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SACDサラウンド・レビュー(856) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Brahms Piano Quartet No. 1 & Academic Festival Overture.jpg
Brahms
Piano Quartet No. 1 & Academic Festival Overture
CC72831
Claudio Vandelli/Würth Philharmoniker
録音 2019年6月
Challenge Classics

ブラームス:
・ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25(シェーンベルク編曲管弦楽版)
・大学祝典序曲 Op.80

クラウディオ・ヴァンデッリ( Claudio Vandelli ,1967年~)はイタリア、ミラノ生まれの指揮者。ピアノ、クラリネット、指揮をミラノで学び、その後イギリスのクラリネット奏者アントニー・ペイ(Antony Pay)にクラリネットを、指揮をセルジュ・チェリビダッケ(Sergiu Celibidache)やカルロ・マリア・ジュリーニ(Carlo Maria Giulin)などに師事した。1999年には、スイス・ヴェルビエ音楽祭の創設者マルタン・エングストローム(Martin Engstroem)に協力し、ヴェルビエ・フェスティバル・オーケストラ(Verbier Festival Orchestra)の創設に参加。
Claudio Vandelli_1.jpg


ウルト・フィルハーモニー管弦楽団(Würth Philharmoniker)はドイツ、キュンツェルザウ(Künzelsau)にある世界的な部品メーカーであるウルト社(Würth)の本社のホールを本拠地としている、2017年創立の若いオーケストラ。2020年1月より、1967年ミラノ生まれの指揮者クラウディオ・ヴァンデッリが首席指揮者に就任した。
Würth Philharmoniker_1.jpg


ダイナミックレンジの大きな録音で、音響空間は大きく、左右、奥行方向にも広がっている。各楽器間の音のバランスも良い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスな音と直接音がほぼ半々。録音場所はCarmen Würth Forum、Reinhold Würth Saal

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(855) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Alles Walzer,Einmal Anders.jpg
Alles Walzer,Einmal Anders
CC72841
Dora Deliyska (piano)
録音 2019年10月
Challenge Classics

・シューベルト:5つのワルツ(嬰ハ短調 D.365-27/ロ長調 D.365-22/変イ長調 D.365-10/変イ長調 D.365-13/変イ長調 D.365-12)
・シューベルト/リスト編:ワルツ・カプリス『ウィーンの夜会』 S.427-6
・リスト:メフィスト・ワルツ第1番『村の居酒屋での踊り』 S.514
・ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ 変ロ長調『ウィーンの子供たち』
・シュルツ=エヴラー:ヨハン・シュトラウス2世『美しく青きドナウ』の主題によるアラベスク
・リゲティ:『ムジカ・リチェルカータ』より『ワルツのテンポで』
・バルトーク:14のバガテルより『ワルツ』 Sz.38-14
・ドビュッシー:ワルツ『レントより遅く』
・ラヴェル:舞踏詩『ラ・ヴァルス』

ドラ・デリイスカ(Dora Deliyska ,1980年~)はブルガリアの女性ピアニスト。オーストリア、ウィーン在住。5歳からピアノを始める。音楽に囲まれて育ち、9歳でリサイタルを開く。ウィーン国立音楽大学でユールク・フォン・ヴィントシュガー(Jürg von Vintschger)、シュテファン・ヴラダー(Stefan Vladar)に師事。イタリアのトスカーナでオクサナ・ヤブロンスカヤ(Oxana Yablonskaya)のクラスで大学院の卒業資格を取得。バッハからリゲティ・ジェルジュまで幅広い時代のレパートリーをカバー。作曲家の比較をしたり、文献と作曲家を結び付けたり、未発表の作品を発見したりとユニークな試みをしている。
Dora Deliyska_1.jpg


ベーゼンドルファーVc280の高域キーの響きが美しい。録音レベルは大きめで、サラウンドスピーカーからの音は、ほぼ直接音。録音場所はオーストリア、ウィーン、L. Bosendorfer Klavierfabrik

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(854) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Robert Schumann Piano Trios, Vol.1.jpg
Robert Schumann
Piano Trios,Vol.1
BIS2437
Kungsbacka Piano Trio
録音 2018年7月
BIS

シューマン:ピアノ三重奏曲集1
・ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.63
・幻想小曲集 Op.88
・ピアノ三重奏曲第2番 ヘ長調 Op.80

クングスバッカ・ピアノ三重奏団 (Kungsbacka Piano Trio)は1997年創設されたスウェーデンのピアノ三重奏団。最初に演奏したスウェーデンの町クングスバッカ(Kungsbacka)の名前にちなんで名づけられた。メンバーはピアノのクローフォード・フィリップス(Crawford-Phillips)、ヴァイオリンのマリン・ブローマン(Malin Broman)、チェロのイェスパー・スヴェドベルグ(Jesper Svedberg)。ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリアで数多くの音楽祭に参加。1999年のメルボルン国際室内楽コンクールで最優秀賞を受賞し、2008年にはスウェーデン王立音楽アカデミーの通訳賞(Kungl. Musikaliska Akademiens Interpretpris)を受賞している。
Kungsbacka Piano Trio_2.jpg


Vnが左、Pfはセンター奥、Vcは右に定位している。Pfはスタィンウェイ、Vnは1709年製ストラディヴァリウス、Vcは1699年製Grancino。残響の多い教会での録音のせいかPfは少し濁りがちに聞こえた。豊かな残響を考慮したためか、サラウンドスピーカーからの音はマイクを近めに設置し、直接音を主に捉えている。録音場所はイギリス、ブリストル、セント・ジョージ教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(853) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Berlioz Grande messe des morts.jpg
Berlioz
Grande messe des morts
CHSA5219
Edward Gardner/Bergen Philharmonic Youth Orchestra & Bergen Philharmonic Orchestra
Bror Magnus Tødenes (tenor)
Choir of Collegiûm Mûsicûm,Bergen Philharmonic Choir,Edvard Grieg Kor
録音 2018年5月
CHANDOS

ベルリオーズ:
・死者のための大ミサ曲(レクイエム) Op.5


ブルール・マグヌス・トーデネス(Bror Magnus Tødenes ,1993年~)ノルウェー中西部のアイクスン生まれのテノール歌手。17歳の時、トロンハイムのノルウェー科学技術大学(NTNU)の音楽学部が主宰する才能発掘プログラム「若い音楽家」に参加、学士課程に学び、2年目を終えた2014年の秋からローマの聖チェチーリア音楽院でイタリア・オペラとベルカント・スタイルの歌唱を学んだ。2015年にレナータテバルディ国際音声コンクールで(Renata Tebaldi International Voice Competition)最優秀賞と聴衆賞の両方を受賞している。
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エドワード・ガードナー(Edward Gardner,1974年11月~)はイギリスの指揮者。幼少のころは、グロスター大聖堂の聖歌隊員であったとともにピアノ、オルガン、クラリネットをも習得。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで合唱指揮の学位を取得。2005年にBBC交響楽団とオールドバラ音楽祭で華やかなデビューを飾って以来、オーケストラから継続的に招待をされており、2008年にはBBCプロ ムスでのデビュー及びバービカン・センターにてサーリ・アホの「アドリアーナ・マーテル」の英国初演を行った。2007年以来イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)の音楽監督を務める。
Edward Gardner_3.jpg


ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団(Bergen Philharmonic Orchestra)は、ノルウェーの都市ベルゲンに本拠を置くオーケストラである。1765年に音楽協会「ハーモニエン」(Musikselskabet Harmonien)として設立。1983年に現在名になる。歴代の指揮者として、エドヴァルト・グリーグ、カルステン・アンデルセン、アルド・チェッカート、ドミトリー・キタエンコ、シモーネ・ヤングらが務めた。2003年から現在までアンドルー・リットン(Andrew Litton)が首席指揮者兼芸術顧問を務めている。
Bergen Philharmonic Orchestra_7.jpg



ホールトーンが豊かで、音響空間は左右、奥行方向にも広がっており、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。特に低域弦の厚みのある響きが印象に残った。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音は、ノルウェー、ベルゲン、グリーグ・ホール(Grieghallen)でのライヴ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch
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SACDサラウンド・レビュー(852) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Brahms The Five Sonatas for Violin & Piano Vol.2.jpg
Brahms
The Five Sonatas for Violin & Piano Vol.2
Ulf Wallin (violin)
Roland Pöntinen (piano)
録音 2017年5月
BIS

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集 2
・クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.120, No.2 (ヴァイオリンとピアノ版)
・ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
・ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108

ウルフ・ヴァリン(Ulf Wallin,1945年~)はスウェーデン出身のヴァイオリニスト。ストックホルムの王立音楽院およびウィーン国立音楽大学で教鞭をうける。ウィーンでは名匠シュナイダーハンに師事。ドイツのデトモルト音楽学校や1996 年以来ベルリンのハンス ・ アイスラー音楽大学でヴァイオリンの教授をしている。
Ulf Wallin_3.jpg


ローランド・ペンティネン(Roland Peter Pöntinen, 1963年5月~ )は、スウェーデンのピアニスト。父親はレニングラード(現サンクトペテルブルク)近郊イングリアの出身のフィン語話者で、ソ連からの亡命者であった。アドルフ・フレドリク音楽学校に学び、ストックホルム・スウェーデン王立音楽院にてアラン・グンナル・ハルハーゲンに師事。その後インディアナ大学ブルーミントン校に留学し、メナヘム・プレスラーやジェルジー・シェボク、エリザーベト・レオンスカヤに師事する。1981年にストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団と共演してデビューを果たし、その後欧米や韓国、南米、オーストラリアやニュージーランドの主要なオーケストラと共演してきた。レパートリーは幅広く、ソリストとしてショパン、サティ、スクリャービン、ラフマニノフ、シェーンベルク、ベルク、プーランクを、室内楽奏者としてシューマン、ブラームス、グリーグ、ヤナーチェク、シェーンベルク、ヴェーベルン、ヒンデミット、ショスタコーヴィチ、ジョリヴェ、トゥービン、シュニトケの作品を含めており、録音数も非常に多い。
Roland Peter Pöntinen_4.jpeg


ヴァイオリン・ソナタ第1集に続く第2集。
ソロのヴァイオリンはセンターの少し下がった位置に、ピアノはセンターややや右寄りの下がった位置にそれぞれ定位している。ヴァイオリンはとてもナチュラルでクリアな響きをしており、ピアノとの音のバランスも良い。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングして、アンビエンスな音を捉えている。録音場所はスウェーデン、ピテオー、スタジオ・アクースティクム

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(851) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Mozart Le Testament Symphonique.jpg
Mozart
Le Testament Symphonique
AVSA9934(2 Disks)
Jordi Savall/Le Concert des Nations
録音  2017年6月
    2018年6月
Alia Vox

モーツァルト:交響曲による遺言
・交響曲第39番 変ホ長調 KV543
・交響曲第40番 ト短調 KV550
・交響曲第41番 ハ長調 KV551 「ジュピター」

ジョルディ・サヴァール(Jordi Savall,1941~)はスペイン東北部カタルーニャ州バルセロナ県イグアラーダに生まれ。6歳から同市教会の聖歌隊で児童歌手となり、やがてチェロの勉強をはじめ、バーゼル・スコラ・カントルムでヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。1974年にオリジナル楽器使用のエスペリオンXX(現エスペリオンXXI)を設立。1987年に声楽アンサンブルのラ・カペイラ・レイアルを、1989年にはコンセール・デ・ナシオンを設立。ルネサンスやバロックなどの作品を得意とするが、近年19世紀の音楽も演奏している。
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ル・コンセール・デ・ナシオン(Le Concert des Nations)はジョルディ・サヴァールの主宰するピリオドアンサンブルで1989年の結成以来、活動の中心をバルセロナに移すと共に、バロック期のスペインないしラテン系諸国の声楽、器楽作品を新鮮な解釈と表現のもとに演奏活動に取り組んでいる。
Le Concert des Nations_8.jpg


1ポイントマイクをメインとした録音と思われ、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。高域弦の伸びはあまり無いが、低域弦の重厚な響きと、豊かなホールトーンを感じる。音響空間の広がり感はさほどない。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられており、アンビエンスがメイン。Disk2にも同じ音源の第40番が入っている。録音場所はスペイン、カタルーニャ州、Collégiale du Château de Cardona


サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(850) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Handel Concerti grossi Op. 6 _3.jpg
Handel
Concerti grossi Op.6 (7-12)
PTC5186738
Bernhard Forck/Akademie fϋr Alte Musik Berlin
録音 2019年2月
Pentatone

ヘンデル:合奏協奏曲集 Op.6 No.7-12 HWV325-330
・合奏協奏曲第7番 変ロ長調 Op.6-7 HWV325
・合奏協奏曲第8番 ハ短調 Op.6-8 HWV326
・合奏協奏曲第9番 ヘ長調 Op.6-9 HWV327
・合奏協奏曲第10番 ニ短調 Op.6-10 HWV328
・合奏協奏曲第11番 イ長調 Op.6-11 HWV329
・合奏協奏曲第12番 ロ短調 Op.6-12 HWV330

ベルンハルト・フォルク( Bernhard Forck,1963年~)はドイツ生まれの指揮者、ヴァイオリニスト。ベルリン、ハンス・アイスラー音楽大学にてエバーハルト・フェルツに師事。1986年、ベルリン交響楽団に入団。同時期にヒストリカル奏法に興味をもち、ピリオド楽器をザルツブルク・モーツァルテウム大学にて、アーノンクールらに学ぶ。ベルリン古楽アカデミー創立当初からのメンバーで、現在3名いるコンサートマスターのひとり。また、ベルリン・バロック・ゾリステンのメンバーとしても活躍しているほか、ハンス・アイスラー音楽大学で指導している。
Bernhard Forck_2.jpg


ベルリン古楽アカデミー(Akademie für Alte Musik Berlin)は1982年に旧東ベルリンで設立の世界有数のバロック室内オーケストラ。グラミー賞、グラモフォン賞等を受賞し、アルバムは100万枚を超える売り上げている。室内楽からオーケストラ作品まで年間約100回におよぶコンサートに出演している。1984年のベルリン・コンツェルトハウスの再開以来、独自の連続演奏会を行い話題を集め、1994年以降は、ベルリン国立歌劇場やインスブルック古楽際に定期的に客演している。また、多くの指揮者やソリストと共演してきたが、特にルネ・ヤーコプスとは、25年以上にわたり数多く共演している。最近では3年ぶりに、2019年9月にベルンハルト・フォルクと共に来日し、名古屋、兵庫、東京で公演した。
Akademie für Alte Musik Berlin_3.jpg


