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SACDサラウンド・レビュー(911) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Weber Complete Works for Piano and Orchestra.jpg
Weber
Complete Works for Piano and Orchestra
BIS2384
Ronald Brautigam (fortepiano)
Michael Alexander Willens/Kölner Akademie
録音 2018年11月
BIS

ウェーバー:ピアノと管弦楽のための作品全集
・ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.11,J.98
・ピアノ協奏曲第2番 変ホ長調 Op.32,J.155
・コンツェルトシュテュック ヘ短調 Op. 79,J.282

ロナルド・ブラウティハム(Ronald Brautigam,1954年10月~)はブラウティガムと呼ばれることもある。オランダの主要なピアノ演奏家の一人。最初はモダンピアノの奏者としてキャリアをスタートしたが、今ではフォルテ・ピアノの演奏家として地位を確立している。アムステルダムに生まれ、スウェーリンク音楽院でヤン・ウィーンに師事。その後、ルドルフ ・ ゼルキンについてアムステルダム、ロンドン、アメリカ合衆国で学んだ。1984 年にオランダの権威ある音楽賞のNederlandse Muziekprijsを受賞した。リッカルド・シャイー、シャルル・デュトワ、ベルナルド・ハイティンク、フランス・ブリュッヘン、フィリップ・ヘレヴェッヘ、クリストファー・ホグウッド、アンドルー・パロット、ブルーノ・ワイルなどの著名な指揮者のもと、主要なヨーロッパのオーケストラと定期的に共演している。最近では2017年2月に来日し、モーツァルトやベートーヴェンのピアノ・ ソナタの公演を行った。
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ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(Michael Alexander Willens,1952年10月~)はアメリカの指揮者。ジュリアード音楽院にて指揮をジョン・ネルソン(ジュリアード音楽院)、レナード・バーンスタイン(タングルウッド)などに学ぶ。リンカーンセンターのグレート・パフォーマーズ・シリーズやドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、イタリアなどの主要な音楽祭に出演。ケルン・アカデミーの音楽監督。

ケルン・アカデミー(Kölner Akademie)は指揮者のミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズによって、1996年に創設されたドイツのケルンを拠点とするオーケストラ。レパートリーは17世紀から21世紀までの音楽で、それらの作品をその時代の演奏解釈のもとに時代に合った楽器(バロック、クラシックなど)を使い分ける。歴史的研究を追求し、作曲家の意図を引き出すことを心がけるその演奏は新鮮で自然に聴こえ、作品の本来の姿を生き生きと響かせる。 2013年5月にフォルテ・ピアノのロナルド・ブラウティハム、ヴィレンズと共に来日し、モーツアルトのピアノ協奏曲などを演奏した。
Kölner Akademie_11.jpg


2管編成の少人数の室内楽団による演奏だが左右への広がり感のある音響空間になっている。ピアノに比べ音の小さなフォルテ・ピアノであるがバックの演奏とのバランスは良い。サラウンドスピーカーからの音は小さめに抑えておりアンビエンスがメイン。録音場所はDeutschlandfunk Kammermusiksaal,Cologne,Germany

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(910) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Brahms Symphony No. 3 & Serenade No. 2.jpg
Brahms
Symphony No.3 & Serenade No.2
CCSSA43821
Ivan Fischer/Budapest Festival Orchestra
録音 2020年9月
Channel Classics

ブラームス:
・交響曲第3番ヘ長調 Op.90
・セレナード第2番イ長調 Op.16

イヴァン・フィッシャー(Iván Fischer, 1951年1月~ )は、ブダペスト生まれのハンガリーの指揮者。ウィーン音楽院でハンス・スワロフスキーに師事し、ウィーン交響楽団などへの客演で正当な音楽を作っている。ユダヤ系ハンガリー人で、父シャーンドル、兄アダム、従兄弟ジェルジも指揮者という音楽家の家族である。ブダペスト祝祭管弦楽団の創設にかかわり、1983年来音楽監督を務めている。また、2011年からはベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席指揮者にも就任した。代表盤は音楽監督を務めるブダペスト祝祭管弦楽団との、バルトークやコダーイ、ドヴォルザークの作品など。
Iván Fischer_6.jpg


ブダペスト祝祭管弦楽団(Budapest Festival Orchestra)は、ブダペストを本拠地とするハンガリーのオーケストラである。略称は英語ではBFO、ハンガリー語ではBFZ。2008年2月より現在に至るまで、創設者の一人、イヴァン・フィッシャーが音楽監督を務めている。1983年、指揮者のイヴァン・フィッシャーとピアニストのゾルターン・コチシュを音楽監督として創立した。構成する音楽家による自主的な演奏団体である。祝祭の名からもわかるように、当初は年に3、4回程度、ハンガリーの音楽祭などのイベントで演奏する団体であったが、1992年に常設オーケストラとなった。ハンガリー国内において、ベーラ・バルトーク国立コンサートホールやリスト音楽院大ホールで定期的にオーケストラ公演を行っている。また、定期公演中には毎年3月の「ブダペスト春の音楽祭」への出演も含まれる。近年ではザルツブルク音楽祭をはじめ世界各国の音楽祭に出演するなど、国際的な活躍も目立つ。
Budapest Festival Orchestra_9.jpg


ホールトーンの豊かな録音で、低域弦の重厚さと、高域弦の伸びのある響きを伴っている。1ポイントマイクをメインとし、スポットマイクは多用していないと思われる録音で、コンサートホールの中程で聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスな音がメインだが、直接音も感じる。録音場所はブダペスト芸術宮殿(Müpa)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(909) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Franck Trois Pieces & Trois Chorals.jpg
Franck
Trois Pieces & Trois Chorals
BIS2349
Pétur Sakari (organ)
録音 2020年1月
BIS

フランク:オルガンのための3つの小品と3つのコラール
・オルガンのための3つの小品
・オルガンのための3つのコラール

ピェートゥル・サカリ(Pétur Sakari ,1992年~)はフィンランドのオルガニスト。3歳からチェロを習い、8歳の時、ペッカ・スイッカネンについてオルガンを学ぶ。2005年、13歳でリサイタル・デビュー。その後フィンランドでトーマス・(Tuomas Karjalainen)に師事。2010年からはフランスでオルガンをダニエル・ロス(Daniel Roth)に師事。シベリウス・音楽院ではチェロと民族音楽を学んだ。トゥルク(Turku Organ 2006 )、ラハティ(Lahti Organ 2009)、ポリ(Pori Organ 2010)とトゥルク大聖堂のオルガンフェスティヴァル(Turku Cathedral 2010)に参加、最優秀若手芸術家と最優秀若手オルガニストに選ばれた。
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トラック1ではフランス、オルレアンにあるサン=クロワ大聖堂のパイプ・オルガンの超低音が腹に響く。マイクのセッティングはオルガンからかなり距離を取ったと思われる奥行き感のある収録。録音場所はロワレ県、オルレアン市、サン=クロワ大聖堂(Cathédrale Sainte-Croix, Orléans, France)
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サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(908) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Works of JS Bach For Baroque Violin & Organ.jpg
Works of JS Bach For Baroque Violin & Organ
AE11281
Annegret Siedel (violin)
Ute Gremmel-Geuchen (organ)
録音 2020年6月 
Aeolus

コピーライト
J.S.バッハ:バロック・ヴァイオリンとオルガンによる編曲集
・協奏曲ニ短調 BWV.596(原曲:ヴィヴァルディ/第1&第3楽章:オルガン独奏、第2楽章:ヴァイオリン&オルガン)
・トリオ・ソナタ第4番ホ短調 BWV.528(ヴァイオリン&オルガン)
・カンタータ第22番~コラール『汝の慈愛によりてわれらを死なしめたまえ』(クラウス・ユルゲン・ティース編曲/ヴァイオリン&オルガン)
・シュープラー・コラール集より『イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて』     BWV.650(ヴァイオリン&オルガン)
・前奏曲 二短調 BWV.1001(グスタフ・レオンハルト編曲/オルガン独奏)
・フーガ ニ短調 BWV.539-2
・トッカータとフーガ イ短調 BWV.565(アネグレット・ジーデル編曲/ヴァイオリン独奏/原調:ニ短調)
・コラール『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』 BWV.659(クリストフ・M・フロメン編曲/ヴァイオリン&オルガン)
・コラール『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』 BWV.660(クリストフ・M・フロメン編曲/ヴァイオリン&オルガン)
・モテット第3番『わが喜びなるイエスよ』 BWV.227(アルフレート・ベルトレート編曲/オルガン独奏/7曲抜粋)
・協奏曲ニ短調 BWV.974(原曲:マルチェッロ/第1&第3楽章:オルガン独奏、第2楽章:ヴァイオリン&オルガン)



