソ科 ウツボグサ属
標高2,400mまでの森林、乾燥した牧草地に生える多年草。全高5~20cmで、茎は直立するか斜上して稜をもち、まばらに毛を付け、走出枝をもつ。葉は卵形から披針形で全縁が浅く切れ込む。花は輪生上に並んで頭花状か穂状となる。花冠は1~1.5cmで深紅色か青紫色。
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ルピヌス・ポリフィルス マメ科 ルピヌス属
標高700~1,700mに生える多年草。全高60〜150cm。葉は掌状に構成され、9〜17枚の小葉があり、これらの小葉は槍形で尖っていて、長さ4〜15cm、幅1〜3cmで、散在しており、毛が生えている。花は長さ 15~50 cm、頂生、直立、総状花序、多数の花を咲かせる。花は青、まれに紫、ピンク、または白で、長さは12〜16 mmです。萼は深く、2唇。果実は長さ2.5〜6cm、幅7〜10mmで、隣接して毛が生えている。種子は卵形。
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デルフィニウム・エラトゥム キンポウゲ科 デルフィニウム属
標高1,200~2,000mに生える多年草。全高60〜150cm。掌状で5~7個の円柱形の葉をつけ、広く切り裂かれた鋸歯状の部分がある。花色は青で、長い総状花序で、しばしば枝分かれした花序を形成する。花冠は左右対称で、一番上の花びらは長い距を持ち、先端が下に曲がっている。
スイスアルプスの高山植物_デルフィニウム・エラトゥム.jpg

ゲラニウム・シルバティクム フウロソウ科 フウロソウ属
標高1,200~2,400mの牧草地、森林、岩石地に生える多年草。全高30〜60cmで直立し、普通枝は二股に分岐する。葉は半ばまで5~7枚に深く切れ込み、各裂片は卵形でたくさんの切れ込みを付ける。花は赤紫色で、長い花柄に2,3の花をつけ、花弁の先端部は丸みを帯びる。
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スイスアルプスの高山植物_ゲラニウム・シルバティクム_2.jpg

サルビア・プラテンシス シソ科 アキギリ属
標高1,900mまでの乾燥した牧草地に生える多年草。全高30~60cmで、茎には分岐があり、毛があり、わずかに芳香がある。基部に集まる葉は心臓形や卵形で、長い柄を付けて根性する。3~6の花が各段の葉腋に輪生し、密生しない総状花序状となる。花冠はまれに赤みを帯びた青紫色。
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ポレモニウム・カエルレウム ハナシノブ科 ハナシノブ属
標高2,300mまでの岩場、湿った牧草地や林縁など栄養豊富な場所に生える多年草。全高30~90cmで、葉は互生して奇数羽状に裂ける。花は長さ10~30cmの円錐花序まとまって付き、花序には腺毛がある。花冠は幅広ロート形または外側に広がった形で、5枚の裂片は幅広い。花冠の色は普通紫青色で直径1.5~2.5cm。雄しべは5本で葯は黄色。
スイスアルプスの高山植物_ポレモニウム・コエルレウム.jpg

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