12曲からなる合奏協奏曲集作品6の前半に続く後半の6曲。小編成のアンサンブルであるが、左右に広がり感のある音響空間。高域弦は伸びが有り、クリアでナチュラルな響きをしている。まるで目の前で演奏しているように感じる録音になっている。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。録音場所はベルリン、ニコデマス教会(Nikodemus Kirche)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(849) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Beethoven Complete Piano Trios Vol.4.jpg
Beethoven
Complete Piano Trios Vol.4
CC72782
Van Baerle Trio
録音  2018年6月
    2019年7月(Op.97)
Challenge Classics

ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.4
・ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調『大公』 Op.97
・アレグレット 変ロ長調 WoO 39
・ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO 38
・カカドゥ変奏曲 Op.121a

ファン・ベーレ・トリオ(Van Baerle Trio)は2004年にピアニストのハンネス・ミンナール(Hannes Minnaar)、ヴァイオリニストのマリア・ミルシテイン(Maria Milstein)、チェリストのギデオン・デン・ヘルデール(Gideon den Herder)によって創設されたピアノ・トリオ。ファン・ベーレはオランダのアムステルダムにある通りの名前に因んでいる。3名はアムステルダム音楽院(Conservatorium van Amsterdam)学んでいた時に出会い、2011年のConcertgebou Vriendenkrans Competitionに優勝後はヨーロッパ各地で活躍している。
Van Baerle Trio_2.jpg


ファン・ベーレ・トリオによるベートーヴェン・ピアノ三重奏曲全集の第3集に続く第4集。
各楽器の定位感や音のバランスは良いが、奥行き感は少ない。サラウンドスピーカーには直接音がかなり入っている。ピアノは今回もベルギー、クリス・マーネ(Chris Maene)社の平行弦ピアノConcert Grand built in 2017を使用している。録音場所はオランダ、ヒルフェルスム、MCO-1

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(848) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Bruckner Symphony No.9.jpg
Bruckner
Symphony No.9
FR-733SACD
Manfred Honeck/Pittsburgh Symphony Orchestra
録音 2018年2月
Reference Records

ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB109 (1894年初稿・ノヴァーク版)

マンフレート・ホーネック(Manfred Honeck,1958年9月~ )は、オーストリアの指揮者。ウィーン音楽院でヴァイオリンを学ぶ。1983年からウィーン国立歌劇場管弦楽団ならびにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のヴィオラ奏者を務める。その後指揮者に転向し、1987年クラウディオ・アバドの元でグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の準指揮者を務める。2007年より2011年までシュトゥットガルト州立歌劇場、2008年から現在までピッツバーグ交響楽団の音楽監督。弟のライナー・ホーネックはウィーン・フィルのコンサートマスターである。
Manfred Honeck_4.jpg


ピッツバーグ交響楽団(Pittsburgh Symphony Orchestra)は、アメリカ合衆国の主要なオーケストラの一つで、ペンシルベニア州ピッツバーグのハインツ・カンパニーによって設立されたハインツ・ホールが本拠地となっている。1895年に設立。主な指揮者はオットー・クレンペラー、フリッツ・ライナー、アンドレ・プレヴィン、ロリン・マゼールなど。アメリカ最古のオーケストラの一つとして知られる。2008年より、マンフレート・ホーネック(Manfred Honeck)を9代目の音楽監督に迎え、新体制がスタートした。
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ライヴ録音であるが、ダイナミックレンジの大きな録音で、音響空間は奥方向に広く、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音には直接音がかなり入っているが、低めに抑えている。聴衆のノイズは消されている。録音場所はピッツバーグ、ハインツ・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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善福寺公園・井の頭公園 [自然写真]

昨日、自宅近くの善福寺公園と井の頭公園に満開のソメイヨシノなどを撮ってきました。
コロナウイルスのさらなる蔓延を防止するため、井の頭公園は28日から一部の通行止めやベンチの使用が禁止されるそうです。

善福寺公園(1)
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善福寺公園(2)
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善福寺公園(3)
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善福寺公園(4)
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善福寺公園(5)
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善福寺公園(6)
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善福寺公園(7)
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善福寺公園(8)
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神田川源流
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井の頭公園(1)
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井の頭公園(2)
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井の頭公園(3)
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井の頭公園(4)
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井の頭公園(5)
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井の頭公園(6)
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井の頭公園(7)
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井の頭公園(8)
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イカリソウ
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カタクリ
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ニリンソウ
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近所の春の花 [自然写真]

昨日のお彼岸の中日の午前中、ジョギングがてらに小金井公園まで、早咲きの桜などを撮ってきました。
風は少しあったのですが、快晴で、新型コロナが蔓延し始めたにもかかわらず、小金井公園には結構多くの家族連が来ていました。

ソメイヨシノは一分咲き
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ヤマザクラ
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コブシ
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コブシ
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シデコブシ
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シモクレン
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レンギョウ
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サンシュウ
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カンザクラ
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ソトオリヒメ
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ソトオリヒメ
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ベニシダレ
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ベニシダレ
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ウスズミザクラ
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江戸東京たてもの園のシダレザクラ
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コシノヒガン
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ヨウコウ
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カンヒザクラ
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SACDサラウンド・レビュー(847) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Tchaikovsky & Babajanian Piano Trios.jpg
Tchaikovsky & Babajanian
Piano Trios
BIS2372
Vadim Gluzman (violin)
Johannes Moser (cello)
Yevgeny Sudbin (piano)
録音 2017年12月
BIS

ピアノ三重奏曲集
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 「偉大な芸術家の思い出に」 Op.50
アルノ・ババジャニアン:ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調
アルフレード・シュニトケ:歌劇「ある阿呆との生活」 - タンゴ

ワジム・グルズマン(Vadim Gluzman,1973年~)はウクライナ出身のイスラエル国籍のヴァイオリニスト。7歳からヴァイオリンを始め、1990年にはイスラエルに移住。ラトビアでRoman Sne、ロシアではイーゴリ・オイストラフの弟子のザハール・ブロン(Zakhar Bron)に、アメリカのジュリアード音楽院ではArkady Fominに師事した。 現在はアメリカ・ルーズベルト大学シカゴ校パフォーミングアーツ学校音楽院教授をも兼任している。使用楽器は、シカゴのストラディヴァリ協会の厚意により長期貸与された、レオポルド・アウアーが使用していた1690年製のストラディヴァリウス。
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ヨハネス・モーザー(Johannes Moser,1979年6月~)はミュンヘン生まれのチェリスト。8歳からチェロを学び、1997年からダヴィド・ゲリンガスに師事、2002年チャイコフスキー・コンクールで最高位(1位なし)を受賞。これまでに数多くの名門オーケストラ、名指揮者と共演し世界中に活躍の幅を広げる実力派で、バロックから現代まで豊富なレパートリーの持ち主で客観的なスタンスから巧みに難曲を弾きこなすスタイルが評判。最近では2016年11月に来日し、J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲などを演奏した。愛器は1694年製のグァルネリウス
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エフゲニー・スドビン(Yevgeny Sudbin, 1980年~)ロシアのサンクトペテルブルク生まれ。幼少の頃から優れた音楽的才能を発揮し、1987年にはサンクトペテルブルク音楽院へ入学。90年にベルリンで研鑽を積んだ後、97年よりロンドンに居を構え、王立音楽院でクリストファー・エルトンに師事。その間にイタリア、コモ湖国際ピアノアカデミー参加、マレイ・ペライヤ、クロード・フランク、レオン・フライシャー、スティーヴン・ハフ、アレキサンダー・ザッツにも師事する。 06年にヨーロッパ、北欧ツアーのほか、大絶賛されたカナダとアメリカツアーを実現、フリック・コレクション・シリーズでニューヨーク・デビューを果す。2007年アメリカのアスペン音楽祭、フランスのラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ニューヨークのメトロポリタン博物館ピアノ・フォルテ・シリーズでデビューをする。2010年10月、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホールデビューを果たす。2011年1 月、初来日し埼玉と東京のリ サイタルは絶賛を博す。最近では2019年5月に来日し、日フィルとメトネル、ピアノ協奏曲第2番を共演した。
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音像はVnがセンターやや左寄り、ピアノはセンター、Vcはセンターやや右寄りに定位しているが、左右への広がり感は少ない。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。録音場所はドイツ、ブレーメン、Sendesaal