アンネグレット・ジーデル(Annegret Siedel,1963年~)はドイツ、ベルリン生まれのオーストリアの女性ヴァイオリニスト、ヴィオリスト。ベルリンで学んだ後、コミッシュ・オペラ・オーケストラ(Komische Oper orchestra)の1stヴァイオリン奏者、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団(Mozarteum Orchester Salzburg)にて演奏活動を行っていた。ベルリンではマイケル・ヴォグラー(Michael Vogler)とウィーンではエルンスト・コヴァチッチ(Ernst Kovacic)に師事。1990年から1993年まで、黒崎宏にバロック・ヴァイオリンを、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院ではニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt)に古楽を学んだ。1995年以来ソリスト、室内楽アンサンブルの一員、古楽器によるバロックからロマン派までを演奏するオーケストラのコンサートマスターとして活躍している。
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ウーテ・グレンメル・ガウヒェン(Ute Gremmel-Geuchen)はドイツ、デュッセルドルフ生まれの女性オルガニスト、チェンバリスト。オルガンをデュッセルドルフでオスカー・ゴットリープ・ブラー(Oskar Gottlieb Blarr)に師事、その後、ケルン音楽大学(College of Music in Cologne)でオルガンをピーター・ノイマン(Peter Neumann)に師事した。アムステルダム・スウィーリンク音楽院でエヴァルト・コーイマンに(Ewald Kooiman)に師事した後、シュトゥットガルト音楽大学(Musikhochschule of Stuttgart)でジョン・ラウクヴィク(John Laukvik)とルドガー・ローマン(Ludger Lohmann)に師事し、チェンバロでのディプロマとオルガンのソリストの試験を受けた。ローザンヌとナイメーヘン・コンペティション(Nijmegen competitions)で入賞し、多くのCDの録音を行っている。2000年以来、ケンペン・ピータース教会(Kempen Paterskirche)のオルガニストであり、ケンペン・オルガン・コンサート(KEMPEN ORGANCONCERTS)の芸術監督を務めている。
Ute Gremmel-Geuchen_1.png


オルガンの音像は左右、奥行、上方にも広がっている。バロック・ヴァイオリンの音色はクリアで、特に高域弦の響きが美しい。オルガンとヴァイオリンの音のバランスも良い。サラウンドスピーカーからの音はやや大きめ。録音場所はドイツ、ケンペン・ピータース教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(907) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Music From Proust's Salons.jpg
Music From Proust's Salons
BIS2522
Steven Isserlis (cello)
Connie Shih (piano)
録音 2019年10月
BIS

プルーストのサロン音楽
レイナルド・アーン: ヴァリアシオン・シャンタント(歌謡的変奏曲)
ガブリエル・フォーレ:
・ロマンス Op.69
・エレジー Op.24
カミーユ・サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1番 ハ短調 Op.32
アンリ・デュパルク: チェロ・ソナタ イ短調
オーギュスタ・オルメス:レチタティーヴォと歌(S. イッサーリスによるチェロとピアノ編)
セザール・フランク:チェロ・ソナタ イ長調 M.8

レイナルド・アーン(Reynaldo Hahn, 1875年8月~1947年1月)は、ベネズエラの首都カラカスに生まれ、フランスで活躍した作曲家。父は同国の外交官を務めるドイツ系ユダヤ人、母はスペインのバスク人であった。外交官の父は音楽に造詣が深かった。レイナルド3歳のとき家族共々パリに移り住む。1885年にパリ音楽院に入学。マスネやサン=サーンスに師事した。1894年の時3歳年長のマルセル・プルーストと出会い、以後交友関係は生涯続いた。マスネに生涯に渡る庇護を受けた彼は、後年オペラ指揮者としても活躍した。
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アンリ・デュパルク(Eugène Marie Henri Fouques Duparc,1848年1月~1933年2月)は、パリ生まれのフランス後期ロマン派の作曲家。ヴォージラール地区にあったイエズス会のコレージュにてセザール・フランクにピアノと作曲を師事する。デュパルクはフランクの最初の作曲の弟子の一人にあたる。大部分の作品を自ら破棄したため、歌曲を中心にごく少数の作品しか残されていないが、「旅へのいざない」などの残された作品のいくつかはフランス歌曲を代表する歌曲とみなされている。
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オーギュスタ・オルメス(Augusta Mary Anne Holmès,1847年12月~1903年1月)は19世紀フランスの女性作曲家の先駆者。母親はアイルランド人。当時はパリ音楽院に女性の入学が許可されていなかったことと、音楽学習への母親の強い反対があったことから、母親の没後に、個人教授についてピアノやオルガン、音楽理論を学んだ。フランツ・リストに作品を見せて激励される。1876年からセザール・フランクに作曲を師事する。主に舞台音楽や声楽曲の作曲家であり、自作の歌曲やオラトリオ、合唱交響曲やオペラに、ワーグナーよろしく手ずから台本を執筆した。
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スティーヴン・イッサーリス(Steven Isserlis, 1958年12月~ )は、イギリス、ロンドン生まれのチェロ奏者。10歳からロンドンの国際チェロセンターでジェーン・コーワンに師事。1976年、アメリカのオバーリン大学に留学。1993年、アメリカでピアティゴルスキー芸術賞を受賞。同年、イギリスのロイヤル・フィルハーモニック協会から年間最優秀器楽演奏家賞を受賞。多岐にわたるレパートリーと、ガット弦を用いた個性的な音色によって有名。
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コニー・シー(Connie Shih)カナダ生まれのピアニスト。9歳でシアトル交響楽団とメンデルスゾーンのピアノ協奏曲第1番を共演し、オーケストラ・デビュー。1993年、30歳以下の最も優れたアーティストに贈られるシルヴァ・ゲルバー賞を受賞。ソリストとして、カナダ、アメリカ、ヨーロッパ各地のオーケストラと共演し、ソロ・リサイタルもカナダ、アメリカ、アイスランド、イギリス、スペイン、イタリア、ドイツ、さらに中国で数多く開いている。また、室内楽もタベア・ツィンマーマン、イザベル・ファウストなど多くの世界的な音楽家たちと演奏し、中でもチェロのスティーヴン・イッサーリスとの度重なる共演は高く評価されている。
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イッサーリスとコニー・シーのコンビによる「戦時のチェロ曲」に次ぐアルバム。
フランスの作家マルセル・プルースト(1871-1922)に焦点を当てた内容で構成されている。

Vcはセンター前寄りに、ピアノはセンター奥に定位している。両者の音のバランスは良く、Vcの低域弦の柔らかい響きが心地よい。録音場所はイギリス、Westleton,Suffolk,Pottn Hall

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(906) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Mozart,Jones  Violin Sonatas Fragment Completions.jpg
Mozart/Jones
Violin Sonatas Fragment Completions
CCSSA42721
Rachel Podger (violin)
Christopher Glynn (piano)
録音 2020年11月

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ・アレグロ楽章断片の補筆完成版
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 の断片 Fr 1782c
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 の断片 Fr 1784b
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 の断片 Fr 1789f
・ピアノとヴァイオリンのための幻想曲 ハ短調 の断片 Fr 1782l
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 の断片 Fr 1782c
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 の断片 Fr 1784b
・ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 の断片 Fr 1789f

レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger,1968年~)はイギリス生まれのヴァイオリニスト。ドイツのルドルフ・シュタイナー・スクールで教育を受け、帰国後ギルドホール音楽演劇学校でミカエラ・コンバーティとデイヴィッド・タケノに師事した。在学中からバロック奏法に興味を惹かれ、バロック音楽を専門とするフロレジウムとパラディアン・アンサンブルという楽団の創設に関与する。その後も、このアンサンブルとコンサート・ツアーやレコーディングに参加し、国際的にも高く評価されている。1997年、トレヴァー・ピノックに招かれ、イングリッシュ・コンサートのコンサートミストレス兼協奏曲ソリストに就任、ますます多忙な日々となった。2015年に英国王立音楽院(RAM)のバッハ賞を受賞。最近では2018年6月~7月開催の調布国際音楽祭2018に来日し、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番などを演奏した。
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クリストファー・グリン(Christopher Glynn,1974年9月~)はイギリス、レスター生まれのピアノ奏者。ライデール・フェスティバル(Ryedale Festival)の芸術監督も務めている。オックスフォードにあるニュー・カレッジにて音楽を学び、フランスでピアノをジョン・ストリート(John Streets)に師事。王立音楽院にてマルコム・マルティノー(Malcolm Martineau)に師事。多くのクラッシックの有名歌手とも共演し、ピアノを伴奏している。
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教会での収録で、ブックレットにはマイクのセッティングが伺える写真が掲載されており、Vn用のステレオマイクはポッジャーの立ち位置とフォルテピアノの間にVnから離して、オフマイク気味の高さに、フォルテピアノ用のマイクはオンマイクで、他にサラウンド用のマイクが設置されているように見える。
Vnはセンター前寄りに、フォルテピアノはセンターの下がった位置に定位している。サラウンドスピーカーからの音には直接音がかなり入っている。録音場所はロンドン、アッパー・ノーウッド、セント・ジョンズ教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(905) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Respighi Transcriptions.jpg
Respighi
Transcriptions of Bach and Rachmaninov
BIS2350
John Neschling/Orchestre Philharmonique de Liège
録音 2017年9月
BIS

オットリーノ・レスピーギ:
・バッハ 前奏曲とフーガ ニ長調 P.158 (J.S.バッハのBWV532による)
・バッハ パッサカリアとフーガ ハ短調 P.159 (J.S.バッハのBWV582による)
・3つのコラール P.167 (J.S.バッハによる)
・ラフマニノフ 5つの絵画的練習曲 P.160

ジョン・ネシュリング(John Neschling,1947年~)はサンパウロ生まれのブラジルの指揮者。シェーンベルクやボダンツキーの血を引くという人物であり、スワロフスキー、バーンスタインの薫陶を受けたというキャリアの持ち主。1997年以来、サンパウロ交響楽団の音楽監督を務めていたが、2009年に楽団事務局のトップと争い同ポストを解任させられた。2013年1月よりサンパウロ市立劇場(Municipal Theatre of São Paulo)の芸術監督に就いた。
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リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団(Orchestre Philharmonique Royal de Liège)はベルキー、リエージュ王立音楽院付属の国立の管弦楽団。1960年設立でリエージュを本拠地とする。2011年9月より2019年まではクリスチャン・アルミンク(Christian Arming)が、2019年からはゲルゲイ・マダラス(Gergely Madaras)が音楽監督に就いている。
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ジョン・ネシュリング&リエージュ・フィルによるレスピーギの管弦楽作品集の第4弾に続く第5弾。

J.S.バッハのオルガン曲3曲とラフマニノフのピアノ練習曲をレスピーギがオーケストラ用に編曲したもの。ホールトーンは豊かであるが、高域弦の音の伸びはあまり無い。1ポイントマイクをメインとし、スポットマイクは多用していないと思われる録音。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はベルギー、リエージュ、Salle Philharmoique

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(904) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Louis Couperin Edition Vol.4.jpg
Louis Couperin Edition Vol.4
AE10184
Bob van Asperen
録音 2008年
Aeolus

クラヴサン組曲集Vol.4
ルイ・クープラン:
・組曲ト短調
・組曲ニ短調
・組曲ハ長調
・組曲ホ短調
・組曲ロ短調
・組曲ニ長調
・パヴァーヌ 嬰ヘ短調
・ファンタジー ホ短調(フリギア旋法)

ボブ・ファン・アスペレン(Bob van Asperen,1947年10月~)は、オランダ、アムステルダム生まれのチェンバロ奏者、オルガン奏者、指揮者。アムステルダム音楽院にてグスタフ・レオンハルトに師事した後、国際的な演奏活動に取り掛かる。オトテール四重奏団やラ・プティット・バンドの一員であるとともに、古楽器オーケストラ「メラント81」(Melante '81)の設立者でもある。1988年にアムステルダム・スウェーリンク音楽院の教授に就任し、門人にピーテル=ヤン・ベルダーらがいる。主要なレパートリーに、ジョン・ブルやヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、アントニ・ファン・ノールトがあり、録音数も数多い。とりわけバッハのクラヴィーア曲の解釈で名高い。
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クープランのクラヴサン組曲集Vol.3に続く組曲第4集
録音レベルは大きめ。ブックレットに録音時のマイクのセッティングの写真が載せられており、教会の礼拝堂の後部のオルガンと礼拝席の背面側の空間にチェンバロを配置している。使用マイクはメインマイク、アンビエンス用マイクを含め5本以上使用しているように見える。ピアノの録音と同じようにオンマイクでの収録と思ったが、チェンバロとの距離はオフマイク気味にしている。使用楽器はヨハネス・ルッカース1640年製のオリジナル・チェンバロ。録音場所はドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン州、Kirche Wertherbruch

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(903) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Mahler Symphony No.10.jpg
Mahler
Symphony No.10
BIS2396
Osmo Vänskä/Minnesota Orchestra
録音 2019年6月
BIS

グスタフ・マーラー:交響曲第10番 嬰ヘ短調(1989年クック版)

オスモ・ヴァンスカ(Osmo Vänskä,1953年2月~ )は、フィンランドの指揮者。元はクラリネット奏者であり、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団で活動していたが、シベリウス音楽アカデミーでヨルマ・パヌラに師事して指揮を学んだ後、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、指揮者としての活動を本格的に開始した。1985年にラハティ交響楽団の首席客演指揮者に就任、さらに1988年に同楽団の音楽監督に就任し、2008年に退くまで、フィンランドの一地方オーケストラに過ぎなかった同楽団を世界的なオーケストラに育て上げた。同楽団とのシベリウスの交響曲や管弦楽曲の録音は、世界的に評価が高い。1993年から1996年までアイスランド交響楽団、1996年から2002年までBBCスコティッシュ交響楽団のそれぞれ首席指揮者を務めた。また、2003年より2013年までミネソタ管弦楽団の音楽監督を務め、同楽団とベートーヴェンの交響曲の全曲録音を行った。2012年の2月に来日し、シベリウスの交響曲第2番などを読響と共演した。
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ミネソタ管弦楽団(Minnesota Orchestra)は、ミネソタ州ミネアポリスを拠点とするアメリカ合衆国のオーケストラ。1903年にミネアポリス交響楽団(Minneapolis Symphony Orchestra)として設立され、同年11月5日に最初の演奏会を行なった。1968年にミネソタ管弦楽団に名称を変更した。主な歴代首席指揮者はユージン・オーマンディ、アンタル・ドラティ、大植英次(1995年~2002年)、オスモ・ヴァンスカ (2003年~2013年、2014年5月から再任~2021年のシーズンで終了予定)など。
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交響曲第7番「夜の歌」に続くヴァンスカ&ミネソタ管の組み合わせによるマーラーの交響曲シリーズ第7弾。

1ポイントマイクをメインとしてスポットマイクは多用していないと思われる録音で、音響空間は左右、奥行方向にも広く、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。高域弦の音の伸びが有り、ホールトーンは適度にある。サラウンドスピーカーからの音には直接音も含まれている。録音場所はミネソタ州、ミネアポリス、オーケストラ・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(902) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Orgelpunkt Sauer Organ Die Glocke Bremen.jpg
Orgelpunkt
Sauer Organ Die Glocke Bremen
MDG9512201
Stephan Leuthold(Track 1,2,4,8,9)
Felix Mende(Track 3)
Lea Suter(Track 5-7)
David Schollmeyer(Track 10-12)
録音 2020年8月
MDG