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch
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SACDサラウンド・レビュー(846) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Holst The Planets.jpg
Holst
The Planets
RR-146SACD
Michael Stern/Kansas City Symphony
録音 2015年1月
Reference Records

グスターヴ・ホルスト:
・組曲「惑星」 Op.32
・どこまでも馬鹿な男 Op.39


マイケル・スターン(Michael Stern, 1959年~)著名なユダヤ系ヴァイオリニストのアイザック・スターンの愛息。1981年に米国史でハーヴァード大学より学士号を取得。その後はフィラデルフィアのカーティス音楽院で指揮法をマックス・ルドルフに師事して1986年に卒業。ニューヨーク・フィルハーモニックでデビューし、レナード・バーンスタインの下で学び、クリーブランド管弦楽団の副指揮者を務めた後、世界各地を転々とし、2005年にカンザスシティ交響楽団の正指揮者に就任した。現在は、カンザスシティ交響楽団の音楽監督と首席指揮者を兼務している。また、テネシー州ジャーマンタウンにアイリス管弦楽団を設立して初代音楽監督も務めている。
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カンザスシティ交響楽団(Kansas City Symphony)はミズーリ州のカンザスシティを本拠地とする交響楽団。1933年に設立されたカンザスシティ・フィルハーモニックを引き継ぐ形で1982年に創設された。現在音楽監督と首席指揮者を務めているのはマイケル・スターン。
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ライブ録音でスポットマイクはあまり使用していないと思われる。聴衆のノイズは消されている。ダイナミックレンジは大きく、音響空間は奥方向に広く、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。サラウンドスピーカからの音は大きめで、直接音がかなり入っている。録音場所はカンザスシティ、Kauffman Center for the Performing Arts

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(845) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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J.S.Bach
6 Flute Sonatas
6.220673
Michala Petri (Recorder)
Hille Perl (Viola da gamba)
Mahan Esfahani (Harpsichord)
録音 2019年6月
OUR Recordings


J.S. バッハ:リコーダー・ソナタ集 BWV 1030-1035
・フルート・ソナタ ロ短調 BWV 1030
・フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV 1031
・フルート・ソナタ イ長調 BWV 1032
・フルート・ソナタ ハ長調 BWV 1033
・フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034
・フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035

ミカラ・ペトリ(Michala Petri,1958年7月~)はデンマーク、コペンハーゲン生まれのリコーダー奏者。5歳でデンマーク放送で初演奏を行なう。1969年よりハノーヴァーの国立音楽演劇大学でフェルディナンド・コンラードに師事。ティボリ・コンサートホールでソリストとしてデビュー以来、権威のある音楽祭にも数多く出演。バロック初期から現代作品にわたる幅広いレパートリーをもち、卓越した技巧は高く評価され、アーノルド、ホルンボー、ノアゴーなどの作曲家が彼女のために曲を書いている。1992年、リュート演奏家のラース・ハンニバルとデュオを結成。最近では2019年12月に来日し、J.S.バッハのソナタへ長調BWV1033などを演奏した。
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ヒレ・パール(Hille Perl,1965年~)ブレーメン生まれのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。父のヘルムート・パールはモーツァルトに特化(18世紀の演奏習慣)した音楽学者であった。5歳の時ジキスヴァルト・クイケンの演奏会を聴いて影響を受け、ヴィオラ・ダ・ガンバを習うことに決めた。ハンブルクで初めペレ・ロスに、高等音楽院ではイングリット・スタンパに師事。さらにブレーメン古楽アカデミーでヤープ・テル・リンデンとサラ・カニングハムのもとで研鑚を積む。1990年に卒業後、独奏者、室内楽奏者として世界各地で演奏活動を開始。ザ・ハープ・コンソートとフライヴルク・バロック・オーケストラのメンバーでもあり、リュート奏者のリー・サンタナとのデュオも注目されている。17,18世紀のソロ、合奏曲に特化した世界でも最高のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として認められている。ブレーメン芸術大学の教授も務めている。
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マハン・エスファハニ(Mahan Esfahani,1984年~)はイラン系アメリカ人の チェンバロ奏者。BBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれ、同じくボルレッティ・ブイトーニ・トラストのフェローシップ賞もチェンバロ奏者として初受賞。ソリストおよび客演指揮者として、これまでにイングリッシュ・コンサート、マンチェスター・カメラータ、シアトル・バロック管弦楽団に招かれるほか、BBCプロムス、レーゲンスブルク古楽音楽祭、ゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭、ミラノのモーツァルト週間、ニューヨークのメトロポリタン美術館、サンフランシスコ古楽協会等で演奏を行っている。最近では2018年12月に来日し、川瀬賢太郎(指揮)、日本センチュリー交響楽団との共演でナイマンのチェンバロ協奏曲などを演奏した。
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OUR Recordingsはリコーダーのミカラ・ペトリ(Michala Petri)とギターのラース・ハンニバル(Lars Hannibal)の主宰により2006年に創設されたデンマークのレーベル。ナクソス傘下。

アルト・リコーダーがセンターやや左よりのやや下がった位置に、チェンバロは中央の奥に、ヴィオラ・ダ・ガンバは中央右寄りのやや下がった位置に定位している。各楽器の音のバランスは良い。教会での録音で全体的に低域音の響きが豊かで、サラウンドスピーカーからの音にはアンビエンスな音が占める。録音場所はコペンハーゲン、Garnisons Kirke

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(844) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Schubert
Music for Violin, Vol.1
BIS2363
Ariadne Daskalakis (violin)
Paolo Giacometti (fortepiano)
Michael Alexander Willens/Die Kölner Akademie
録音  2017年12月
    2018年2月(Violin Sonata,Fantasy)
BIS

シューベルト:ヴァイオリン作品集 1
・ヴァイオリンと弦楽のためのロンド イ長調 D.438
・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 D.345
・ポロネーズ 変ロ長調 D.580
・ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ) ト短調 Op.137 No.3, D.408
・幻想曲 ハ長調 D. 934 Op.159

アリアドネ・ダスカラキス(Ariadne Daskalakis,1969年12月~)はギリシャ移民の両親のもと、ボストンに生まれたアメリカの女性ヴァイオリニスト。シモン・ゴールドベルクやトーマス・ブランディスに師事、1990年代初頭から各地のコンクールで入賞。仲間と2009年にケルンの古楽グループのアンサンブル・ヴィンテージ・ケルン(Ensemble Vintage Koln)を結成。2002年よりケルン音楽大学(Cologne Conservatory of Music and Dance)のヴァイオリン教授。

パオロ・ジャコメッティ(Paolo Giacometti, 1970年~)はイタリア、ミラノ生まれのピアニスト。幼少期よりオランダに移り住み、アムステルダム・スヴェーリンク音楽院に進む。同音楽院ではヤン・ワインに師事し、首席で卒業。さらに音楽を学ぶ過程で、ジェルギー・シェベックから多大な影響とインスピレーションを受けた。オランダ国内、および国際コンクールで、数々の賞を受賞。現在、ユトレヒト音楽院のピアノ科教授として、後進の指導にも熱意を注いでいる。ピリオド楽器とモダン楽器の両方を弾きこなし、ソロ・ピアニストとしても、また室内楽のメンバーとしても、世界の舞台で活躍している。

ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(Michael Alexander Willens,1952年10月~)はアメリカの指揮者。ジュリアード音楽院にて指揮をジョン・ネルソン(ジュリアード音楽院)、レナード・バーンスタイン(タングルウッド)などに学ぶ。リンカーンセンターのグレート・パフォーマーズ・シリーズやドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、イタリアなどの主要な音楽祭に出演。ケルン・アカデミーの音楽監督。
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ケルン・アカデミー(Kölner Akademie)は指揮者のミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズによって、1996年に創設されたドイツのケルンを拠点とするオーケストラ。レパートリーは17世紀から21世紀までの音楽で、それらの作品をその時代の演奏解釈のもとに時代に合った楽器(バロック、クラシックなど)を使い分ける。歴史的研究を追求し、作曲家の意図を引き出すことを心がけるその演奏は新鮮で自然に聴こえ、作品の本来の姿を生き生きと響かせる。 2013年5月にフォルテ・ピアノのロナルド・ブラウティハム、ヴィレンズと共に来日し、モーツアルトのピアノ協奏曲などを演奏した。
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トラック1~3のソロのヴァイオリンはとてもクリアな響き、バックのオーケストラはナチュラルで厚みのある響きをしている。小編成のアンサンブルなので横への広がり感は少ないが、奥行を感じる録音になっている。トラック4~10のヴァイオリン・ソナタではヴァイオリンがセンター前寄り、フォルテ・ピアノがセンター奥に定位している。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。
 
サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(843) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Mahler  Symphony No.10.jpg
Mahler
Symphony No.10
BIS2376
John Storgårds/Lapland Chamber Orchestra
録音 2017年10月
BIS

マーラー:交響曲第10番(M.カステレッティによる補筆 室内オーケストラ版)


ジョン・ストルゴーズ(John Storgårds,1963年10月~)はフィンランド、ヘルシンキ生まれの指揮者、ヴァイオリニスト。ヘルシンキのシベリウス・アカデミーにてヴァイオリンをエッサー・ライティオ(Esther Raitio )と、ヨウコ・イグナティウス(Jouko Ignatius)に教えを受ける。その後指揮に興味を持ち1993年~1997年の間、シベリウス・アカデミーにて(Jorma Panula)や( Eri Klas)に指揮法の指導を受ける。2003年からヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団(Helsinki Philharmonic Orchestra)の首席客演指揮者に就き、2008年秋のシーズンからは首席指揮者に就任した。又、2006年から2009年までタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団(Tampere Philharmonic Orchestra)の首席指揮者を歴任。アヴァンティ室内管弦楽団(Avanti! Chamber Orchestra)の創設メンバーの一人。2012年からBBCフィルハーモニックの首席客演指揮者に就任した。
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ラップランド室内管弦楽団(Lapland Chamber Orchestra)はフィンランド北部の EUでもっとも北にあるプロのオーケストラ。ロバニエミ市(Rovaniemi)を拠点とする地域オーケストラとして、ラップランド地方をはじめ北極圏やフィンランド国内のさまざま地域で演奏活動を行っている。ラップランド室内オーケストラはその演奏法においても、技巧においても、フィンランドでももっとも多能なオーケストラとして、全国のアートシーンをリードしている。芸術監督はジョン・ストルゴーズが務めている。
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室内オーケストラで聴くマーラーの交響曲は新鮮に感じた。
スポットマイクはあまり使用していないと思われ、コンサートホールの中ほどで聴いているような音響空間の大きな録音。低域弦には厚み、高域弦は伸びが有り、ナチュラルな響きをしている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はフィンランド、ロバニエミ、Korundi House of Culture

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(842) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Felix & Fanny Mendelssohn
Works for Cello and Piano
PTC5186781
Johannes Moser (cello)
Alasdair Beatson (piano)
録音 2018年12月
Pentatone

チェロとピアノのための作品集
メンデルスゾーン:
・チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58
・協奏的変奏曲 ニ長調 Op.17
・無言歌 Op.109
・チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op.45
・アッサイ・トランクィロ
ファニー・メンデルスゾーン:
・ソナタまたは幻想曲 ト短調
・カプリッチョ 変イ長調


ヨハネス・モーザー(Johannes Moser,1979年6月~)はミュンヘン生まれのチェリスト。8歳からチェロを学び、1997年からダヴィド・ゲリンガスに師事、2002年チャイコフスキー・コンクールで最高位(1位なし)を受賞。これまでに数多くの名門オーケストラ、名指揮者と共演し世界中に活躍の幅を広げる実力派で、バロックから現代まで豊富なレパートリーの持ち主で客観的なスタンスから巧みに難曲を弾きこなすスタイルが評判。最近では2016年11月に来日し、J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲などを演奏した。愛器は1694年製のグァルネリウス
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アラスデア・ビートソン (Alasdair Beatson)はイギリス、スコットランド生まれのピアニスト。ソリスト及び室内音楽で活躍。ロイヤルバーミンガム音楽院のピアノ科教授。
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ピアノはセンター奥寄り、チェロはセンター前に定位している。使用ピアノは1837年製エラールのフォルテピアノ。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目に配置し、アンビエンスな音を捉えている。録音場所はオランダ、Studio Drente,Valthermand

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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令和元年走り納め [ランニング]

本日、午前中に買い物を兼ねて12.5km程のジョギングをしてきました。
今年の走行距離は1992.6kmになり、記録を取り出してからの総距離は5万8000㎞あまりになりました。古稀を迎えてからレースへの出場はやめておりますが、隔日のジョギングは欠かしていません。レースに向けた練習をやめたため、と加齢による体力の低下で、走るスピードは年ごとに低下しておりますが、少々の雨ぐらいでは走るようにしています。幸い、今のところ健康な体が維持できていますので、可能な限り継続してゆきたいと思っています。



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SACDサラウンド・レビュー(841) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Debussy Nocturnes.jpg
Debussy
Nocturnes
BIS2232
Chamber Choir of Europe
Lan Shui/Singapore Symphony Orchestra
録音  2015年11月(Rapsodie, Nocturnes)
    2017年5月
BIS

ドビュッシー:
・春(H. ビュッセルによる管弦楽編)
・狂詩曲
・民謡の主題によるスコットランド行進曲(管弦楽版)
・英雄の子守歌(管弦楽版)
・2つの舞曲 「神聖な踊りと世俗の踊り」
・夜想曲