オルゲルプンクト~ブレーメン大聖堂のザウアー・オルガン

メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ第1番ホ短調op.35-1
マルコ・エンリコ・ボッシ:主題と変奏op.115
リスト:コンソレーション
J.S.バッハ:幻想曲とフーガBWV542
ジャン・アラン:幻想曲第2番
デュリュフレ:
・シシリエンヌ
・組曲op.5~トッカータ
ジョゼフ・ジョンゲン:
・マイのうたop.53-1
・スケルツェットop.108-1
ルイ・ヴィエルヌ:交響曲第6番op.59~終楽章

ステファン・ロイトホルト(Stephan Leuthold)ドレスデン、ハノーバー、シュトゥットガルトでオルガンと教会音楽を学び、ソリスト試験を修了。フライベルクで開催された第3回ゴットフリートシルバーマン・オルガンコンクールで最優秀賞を受賞。2014年1月1日以来、ブレーメン大聖堂のオルガニストを務めている。
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フェリックス・メンデ(Felix Mende,1987年~)フランクフルト、ケルンとライプツィヒで教会音楽とオルガンを学び、2015年に教会音楽の修士号を取得。現在はライプツィヒのフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽劇場大学でマーティン・シュミディング(Martin Schmeding)教授とトーマス・レナルツ(Thomas Lennartz)教授と共にオルガンマスタークラスに所属している。2015年8月からフルタイムのオルガニストを務めるシュトゥットガルトのシュトゥットガルトKMDケイヨハンセンの音楽アシスタントとして、ランデスキルシュヴュルテンベルクで教会音楽のインターンシップを修了。
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1928年に完成した時、その響きを聴いた聴衆や評論家からは大絶賛されたというブレーメン大聖堂にあるドイツの名オルガン製作者ヴィルヘルム・ザウアー(1831年~1916年)製作のオルガンを4人の奏者が弾いている。

J.S.バッハ、メンデルスゾーン、リスト以外は近代の作曲家5人のオルガン作品。オルガンとの奥行感を感じる録音になっており、大聖堂での演奏であるが残響はそれほど豊かには感じない。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          6ch(2+2+2方式)

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SACDサラウンド・レビュー(901) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Saint-Saëns Piano Concertos 3, 4 & 5.jpg
Saint-Saëns
Piano Concertos 3, 4 & 5
BIS2300
Alexandre Kantorow (piano)
Jean-Jacques Kantorow/Tapiola Sinfonietta
録音  2016年9月(No.4,5)
    2018年1,2月(No.3)
BIS

カミーユ・サン=サーンス:
・ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 Op.29
・ピアノ協奏曲第4番 ハ短調 Op.44
・ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 「エジプト風」 Op.103

アレクサンドル・カントロフ(Alexandre Kantorow, 1997年~)パリ生まれのロシアのピアニスト。名ヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフを父にもつ。5歳からピアノを習い始め、パリのスコラ・カントルム音楽院にてIgor Laszkoに師事。その後パリ国立高等音楽院にてフランク・ブラレイ(Frank Braley)、上田晴子(Haruko Ueda)に師事。 16歳のときにナントおよびワルシャワでのラ・フォル・ジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露し、抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させた。2019年チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門において優勝。
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ジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow,1945年10月~ )は、カンヌ生まれのヴァイオリン奏者、指揮者。アルメニア系ロシア人の両親の下に生まれた。ニース音楽院を経て、パリ国立高等音楽院を卒業する。1964年 第11回パガニーニ国際コンクール、1968年のティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。グレン・グールドにコンクール時の演奏を絶賛され、19歳にてカーネギーホールでデビューリサイタルを開いた後は、世界中でソリスト、室内楽奏者として活躍。オーヴェルニュ室内管弦楽団、フィンランドのタピオラ・シンフォニエッタの芸術監督を始めとし、グラナダ市交響楽団、パリ室内管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団の首席客演指揮者を経験。パリ国立高等音楽院のヴァイオリン科教授を務めるほか、世界中でマスタークラスを開き、教育にも情熱的に力を入れている。
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タピオラ・シフォニエッタ(Tapiola Sinfonietta)は1987年に創設され、エスポー市管弦楽団とも呼ばれる。フィンランドの首都ヘルシンキに隣接したエスポーという市のタピオラ・ホールを拠点とする。芸術監督をオスモ・ヴァンスカ、ジャン=ジャック・カントロフなどが歴任している。

チャイコフスキー国際コンクールに優勝したアレクサンドルと父親ジャン=ジャックとの共演での収録。ジャン=ジャックの指揮はラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014の2回経験した。

音響空間は左右、奥行方向にも広い。ピアノはセンターの少し下がった位置に定位している。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はフィンランド、タピオラ・コンサートホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(900) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Delibes
Ballet Suites
CHSA5257
Neeme Järvi/Royal Scottish National Orchestra
録音 2019年11月
Chandos

ドリーブ バレエ組曲集
・バレエ音楽「シルヴィア」組曲(N.ヤルヴィによる管弦楽編)
・バレエ音楽「泉、またはナイラ」組曲(N.ヤルヴィによる管弦楽編)
・バレエ音楽「コッペリア」組曲(N.ヤルヴィによる管弦楽編)

クレマン・フィリベール・レオ・ドリーブ(Clément Philibert Léo Delibes, 1836年2月~1891年1月)は、フランス・ロマン派の作曲家。バレエ音楽や歌劇で知られており、「フランス・バレエ音楽の父」と呼ばれる。迫力や壮大などといった言葉とは無縁の、優美で繊細な舞台音楽を残した。

ネーメ・ヤルヴィ(Neeme Jarvi ,1937年~)エストニアのタリン生まれの指揮者。タリン音楽学校で学んだ後レニングラード音楽院でエフゲニ・ムラヴィンスキーに師事。1963年、エストニア放送オーケストラの音楽監督になり、タリン室内管弦楽団を創立。エストニア歌劇場の首席指揮者を務め、1971年、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミー指揮者コンクールで優勝。1980年に米国移住。1981年からスコットランド国立管弦楽団の音楽監督、1982年以降エーテボリ交響楽団の首席指揮者、1990年にはデトロイト交響楽団の音楽監督に就任。最近では2014年4月のN響定期公演に来日し、得意とするシベリウスの交響曲第2番やR.シュトラウスのバレエ音楽「ヨセフの伝説」、スヴェンセンの交響曲第2番といった珍しい作品を指揮した。長男パーヴォ、次男クリスチャンも指揮者。
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ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(Royal Scottish National Orchestra)は、スコットランドの最大都市グラスゴーのオーケストラ。グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール及びヘンリー・ウッド・ホールを拠点とし、エディンバラ国際フェスティバルやBBCプロムスにも定期的に登場している。1891年にスコティッシュ管弦楽団(The Scottish Orchestra)として設立。1950年にスコティッシュ・ナショナル管弦楽団(Scottish National Orchestra)と改称した。1991年から英国王室の財政的支援を受け、名称に「ロイヤル」を冠した現名称となった。現在の音楽監督はピーター・ウンジャン。桂冠指揮者をネーメ・ヤルヴィが、名誉指揮者をヴァルター・ヴェラー、アレクサンドル・ラザレフが務めている。
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ワンポイントマイクをメインとし、スポットマイクは多用していないと思われる録音。コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音は、アンビエンスがメインで低めに抑えられている。録音場所はイギリス、グラスゴー、Royal Concert Hall

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(899) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Haydn
String Quartets Op.76
BIS2358
Chiaroscuro Quartet
録音 2018年1月
BIS

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:
・弦楽四重奏曲第63番 変ロ長調 「日の出」 Op.76 No.4,Hob.III:78
・弦楽四重奏曲第64番 ニ長調 Op.76, No.5,Hob.III:79
・弦楽四重奏曲第65番 変ホ長調 「幻想」 Op.76 No.6,Hob.III:80