ラン・シュイ(Lan Shui,1957年~)は中国、杭州に生まれの指揮者。5歳からヴァイオリンを始め、1985年に北京中央管弦楽団の演奏会でプロの指揮者としてデビューし、その後北京交響楽団の指揮者に選任された。1990年にはロサンゼス・フィルとの共演で指揮者デヴィッド・ジンマンに認められ、ボルチモア交響楽団の副指揮者に就任。ニューヨーク・フィルで巨匠クルト・マズアのアシスタントを務めるなど、その後も研鑚を積み、現在では世界各地のオーケストラにも招かれている。現在シンガポール交響楽団の音楽監督を務めているとともにコペンハーゲン・フィルハモニック(Copenhagen Philharmonic)の首席指揮者、(Denmark's Aalborg Symphony)の首席客演指揮者を兼ねている。
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シンガポール交響楽団(Singapore Symphony Orchestra, 略SSO)は1979年に創設されたシンガポールのオーケストラ。現在の音楽監督はラン・シュイ。楽団員は96名。団員のほとんどがシンガポール出身である。首席客演指揮者はフィンランド出身のオッコ・カム。2002年までヴィクトリア・コンサートホールで定演が行われたが、現在は同年に完成したエスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイを本拠地として構えている。これまで、中国、マレーシア、日本、イタリア、スペイン、イギリス、ギリシャ、トルコ、アメリカで海外公演を行った。
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音響空間は奥行方向に広く、コンサートホールの中ほどで聞く音に近い。スポットマイクはあまり使用していないと思われる。夜想曲には合唱が加わる。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はシンガポール、エスプラネード・コンサートホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(840) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Mozart Divertimento K563 & String Trio K562.jpg
Mozart
Divertimento K563 & String Trio K562
ARS38278
Trio Oreade
録音 2018年12月
Ars Produktion


モーツァルト:
・ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563
・弦楽三重奏曲 ト長調 K.Anh.66(K. 562e)

トリオ・オレアーデ(Trio Oreade)はスイスのチューリヒに本拠を置く弦楽三重奏団。チューリッヒ音楽大学の学生3人で2001年に結成。メンバーはヴァイオリンの石橋幸子、ヴィオラがドイツ出身のウルズラ・ザルンタイン、チェロが中国出身のクリスティーネ・フー。
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石橋幸子(Yukiko Ishibashi)は大阪府出身のヴァイオリニスト。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコ-ス首席卒業。1997年リュ-ベック音楽大学に留学し、ザハ-ル・ブ口ン氏に師事。1999年よりチュ-リヒ音楽大学大学院にて ジョルジュ・パウク氏に師事。仙台国際音楽コンクール、クライスラ−国際コンクール入賞他、ドットバイラー国際コンクール、モーツァルト音楽コンクール、キバニス国際室内楽コンクールで共に第1位受賞。青山財団より「青山音楽賞大賞」受賞。2002年以来ディビット・ジンマン率いるスイス・チュ-リヒ・ト-ンハレ管弦楽団に在籍し、08/09シーズンより第2コンサートマスター。

Vnが左、Vaがセンター、Vcが右に定位している。各楽器の音のバランスはよく、ナチュラルな響きをしている。サラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音が占める。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(839) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Handel Concerti grossi Op.6_2.jpg
Handel
Concerti grossi Op.6
PTC5186737
Bernhard Forck/Akademie für Alte Musik Berlin
録音  2018年9月
    2019年2月
Pentatone

ヘンデル:合奏協奏曲集 Op.6 No.1-6 HWV319-324

ベルンハルト・フォルク( Bernhard Forck,1963年~)はドイツ生まれの指揮者、ヴァイオリニスト。ベルリン、ハンス・アイスラー音楽大学にてエバーハルト・フェルツに師事。1986年、ベルリン交響楽団に入団。同時期にヒストリカル奏法に興味をもち、ピリオド楽器をザルツブルク・モーツァルテウム大学にて、アーノンクールらに学ぶ。ベルリン古楽アカデミー創立当初からのメンバーで、現在3名いるコンサートマスターのひとり。また、ベルリン・バロック・ゾリステンのメンバーとしても活躍しているほか、ハンス・アイスラー音楽大学で指導している。
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ベルリン古楽アカデミー(Akademie für Alte Musik Berlin)は1982年に旧東ベルリンで設立の世界有数のバロック室内オーケストラ。グラミー賞、グラモフォン賞等を受賞し、アルバムは100万枚を超える売り上げている。室内楽からオーケストラ作品まで年間約100回におよぶコンサートに出演している。1984年のベルリン・コンツェルトハウスの再開以来、独自の連続演奏会を行い話題を集め、1994年以降は、ベルリン国立歌劇場やインスブルック古楽際に定期的に客演している。また、多くの指揮者やソリストと共演してきたが、特にルネ・ヤーコプスとは、25年以上にわたり数多く共演している。
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弦が1st Vn×5、2nd Vn×4、Va×3、Vc ×2、 Db ×1にチェンバロまたはオルガン、リュート、オーボエ、バスーンを各1加えた小編成のピリオド・アンサンブル。教会での録音で。音響空間は広く、楽器間の音のバランスは良い。サラウンドスピーカからの音はアンビエンスがメインでやや大きめ。録音場所はベルリン、Nikodemus Kirche

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(838) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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J.S. Bach
Goldberg Variations
BIS2347
Trio Zimmermann
録音  2017年9月
    2018年6月
BIS

J.S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲(弦楽三重奏編)

フランク・ペーター・ツィンマーマン(Frank-Peter Zimmermann,1965年2月~)はドイツのデュイスブルク生まれのヴァイオリニスト。ヴァイオリニストの母親から手ほどきを受け5歳からヴァイオリンを始める。なお父親はチェリストであった。1975年、10歳でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番を弾いてデビュー。1976年にエッセンのフォルクヴァング音楽院に入学、ヴァレリー・グラドフに師事する。同年には全国青少年音楽家コンクールで優勝して「天才少年出現」として評判になる。その後、ベルリン芸術大学でサシュコ・ガヴリーロフに師事する。1979年、14歳でルツェルン音楽祭に出演。1983年、世界のメジャー・オーケストラや一流指揮者との共演を開始。2008年にはドイツ連邦共和国功労勲章一等功労十字章を受章。2013/14シーズンは、トーンハレ管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスとしてジンマンやフォン・ドホナーニと共にシーズンを通してコンサートを行うとともに、パーチェとのリサイタルやトリオ・ツィンマーマンの演奏会を行っている。使用楽器はPortigon AGのサポートにより、かつてクライスラーが所有していた1711年製ストラディヴァリウス。
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トリオ・ツィンマーマン(Trio Zimmermann)はヴァイオリンニストのフランク・ペーター・ツィンマーマンにより2007年に創立された弦楽3重奏団。他メンバーはヴィオラのアントワーヌ・タムスティ(Antoine Tamestit)、チェロのクリスチャン・ポルテラ(Christian Poltéra)。
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残響の多い教会での録音だが、フロントマイクにはアンビエンスな音はほとんど拾っていない。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングして、豊かなアンビエンスな音を捉えている。ツィンマーマンの奏でるストラディヴァリウスはとてもクリアーな響きをしており、他の弦との音のバランスも良い。弦楽三重奏で聴くゴルトベルクは新鮮さを感じた。録音場所はドイツ、Neustadt am Rübenberge 、St. Osdagkirche Mandelsloh

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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コートールド美術館展 [美術・絵画鑑賞]

昨日、上野の東京都美術館にコートールド美術館展を観てきました。一日中雨で肌寒く、待ち時間なしでした。
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20世紀の初め、イギリスの実業家サミュエル・コートールドが収集したコレクションから印象派・ポスト印象派の作品を展示しています。コートールドが一番魅せられた画家がセザンヌで、生涯を通じて最も多く彼の作品を購入したそうです。
コートールド美術館はロンドンにあり、1932年に設立されました。
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以下印象に残った作品

ゴッホ
花咲く桃の木々
1889年 油彩 カンヴァス
[コピーライト]Courtauld Gallery
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モネ
アンティーブ
1888年 油彩 カンヴァス 
[コピーライト]Courtauld Gallery
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セザンヌ
大きな松のあるサント=ヴィクトワール山
1887年頃 油彩 カンヴァス
[コピーライト]Courtauld Gallery
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セザンヌ
キューピッドの石膏像のある静物
1894年頃 油彩 板に貼られた紙
[コピーライト]Courtauld Gallery
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ルソー
税関
1890年頃 油彩 カンヴァス
[コピーライト]Courtauld Gallery
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ルノワール
桟敷席
1874年 油彩 カンヴァス
[コピーライト]Courtauld Gallery
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ドガ
舞台上の二人の踊り子
1874年 油彩 カンヴァス
[コピーライト]Courtauld Gallery
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マネ
フォリー=ベルジェールのバー
1882年 油彩 カンヴァス
[コピーライト]Courtauld Gallery
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SACDサラウンド・レビュー(837) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Mendelssohn
Piano & Cello Works
ABCD434
Guadalupe López-Íñiguez(cello)
Olga Andryushchenko(piano)
録音 2018年8月,9月
ALBA

メンデルスゾーン:ピリオド楽器によるピアノとチェロのための作品集
・チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58
・協奏的変奏曲 Op.17, MWV Q19
・アルバムのページ ロ短調 MWV Q25
・チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.58-1, MWV Q27
・無言歌 ニ長調 Op.109, MWV Q34

グアダルーペ・ロペス=イニゲス(Guadalupe López-Íñiguez,1983年~)はフィンランド、ヘルシンキを拠点に活動するスペインのチェリスト。ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーの非常勤教授。ヘルシンキ芸術大学教育研究および学術開発センターのポスドク研究員、スペイン音楽学会副会長を務める。バロック・チェロによる『ガブリエッリ、スカルラッティ チェロのための作品全集』でアルバム・デビュー。
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オルガ・アンドリュシュチェンコ(Olga Andryushchenko,1978年~)はドイツを拠点とするモスクワ生まれのピアニスト。モスクワ音楽院を卒業後アレクセイ・リュビモフに師事。ケルン音楽大学でアルボ・ヴァルドマ、ハノーファー音楽大学でヴラディーミル・クライネフに師事。
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チェロはセンター前寄り、ピアノはセンター後方に定位している。チェロの低域弦の響きは豊かであるが、少しこもりがちに聴こえた。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。録音場所はフィンランド、カウニアイネン、ニュー・パヴィリオン・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(836) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Prokofiev
Symphonies Nos. 2 & 3
PTC5186624
Vladimir Jurowski/State Academic Symphony Orchestra of Russia
録音 2016年9月,10月
Pentatone

セルゲイ・プロコフィエフ:
・交響曲第2番 ニ短調 Op.40
・交響曲第3番 ハ短調 Op.44

ウラディーミル・ユロフスキ(Vladimir Jurowski,1972年4月~)は、ロシア、モスクワ生まれのドイツの指揮者。父は指揮者のミハイル・ユロフスキ、祖父は作曲家で同名のウラディーミル・ユロフスキ。18歳でドイツに移住。音楽を学び、各地の歌劇場などで経験を積む。その後2001年グラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任し、数々の上演を行う。2007年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。ロシア・ナショナル管弦楽団の首席客演指揮者やエイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団の指揮者も務める。2011年10月、舌禍により解任されたゴレンシテインの後任としてロシア国立交響楽団の芸術監督に就任した。2017年10月にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と共に来日し、ツアー公演を行った。
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ロシア国立交響楽団(The State Academic Symphony Orchestra of Russia)はモスクワを本拠とするオーケストラの一つで1936年に設立された。ソビエト連邦であった1991年までの名称は「ソビエト国立交響楽団」と呼ばれていた。2006年より交響楽団に多大な貢献をしたエフゲニー・スヴェトラーノフの栄誉をたたえて彼の名を付し、正式名称は「スヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団」(Svetlanov Symphony Orchestra)となっている。2011年10月よりウラディーミル・ユロフスキが芸術監督兼首席指揮者を務めている。
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音像は左右、奥行き方向ともに広がっており、要所にスポットマイクを配置した、ワンポイントマイクをメインとした録音と思われる。大きなホールでの録音だが、ホールトーンはあまり感じられない。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられているが、直接音がかなり入っている。録音場所はモスクワ音楽院大ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch


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SACDサラウンド・レビュー(835) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Fauré
Piano Quartets Nos 1 & 2
MDG9432122
Mozart Piano Quartet
録音 2018年12月
MDG


フォーレ: ピアノ四重奏曲全集
・ピアノ四重奏曲第2番ト短調Op.45、
・ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15


モーツァルト・ピアノ四重奏団(Mozart Piano Quartet)は2000年に創設されたドイツのピアノ四重奏団。メンバーはピアノのパウル・リフィニウス(Paul Rivinius)、ヴァイオリンのマルク・ゴトーニ(Mark Gothoni)、ヴィオラのハルトムート・ローデ(Hartmut Rohde)、チェロのペーター・ヘール(Peter Hoerr)。それぞれがソロとして国際コンクールで賞を獲得している。演奏活動としてはリンカーン芸術センター、ウィグモアホール、メルボルンフェスティバル、マーラーフェスティバル、アムステルダムのコンセルトヘボウなど、米国、ヨーロッパ、極東の主要フェスティバルや会場で定期的に行っている。
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残響の多い修道院での録音の影響と思われ、全体的にこもりがちな音に聞こえた。特にピアノはセンター奥に定位しているが、すっきりしない響きを伴っている。横への広がり感もあまり無い。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングし、アンビエンスな音を捉えている。録音場所はドイツ、ハノーファーの南西約50kmにあるマリエンミュンスター修道院(Abtei Marienmünster)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆
チャンネル          5.1ch(2+2+2方式)

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SACDサラウンド・レビュー(834) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Russian Masquerade
Prokofiev,Scriabin,Arensky,Tchaikovsky
BIS2365
Sakari Oramo/Ostrobothnian Chamber Orchestra
録音 2017年12月
BIS

ロシアの仮面舞踏会(ロシアの弦楽オーケストラ作品集)
セルゲイ・プロコフィエフ:
つかの間の幻影 Op.22 (R. バルシャイによる管弦楽編)(抜粋)
アレクサンドル・スクリャービン:
24の前奏曲 Op.11 (J. カイパイネンによる弦楽オーケストラ編)(抜粋)
アントン・ステパノヴィチ・アレンスキー:
チャイコフスキーの主題による変奏曲 Op.35a
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:サマーリン追悼の悲歌


サカリ・オラモ(Sakari Markus Oramo,1965年10月~ )は、フィンランド、ヘルシンキ生まれの指揮者。シベリウス音楽院でヴァイオリンを学び、17歳でアヴァンティ室内管弦楽団の創設に参加する。その後、フィンランド放送交響楽団のコンサートマスターを務める。1989年から3年間、シベリウス音楽院の指揮者ヨルマ・パヌラのクラスに在籍した。1993年、フィンランド放送交響楽団の指揮者が病気のため公演の直前にキャンセルし、代役として指揮台に立った。この成功により、同交響楽団の副常任指揮者の1人となった。1999年、バーミンガム市交響楽団の音楽監督に就任、2003年5月、同交響楽団が主催するフルーフ音楽祭の芸術監督を務めた。2006年より、フィンランドのコッコラ歌劇場の首席指揮者。2008年より、ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者を務めている。2013年のシーズンからはオストロボスニア室内管弦楽団の芸術監督に就任。
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オストロボスニア室内管弦楽団(Ostrobothnian Chamber Orchestra)は、フィンランド・コッコラに本拠地を置く弦楽アンサンブルである。1972年、ユハ・カンガスにより国内の音楽学生を集めた学生オーケストラとして設立された。1989年からプロ・オーケストラとしての活動を始め、1993年に「NOMUS(北欧音楽委員会)賞」を受賞。名実ともフィンランドと北欧を代表する弦楽オーケストラとして国際的に知られるようになった。2013年、ユハ・カンガスが名誉指揮者に就くと、後任の芸術監督にはサカリ・オラモ(Sakari Markus Oramo)が就任した。
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高域弦には伸びが有り、低域弦は厚みのある響きを伴っている。音響空間は横への広がり感はあまり無いが、奥行き方向には広がりを感じる。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられており、アンビエンスな音も捉えている。録音場所はフィンランド、コッコラ、Snellman Hall