キアロスクーロ弦楽四重奏団(Chiaroscuro Quartet)は1stVnのロシア生まれのアリーナ・イブラギモヴァを中心に2005年に結成された。絵画の「明暗法」を意味する名の通り、現代楽器にガット弦を張り、チェロ以外の3人は立って演奏。近年の主な活動は、エジンバラ国際音楽祭のデビュー、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダの演奏会、ロンドンの新しい室内楽会場ワナメイカー劇場での演奏会。2013年、ブレーメン音楽祭に共催しているドイツのラジオ放送局のフェルデ賞を受賞、このブレーメン音楽祭には2014年夏にそのオープニングナイトコンサートで再出演が約束されている。この他に、ロンドンのウィグモア・ホール、ヨーク古楽センター、パリのルーヴル・オーディトーリアム、エクサンプロバンスのデ・ジュ・ドゥ・ポーム劇場、ディジョン劇場、リスボンのグルベキアン財団、オールドバラで演奏する。最近では2019年4月に来日し、王子ホールなどで演奏した。
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キアロスクーロ四重奏団による、Op.76-1~3に続くハイドンの弦楽四重奏曲第4弾で、Op.76の後半の3曲。
各楽器間の音の分離とバランスは良く、それぞれの位置に定位している。サラウンドスピーカーからの音は、マイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。録音場所はドイツ、Reitstadel,Neumarkt

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(898) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Mendelssohn
String Symphonies 1-3
MDG9122193
Herbert Schuch (piano)
Mikhail Gurewitsch/Dogma Chamber Orchestra
録音 2020年6月
MDG

メンデルスゾーン・プロジェクト VOL.1
・シンフォニア第1番ハ長調
・シンフォニア第2番ニ長調
・シンフォニア第3番ホ短調
・ピアノと弦楽のための協奏曲イ短調



ヘルベルト・シュフ(Herbert Schuch,1979年9月~)はルーマニア出身のピアニスト。1988年にドイツへ移住。ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学でカール・ハインツ・ケマーリング(Karl-Heinz Kämmerling)に師事。ブレンデルからも薫陶受けたこともあり、2005年にウィーン・ベートーヴェン国際ピアノコンクール(Beethovenpreis in Wien)、ロンドン国際ピアノコンクール(London International Piano Competition)で優勝。
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ミハイル・グレヴィチ(Mikhail Gurewitsch ,1975年~)はロシア生まれのドイツのヴァイオリニスト。子供の頃サンクトペテルブルクのリムスキーコルサコフ音楽院(Rimsky-Korsakov Conservatory)でヴァイオリンのレッスンを受け、その後同大学に入学。卒業後、ドイツのデトモルト音楽大学(Hochschule für Musik in Detmold)で、トーマス・クリスチャン(Thomas Christian)に師事した。ドグマ室内オーケストラのコンサートマスター兼音楽監督、創設者。

ドグマ室内オーケストラ(Dogma Chamber Orchestra)はヴァイオリニストのミハイル・グレヴィチが2004年に創設した室内楽団。1995年にラースフォントリアー周辺の映画監督のグループが発表したドグマ95マニフェストにちなんで名付けられた。
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演奏時間が10分前後の3楽章から成る弦楽シンフォニア3曲とピアノと弦楽のための協奏曲。奥行方向への広がり感のある収録で、高域弦のクリアな響きが印象に残った。協奏曲ではピアノはセンターの少し下がった位置に定位している。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はドイツ、Konzerthaus Der Abtei Marienmünster

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          6ch(2+2+2方式)

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SACDサラウンド・レビュー(897) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Nox
CC72853
Hannes Minnaar (piano)
録音 2020年6月
Challenge Classics

Nox~夜~
シューマン:4つの夜曲 Op.23
ズイダム:Nox(夜)
ラヴェル:夜のガスパール
ヤナーチェク:『草陰の小径』より第7曲『おやすみ!』

ハンネス・ミンナール(Hannes Minnaar,1984年12月~)はオランダのピアニスト。アムステルダム音楽院でヤン・ウィーン(Jan Wijn)に師事、2009年に最高位で卒業。ジャック・ファン・オールトメルセン(Jacques van Oortmerssen)にオルガンも師事。2008年のジュネーヴ国際音楽コンクール第2位、2010年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで第3位。ファン・ベーレ・トリオ(Van Baerle Trio)の一員。
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使用ピアノはクリス・マーネ平行弦ピアノでセンターの少し下がったところに定位している。低音の響きが特に美しく感じられた。サラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音だが、低めに抑えられている。
録音場所はオランダ、Hilversum MCO StudioⅠ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(896) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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English Music For Strings
CHSA5264
John Wilson/Sinfonia of London
録音 2020年1月
Chandos


弦楽オーケストラのためのイギリス音楽
ブリテン:弦楽オーケストラのための 《フランク・ブリッジの主題による変奏曲》 Op.10
ブリッジ:弦楽オーケストラのための 《ラメント(哀歌)》H.117
レノックス・バークリー:弦楽セレナード Op.12
ブリス:弦楽のための音楽 F.123

ジョン・ウィルソン(John Wilson,1972年~)はイギリスの指揮者、編曲家、音楽学者。1994年にジョンウィルソン・オーケストラ(John Wilson Orchestra)を創設。2007年にジョンウィルソン・オーケストラと共にBBCプロムスに出演。2016年よりBBCスコティッシュ・シンフォニーオーケストラ(BBC Scottish Symphony Orchestra)のアソシエイトゲストコンダクター。軽音楽や映画音楽も手掛ける。
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シンフォニア・オブ・ロンドン(Sinfonia of London)は映画音楽やレコーディング・セッションのための専門的なオーケストラとして1955年に設立された。2018年にジョン・ウィルソンが再結成し、その妙技を復活第1弾のアルバム「コルンゴルトの交響曲嬰へ調」で見せた。
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レスピーギのローマ三部作に続く同じ組み合わせでの録音で場所も同じ。
録音レベルは大きめで、広域弦の音の伸び及び低域弦の重厚な響きを伴っている。音響空間は左右に広く、残響の豊富な教会での収録だが、その影響はあまり受けていない。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメインで低めに抑えられている。録音場所はロンドン、キルバーン、セント・オーガスティン教会(Kilburn,Church of St.Augustine)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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私のランニングコース [ランニング]

いつも走っている玉川上水方面のMyジョギングコースを写真を撮りながら走ってきました。
昨日には東京の桜の満開宣言がありましたが、わが武蔵野市は木によって違いはありますが、3から5分咲きという感じでした。

NTT武蔵野研究開発センター北側
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NTT武蔵野研究開発センター正門
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都立武蔵野中央公園東入口
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都立武蔵野中央公園案内板
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都立武蔵野中央公園
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都立武蔵野中央公園南門
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グリンパーク遊歩道にある案内板
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グリンパーク遊歩道
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旧中島飛行機工場への引き込み線の案内板
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関前公園
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関前高射砲陣地跡地案内板
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境浄水場東側から奥多摩方面の山を望む
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玉川上水に架かる大橋
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境浄水場南側の桜道り
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桜橋たもとにある国木田独歩の文学碑
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国木田独歩の文学碑
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境水衛所跡案内板
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千川上水取水口
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境橋近くにある玉川上水の碑
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玉川上水の案内板
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小金井公園東門の駐車場 非常事態宣言が解除されても閉鎖中
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小金井公園内のテニス場は使用可です
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小金井公園東口近くにあるソトオリヒメは満開でした
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ソトオリヒメ
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復路は鈴木街道経由
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SACDサラウンド・レビュー(895) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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In Motion
BIS2529
Amalia Hall (violin)
Franck Fontcouberte/United Strings of Europe
録音 2020年3月
BIS

イン・モーション
フランツ・シューベルト: 弦楽四重奏曲第12番 ハ短調 「四重奏断章」 D.703 (J. アズクールによる弦楽オーケストラ編)
マシュー・ヒンドソン:マラリンガ(M. ハインドソン、T. コエーリョによるヴァイオリンと弦楽オーケストラ編)
ルイジ・ボッケリーニ:弦楽五重奏曲 ハ長調 「マドリードの夜警隊の行進」 Op. 30, No. 6, G. 324 (J. アズクールによる弦楽オーケストラ編)
アルトゥーロ・コラレス:殿方よ、あなたがたに話そう…
ガレス・ファー:弦楽四重奏曲第2番 「モンド・ロンド」(J. アズクールによる弦楽オーケストラ編)

アマリア・ホール(Amalia Hall,1989年2月~)はニュージーランド、オークランド生まれの女性ヴァイオリニスト。9歳でオークランド・フィルハーモニア管弦楽団と共演。カーティス音楽学校卒業。ジョセフ・ヨアヒム国際ヴァイオリンコンクール(Joseph Joachim International Violin Competition in Hannover)、国際ヴァイオリンコンクール「プレミオR.リパイザー」(International Violin Competition “Premio R. Lipizer”)、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール(International Tchaikovsky Competition for Young Musicians)、ソリストとオーケストラのためのプレミオチッタディパドヴァ国際コンクール(Premio Citta di Padova International Competition for Soloists and Orchestra)クロスターシェーンタル国際ヴァイオリンコンクール(Kloster Schöntal International Violin Competition)などで賞を獲得。ニュージーランドのオーケストラで定期的にソリストを務めており、2016年以来、オーケストラ・ウェリントン(Orchestra Wellington)のコンサートマスターを務めている。
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フランク・フォンクベルト(Franck Fontcouberte)は指揮者。打楽器奏者から転向した。デイヴィッド・ロバートソン(David Robertson)、ピエール・ブーレーズ(Pierre Boulez)などに指揮法を師事した。モンペリエ音楽院(Conservatory of Montpellier)のオーケストラ指揮の教授であり、市の国際指揮アカデミー(Montpellier International Conducting Academy)の創設者でもある。ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパの副指揮者。
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ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ(United Strings of Europe)はロンドンに本拠を置く弦楽アンサンブル。ヨーロッパ連合とスイスの若いプロフェッショナルたちが音楽と文化の協力を最高度の水準で促進することを目標に集った。リーダーはレバノン系イギリスのヴァイオリニストのジュリアン・アズクール(Julian Azkoul)。
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ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパのデビュー・アルバム。演奏は1st Vn×4,2nd Vn×3, Va×3,Vc×2,Cb×1にソロのヴァイオリンを加えた形態。トラック3~7はボッケリーニの弦楽5重奏曲をジャズ調に編曲しており、一風変わった感じがする。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はロンドン、ケンティッシュ・タウン 、セント・シラス教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(894) [サラウンド・サウンド・レビュー]

CPE Bach & Mozart Keyboard Variations.jpg
CPE Bach & Mozart
Keyboard Variations
CC72845
Ewald Demeyere (Harpsichord)
録音 2019年3月
Challenge Classics


C.P.E.バッハ&モーツァルト:変奏曲集

C.P.E.バッハ:「アリオーソ」による9の変奏曲 ハ長調 Wq.118/10
モーツァルト:「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲 変ホ長調 K.353/300f
C.P.E.バッハ:「スペインのフォリア」による12の変奏曲 ニ短調 Wq.118/9
モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調 K.265/300e(きらきら星変奏曲)

エーヴァルト・デメイエル(Ewald Demeyere,1974年12月~)はベルギー出身のチェンバリスト、指揮者。アントワープ音楽院にて、チェンバロをジョス・ファン・インマゼールに師事、同時に音楽理論も学ぶ。1997年に博士号を取得。その後アムステルダムにてグスタフ・レオンハルトに師事。2002年には、アントワープ音楽院にチェンバロの教授として招かれ、彼の前任者であるケネス・ギルバート、そしてジョス・ファン・インマゼ-ルと共にブレースハイス美術館で古楽器による演奏を行った。1994年からは、シギスヴァルド・クイケン率いるラ・プティット・バンドに参加し、イル・フォンダメントのメンバーとしても活躍。室内楽ではクイケン兄弟、ポール・ドンブレヒト、フランク・テウンス等と共演。2000年には、若手音楽家の賞を受賞。
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チェンバロはセンター前寄りに定位している。オンマイクでの収録で、爪で弦を引っ掻く繊細な音まで捉えており、優秀録音。サラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音。録音場所はde Singel,Blauwe Zaal Aantwerpen


サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(893) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Locatelli
Il Laberinto Armonico
BIS2445
Ilya Gringolts (violin)
Finnish Baroque Orchestra
録音 2019年1月
BIS


ロカテッリ:ヴァイオリンの技巧
・ヴァイオリンの技法 ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.3, No.9
・ヴァイオリンの技法 ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.3, No.11
・ヴァイオリンの技法 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3, No.12

イリア・グリンゴルツ(Ilya Gringolts,1982年7月~)は旧ソ連、レニングラード生まれのヴァイオリニスト、作曲家。サンクト・ペテルブルクでヴァイオリンをタチアナ・リベロバ(Tatiana Liberova)とジャンナ・メタリディ(Jeanna Metallidi)に師事。1995年の若手ヴァイオリニストのためのユーディ・メニューイン国際コンクールのジュニア部門で第6位を受賞。1997年のヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールのジュニア部門ファイナリスト。1998年16歳でパガニーニ国際コンクール第1位を獲得し、注目される。1999年に米国に渡り、ジュリアード音楽院で3年間アイザック・パールマン(Itzhak Perlman)に師事した。2001年から2003年の間、BBCラジオ3の新世代アーティストプログラムに選ばれた。チューリッヒ芸術大学でヴァイオリンを教えている。
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フィンランド・バロック管弦楽団(Finnish Baroque Orchestra)は1989年に創立されたオーケストラ。レパートリーはバロック初期から初期ロマン派までと幅広い。また、古楽器用に作曲された現代の音楽も演奏する。同楽団は毎年8月から9月にかけて行わられるヘルシンキ・フェスティヴァル(Helsinki Festival)やクフモ室内楽音楽祭(Kuhmo Chamber Music Festival)、トゥルク音楽祭(Turku Music Festival)に出演するほかドイツ、オーストリア、スペインなどのヨーロッパを主に演奏活動をしている。
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Op3,No9の第1楽章はヴィヴァルディを感じさせる曲調。ソロ・ヴァイオリンの高域のクリアな響きと低域弦の厚みのある心地よい響きが印象に残った。残響の豊かな教会での収録だが、その影響はあまり受けていない。サラウンド・スピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はフィンランド、Järvenpää Church

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(892) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Telemann Polonoise.jpg
Telemann
Polonoise
PTC5186878
Aisslinn Nosky (violin)
Holland Baroque
録音 2020年8月
Pentatone

テレマン:ポーランド風舞曲集
・ポロネーズ 変ロ長調 TWV 45:2
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・ポロネーズ ト長調 TWV 45:9
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・ポロネーズ ト長調 TWV 45:8
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・四重奏曲 変ロ長調TWV 43:B2
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・序曲(組曲) ニ長調 TWV 55:D12 - 第6曲 トゥールビヨン
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・序曲(組曲) イ短調 TWV 55:a4 - 第6曲 ポロネーズ
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・ポロネーズ ニ長調 TWV 45:4
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・ポロネーズ イ短調 TWV - ポロネーズ イ短調 TWV 45:18
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・序曲(組曲) ニ長調 「ラ・ガイヤルド」 TWV 55: D13
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)(抜粋)
・四重奏曲(ポーランド協奏曲) 変ロ長調 TWV 43:B3
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・ポーランド風パルティータ 変ロ長調 TWV 39:1
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・忠実な音楽の師 ニ長調 TWV 41:D4 - ポロネーズ ニ長調
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・序曲(組曲) ト短調 TWV 55:g4 - 第5曲 ルール
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・四重奏曲(ポーランド協奏曲) ト長調 TWV 43:G7
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・ポロネーズ ニ短調 TWV 45:3
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・序曲(組曲) ニ長調 TWV 55:D3 - 第6曲 Hanaquoise
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・ハナック ニ長調 TWV 45:24
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・ハナック ト長調 TWV 45:23
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)
・序曲(組曲) ホ長調 TWV 55:E1 - 第10曲 Hanasky
(J&T. スティーンブリンクによるバロック・アンサンブル編)