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(833) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Vivaldi
Bassoon Concertos
PTC5186539
Gustavo Núñez (bassoon)
Academy of St. Martin in the Fields
録音 2015年4月
Pentatone

ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集
・ファゴット協奏曲 ハ長調 RV474
・ファゴット協奏曲 ヘ長調 RV488
・ファゴット協奏曲 変ロ長調 「夜」RV501
・ファゴット協奏曲 ハ長調 RV477
・ファゴット協奏曲 イ短調 RV497
・ファゴット協奏曲 ハ長調 RV467


グスターボ・ヌニュス (Gustavo Nunez,1965年2月~)はウルグアイのモンテビデオ生まれ。数年間ヴァイオリンを学んだ後、11歳でファゴットに転向。16歳から王立音楽大学でケリー・カムデンに師事。1984年からハノーヴァー音楽大学特別クラスでクラウス・トゥネーマンに学ぶ。1987年、ジュネーブ国際コンクールでスイス賞、ミュンヘンでカール・マリア・フォン・ウェーバー賞を受賞。1988年にダルムシュタットのオペラハウスに招かれた後、1989年からバンベルク交響楽団の首席ファゴット奏者として活躍。1995年よりロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団で首席ファゴット奏者を務める傍ら、現在デュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽院で教鞭をとっている。
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アカデミー室内管弦楽団(Academy of St. Martin in the Fields)は、イギリスのオーケストラ。略称はジ・アカデミー(The Academy)。当初は室内楽編成のオーケストラで、17世紀から18世紀の音楽を専門にしてきたが、古楽器オーケストラの台頭や、標準編成のモダン楽器のオーケストラが「古楽奏法」にも取り組む中、編成とレパートリーを拡張して独自の路線を歩み続けている。ロンドンでネヴィル・マリナーが創立し、1959年に最初の演奏会を行なった。当初はセント・マーティン=イン=ザ=フィールズ教会の小編成の、指揮者なしの弦楽合奏団として、バロック音楽演奏の復活に貢献してきた。音楽学者・鍵盤楽器奏者のサーストン・ダートの校訂によるJ・S・バッハの管弦楽組曲や『ブランデンブルク協奏曲』、ヴィヴァルディの『四季』の演奏ではそれまでの演奏に見られない新解釈を示し、当時の音楽界で話題を呼んだ。管楽器を加えるようになってから、演奏曲目に見合うように編成や規模を変更し、バロック音楽だけに留まらず古典派音楽から現代音楽までレパートリーを広げて演奏するようになった。
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ブックレットの録音風景写真と同様にソロのバスーンはセンター前寄り、チェンバロは右奥に定位している。音像は左右、奥行き方向にも広がっている。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。録音場所はロンドン、セントジョンズ・スミス・スクエア

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(832) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Beethoven/Hillborg
CHAMBER WORKS
PTC5186718
Calder Quartet
録音 2018年5月
Pentatone

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
ヒルボリ:コングスガード変奏曲
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131

アンデシュ・ヒルボリ (Anders Hillborg,1954年5月~)はスウェーデンの作曲家。1976年から1982年までストックホルム音学大学(KungligaMusikhögskolan)にて作曲、対位法、電子音楽を学んだ。スウェーデンのマルメ音楽アカデミー(Musikhögskolan i Malmö)にて作曲科の教授に就いている。作曲家としては管弦楽曲、合唱曲、室内楽、映画やポピュラー音楽などを作曲。
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カルダー四重奏団(Calder Quartet)は1998年創立のアメリカ、ロスアンジェルスを拠点として活躍する弦楽四重奏団。南カリフォルニア大学出身で構成され、アメリカの彫刻家アレクサンダー・カルダー(Alexander Calder)からその名を取っている。メンバーはヴァイオリンのベンジャミン・ジェイコブソン(Benjamin Jacobson)、アンドリュー・バルブルック(Andrew Bulbrook)、ヴィオラのジョナサン・モーシェル(Jonathan Moerschel)、チェロのエリック・バイヤーズ(Eric Byers)で構成されている。
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小編成の弦楽四重奏団だが横への広がり感がある録音で、各楽器の定位もしっかりしている。特に1st Vnはクリアで瑞々しい響きを伴っている。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑え、マイクは遠目にセッティングし、アンビエンスな音を捉えている。録音場所はロサンジェルス、コルバーン音楽学校ジッパー・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(831) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Brahms The Five Sonatas for Violin & Piano, Vol.1.jpg
Brahms
The Five Sonatas for Violin & Piano Vol.1
BIS 2369
Ulf Wallin(violin)
Roland Pöntinen(piano)
録音 2017年5月
BIS

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1集
・クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.120 No.1(ヴァイオリンとピアノ版)
・ヴァイオリン・ソナタ イ短調 「F.A.E.ソナタ」 第3楽章 スケルツォ ハ短調 WoO 2
・ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」
・5つの歌 Op. 72 第3曲 おお涼しい森よ(ヴァイオリンとピアノ編)
・4つのリート Op. 46 第4曲 ナイチンゲールに寄せて(ヴァイオリンとピアノ編)

ウルフ・ヴァリン(Ulf Wallin,1945年~)はスウェーデン出身のヴァイオリニスト。ストックホルムの王立音楽院およびウィーン国立音楽大学で教鞭をうける。ウィーンでは名匠シュナイダーハンに師事。ドイツのデトモルト音楽学校や1996 年以来ベルリンのハンス ・ アイスラー音楽大学でヴァイオリンの教授をしている。
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ローランド・ペンティネン(Roland Peter Pöntinen, 1963年5月~ )は、スウェーデンのピアニスト。父親はレニングラード(現サンクトペテルブルク)近郊イングリアの出身のフィン語話者で、ソ連からの亡命者であった。アドルフ・フレドリク音楽学校に学び、ストックホルム・スウェーデン王立音楽院にてアラン・グンナル・ハルハーゲンに師事。その後インディアナ大学ブルーミントン校に留学し、メナヘム・プレスラーやジェルジー・シェボク、エリザーベト・レオンスカヤに師事する。1981年にストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団と共演してデビューを果たし、その後欧米や韓国、南米、オーストラリアやニュージーランドの主要なオーケストラと共演してきた。レパートリーは幅広く、ソリストとしてショパン、サティ、スクリャービン、ラフマニノフ、シェーンベルク、ベルク、プーランクを、室内楽奏者としてシューマン、ブラームス、グリーグ、ヤナーチェク、シェーンベルク、ヴェーベルン、ヒンデミット、ショスタコーヴィチ、ジョリヴェ、トゥービン、シュニトケの作品を含めており、録音数も非常に多い。
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ヴァイオリン、ピアノともセンターの少し下がった位置に定位している。サラウンドスピーカーからの音は、マイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。録音場所はスウェーデン、ピテオー、スタジオ・アクースティクム

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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