アイスリン・ノスキー(Aisslinn Nosky ,1978年7月~)はカナダ、ブリティッシュコロンビア州生まれの女性ヴァイオリニスト。3歳からナナイモ(Nanaimo)のコミュニティ音楽学校(community music school in Nanaimo)でビビアン・プリチャード(Vivian Pritchard)にヴァイオリンを師事。その後、ナナイモ音楽院(Nanaimo Conservatory)で(Heilwig von Königslöw)に10年師事した。8歳でCBCバンクーバー管弦楽団(CBC Vancouver Orchestra)の演奏でソロデビュー。15歳のとき、トロントでローランド・フェニヴス(Lorand Fenyves)に師事し、後に王立音楽院グレングールドスクール(Royal Conservatory of Music's Glenn Gould School)に入学。さらにバンフ芸術創造センター(Banff Centre for the Art)でソロと室内楽の両方を学び、1999年にメトロ弦楽四重奏団(Metro String Quartet)のメンバーとしてのラビニア音楽祭(Ravinia Festival)に参加。2010年にはソリストとしてオーフォードフェスティバル(Orford Festival)とドイツのクラン&ラウム古楽フェスティバル(Klang & Raum early music festival)に出演。
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オランダ・バロック(Holland Baroque) は旧名オランダ・バロック協会(Holland Baroque Society)と称していたオランダの古楽アンサンブル。常任の指揮者を置かずプロジェクトごとに古楽界の名手を招いている若手の古楽器奏者たちの精鋭集団。
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Vn×3,Va×1,Vc×1,Lute×1,Cemb×1の小編成のアンサンブルの演奏。特にソロのヴァイオリンのクリアで伸びのある響きが印象に残った。チェンバロはセンターの少し後方に定位している。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はオランダ、アルンヘム・コンサートホール(Musis Arnhem)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch


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SACDサラウンド・レビュー(891) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Martinů Violin Concertos Nos. 1 & 2.jpg
Martinů
Violin Concertos Nos.1 & 2
BIS2457
Frank Peter Zimmermann (violin)
Jakub Hruša/Bamberger Symphoniker
録音  2018年10月(No.1)
    2019年10月(No.2)
BIS

ボフスラフ・マルティヌー:
・ヴァイオリン協奏曲第2番 H.293
・ヴァイオリン協奏曲第1番 H.226
ベーラ・バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ BB124

ボフスラフ・マルティヌー(Bohuslav Martinů,1890年12月~1959年8月)は、チェコ出身の作曲家。7歳からヴァイオリンを習い、12歳の時には弦楽四重奏曲を作曲している。プラハ音楽院に入学したが途中で退学。1919年にはカンタータ「チェコ狂詩曲」でスメタナ賞を受賞し、作曲家としてのデビューを飾った。1923年には奨学金を得て、念願のパリで学ぶこととなり、ルーセルに対位法を学び、フランス六人組やストラヴィンスキーなどの影響を強く受けた作品を作曲した。大変多作な作曲家で400作を残した。6曲の交響曲を始め、様々な楽器のための30曲近くもの協奏曲、11作のオペラをはじめ、あらゆる分野で作曲を行った。

フランク・ペーター・ツィンマーマン(Frank-Peter Zimmermann,1965年2月~)はドイツのデュイスブルク生まれのヴァイオリニスト。ヴァイオリニストの母親から手ほどきを受け5歳からヴァイオリンを始める。なお父親はチェリストであった。1975年、10歳でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番を弾いてデビュー。1976年にエッセンのフォルクヴァング音楽院に入学、ヴァレリー・グラドフに師事する。同年には全国青少年音楽家コンクールで優勝して「天才少年出現」として評判になる。その後、ベルリン芸術大学でサシュコ・ガヴリーロフに師事する。1979年、14歳でルツェルン音楽祭に出演。1983年、世界のメジャー・オーケストラや一流指揮者との共演を開始。2008年にはドイツ連邦共和国功労勲章一等功労十字章を受章。2013/14シーズンは、トーンハレ管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスとしてジンマンやフォン・ドホナーニと共にシーズンを通してコンサートを行うとともに、パーチェとのリサイタルやトリオ・ツィンマーマンの演奏会を行っている。使用楽器はPortigon AGのサポートにより、かつてクライスラーが所有していた1711年製ストラディヴァリウス。
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ヤクブ・フルシャ(Jakub Hrůša,1981年7月~ )は、チェコ、ブルノ出身の指揮者。ブルノのギムナジウムに通っていたころは、ピアノとトロンボーンを習っていたが、次第に指揮に興味を持つようになった。その後プラハ芸術アカデミーに進学し、イルジー・ビエロフラーヴェク、ラドミル・エリシュカらに指揮を学んだ。2003年 ロヴロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクール優勝。2008年よりプラハ・フィルハーモニア音楽監督兼首席指揮者、2010年より東京都交響楽団プリンシパル・ゲスト・コンダクター。2016年よりバンベルク交響楽団の首席指揮者に就任。
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バンベルク交響楽団(独: Bamberger Symphoniker- Bayerische Staatsphilharmonie)は、ドイツ・バイエルン州バンベルクに本拠を置くオーケストラである。 前身は、1940年にチェコスロバキア(当時はナチス・ドイツ支配下)のドイツ系住民によって創立されたプラハ・ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団(Deutschen Philharmonischen Orchesters Prag)である。同楽団は、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの推薦で、ヨーゼフ・カイルベルトを首席指揮者に迎えて活動していた。ドイツの敗戦後の1945年、チェコからドイツへ逃れた(ドイツ人追放)同楽団の楽団員が集結して本楽団を創立した。1946年3月16日、「バンベルク・トーンキュンストラー管弦楽団」として第1回演奏会を開いたが、同年6月1日、「バンベルク交響楽団」に改称した。 歴代の主な首席指揮者はヨーゼフ・カイルベルト、オイゲン・ヨッフム、ホルスト・シュタインなど。2000年からジョナサン・ノットを首席指揮者に迎えており、2012年11月には名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットと共に来日し、公演をサントリーホールなどで行った。2016年よりヤクブ・フルシャが首席指揮者に就任した。
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1ポイントマイクをメインとして、スポットマイクは多用していないと思われる録音。ソロのヴァイオリンはセンターの少し下がったところに定位しており、コンサートホールの中程で聴く音に近い。使用ヴァイオリンは1711年製‘ストラディヴァリウス'Lady Inchiquin’
サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメインで低めに抑えられている。
録音場所はドイツ、Joseph-Keilberth-Saal,Konzerthalle Bamberg


サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(890) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Schubert
The Complete Symphonies Vol.3
Symphony No.9
CC72863
Jan Willem de Vriend/Residentie Orkest the Hague
録音 2019年11月
Challenge Classics


シューベルト:交響曲全集第3集
・交響曲第9番ハ長調『グレイト』D.944

ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(Jan Willem de Vriend,1963年~ )はオランダの指揮者。ヴァイオリニストとしても超一流の実力を誇っている。近年では指揮者としての名声が欧米諸国を中心にますます高まっている。2006年からネザーランド交響楽団の首席指揮者兼、芸術監督を務めている。2015年からはハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者に就いている。
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ハーグ・レジデンティ管弦楽団(Residentie Orkest the Hague)はハーグ・フィルハーモニック・オーケストラ(Hague Philharmonic Orchestra)とも呼ばれており、オランダの事実上の首都ハーグにあるオーケストラである。オランダの名指揮者ヘンリ・ヴィオッタによって1904年に創立される。1911年のリヒャルト・シュトラウス・フェスティバルにおいてシュトラウス自身が彼の作品を指揮し、その後もストラヴィンスキー、レーガー、ラヴェル、ヒンデミット等の作曲家を招聘している。1949年から1973年までの長きにわたり、ウィレム・ヴァン・オッテルローが首席指揮者、音楽監督をつとめ、このオーケストラの水準を大きく向上させた。オッテルローの指揮により、フィリップスやコンサート・ホール・ソサエティ等に多くの音源が残されている。その後、後述のようにライトナー、スヴェトラーノフ等が後を継ぎ、2005年より2012年までネーメ・ヤルヴィ、2015年からはヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(Jan Willem de Vriend)が首席指揮者をつとめている。
Residentie Orkest the Hague_3.jpg


第1集(第2番、4番)、第2集(第1番・3番・8番)に続く第3集。ホールトーンの豊かな収録で、高域弦の伸びは良く、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はオランダ、ハーグ、Atrium Meppelweg

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(889) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Johann Sebastian Bach
A New Angle
MDG90621376
Leo van Doeselaar (organ)
Erwin Wiersinga (organ)
録音 2019年5月
MDG

J.S.バッハ:オルガン作品集~新たな視座
・カンタータ29番 BWV29「神よ、われら汝に感謝す」よりシンフォニア
・4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV1065
(原曲:ヴィヴァルディの4つのヴァイオリンのための協奏曲)
・無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004よりシャコンヌ
・トッカータ ニ長調 BWV912
・フーガの技法 BWV1080より
・イタリア協奏曲 ヘ長調BWV971
・カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV80

レオ・ファン・ドゥセラール(Leo van Doeselaar,1954年~)オランダ、グーズ(Goes)生まれのオルガニスト。オランダ、アムステルダムのスウェーリンク音楽院で学び、1979年に優秀賞を獲得している。かつてロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のオルガン・ソリストを務めていた。1995年以来ベルリン芸術大学教授。2014年にエルヴィン・ヴィエルジンハと共に、マルティン教会にあるアルプ・シュニットガーオルガンの名誉オルガニストに任命された。
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エルヴィン・ヴィエルジンハ(Erwin Wiersinga,1962年~)はオランダのオルガニスト。フローニンゲン音楽院(Conservatory in Groningen )にてヴィム・ファン・ビーク(Wim van Beek)に師事し、オルガンを学ぶ。ベルリン芸術大学(Universität der Künste in Berlin)とフローニンゲンあるプリンスクラウス・コンセルヴァトワール(Prins Claus Conservatoire in Groningen)の教授に就いている。2014年にレオ・ファン・ドゥセラールと共に、マルティン教会にあるアルプ・シュニットガーオルガンの名誉オルガニストに任命された。
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オランダの古都フローニンゲンにあるマルティン教会には2台のオルガンがあり、1台はアルプ・シュニットガー作(1691/92制作)もう1台はフランス・バロック様式の小型の据え置き型のポジティフ・オルガン、ル・ピカール・オルガン(1742年製)。ブックレットの写真によると、それぞれが仕切られた礼拝堂に設置されている。

アルプ・シュニットガー・オルガン
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マルティン教会の2台のオルガンを使い分けた収録で、ル・ピカール・オルガン(トラック5、7-9)からの音はサラウンド・スピーカーからの音がメインで、フロント・スピーカーからの音はアンビエンスな音にミキシングされている。録音場所はオランダ、フローニンゲン、マルティン教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          6ch(2+2+2方式)

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SACDサラウンド・レビュー(888) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Schubert Music for Violin II.jpg
Schubert
Music for Violin II
BIS2373
Ariadne Daskalakis (violin)
Paolo Giacometti (fortepiano)
録音 2018年2月
BIS

シューベルト:ヴァイオリン作品集2
・ヴァイオリンとピアノのためのロンド ロ短調 Op.70,D.895
・ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ) ニ長調 Op.137,No.1,D.384
・ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ) イ短調 Op.137,No.2,D.385
・ニ重ソナタ イ長調 Op.162,D.574

アリアドネ・ダスカラキス(Ariadne Daskalakis,1969年12月~)はギリシャ移民の両親のもと、ボストンに生まれたアメリカの女性ヴァイオリニスト。シモン・ゴールドベルクやトーマス・ブランディスに師事、1990年代初頭から各地のコンクールで入賞。仲間と2009年にケルンの古楽グループのアンサンブル・ヴィンテージ・ケルン(Ensemble Vintage Koln)を結成。2002年よりケルン音楽大学(Cologne Conservatory of Music and Dance)のヴァイオリン教授。
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パオロ・ジャコメッティ(Paolo Giacometti, 1970年~)はイタリア、ミラノ生まれのピアニスト。幼少期よりオランダに移り住み、アムステルダム・スヴェーリンク音楽院に進む。同音楽院ではヤン・ワインに師事し、首席で卒業。さらに音楽を学ぶ過程で、ジェルギー・シェベックから多大な影響とインスピレーションを受けた。オランダ国内、および国際コンクールで、数々の賞を受賞。現在、ユトレヒト音楽院のピアノ科教授として、後進の指導にも熱意を注いでいる。ピリオド楽器とモダン楽器の両方を弾きこなし、ソロ・ピアニストとしても、また室内楽のメンバーとしても、世界の舞台で活躍している。
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シューベルトのヴァイオリン作品集の第1集に続く第2集。
ヴァイオリンはセンター前寄りに、ピアノはセンター後方に定位している。使用しているピアノが音量の少ないフォルテピアノのためか、少し控え目に聴こえる。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。使用ヴァイオリンは1754年製ガダニーニ、フォルテピアノは1815年製Salvatore Lagrassa。録音場所はオランダ、Stadsgehoorzaal Leiden

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(887) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Beethoven's Testaments Of 1802.jpg
Beethoven's Testaments Of 1802
2L-160-SACD
Ragnhild Hemsing(Violin)
Tor Espen Aspaas(Piano)
録音 2019年4月,11月
2L

ベートーヴェン 1802年の遺書

ベートーヴェン:
・ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
・ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47『クロイツェル』

ラグンヒル・ヘムシング(Ragnhild Hemsing,1988年2月~)はノルウェーの女性ヴァイオリニスト。5歳でヴァイオリンを弾き始め、9歳でオスロのバラットデュエ音楽学校に入学。その後ウイーンでボリス・クシュニール(Boris Kuschnir)に師事した。デクストラムジカ財団(Dextra Musica Foundation)から貸与されている1694年製クレモナを使用している。
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トール・エスペン・アスポース(Tor Espen Aspaas,1971年9月~)はノルウェーのピアニスト。オスロの国立音楽アカデミーでリヴ・グラーセル(Liv Glaser)とイェンス・ハーラル・ブラトリ(Jens Harald Bratlie)に学んだ。ソロピアニストとして活躍するとともに、2007年以来オスロ音楽アカデミー(Norwegian Academy of Music in Oslo)の教授に就いている。
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録音レベルは大きめでヴァイオリンはセンター前寄り、ピアノはやや後方に下がった位置に定位している。ヴァイオリンはクリアでナチュラルな響きを伴っている。小さな教会でのセッション録音で残響の影響はあまり感じない。サラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音。使用ピアノはトラック6のみスタインウエーDで他はベヒシュタイン、コンサートD282、録音方式はDXD 24bit/352.8kHz、録音場所はオスロ、ソフィエンベルグ教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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SACDサラウンド・レビュー(886) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Brahms, Bartók, Liszt.jpg
Brahms,Bartók,Liszt
BIS2380
Alexandre Kantorow (piano)
録音  2020年1月(Brahms)
    2019年9月(Bartók,Liszt)
BIS

ブラームス/バルトーク/リスト:ピアノ作品集

ブラームス:
・2つの狂詩曲 Op.79 第1番 ロ短調
・ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op.2
バルトーク:狂詩曲 Op.1 BB36a
リスト:19のハンガリー狂詩曲 S244/R106 第11番 イ短調


アレクサンドル・カントロフ(Alexandre Kantorow, 1997年~)パリ生まれのロシアのピアニスト。名ヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフを父にもつ。5歳からピアノを習い始め、パリのスコラ・カントルム音楽院にてIgor Laszkoに師事。その後パリ国立高等音楽院にてフランク・ブラレイ(Frank Braley)、上田晴子(Haruko Ueda)に師事。 16歳のときにナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露し、抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させた。2019年チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門において優勝。

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ピアノは正面の少し下がった位置に定位しており、音像は左右に広がり感がある。サラウンドスピーカーからの音は直接音がメインだが低めに抑えられている。使用ピアノはスタインウエーD。録音場所はパリ、Fonation Louis Vuitton


サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(885) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Franz Liszt Schwanengesang & Quatre Valses oubliees.jpg
Franz Liszt
Schwanengesang & Quatre Valses oubliees
BIS2530
Can Çakmur (piano)
録音 2020年1月
BIS

フランツ・リスト:
・シューベルト - 白鳥の歌 S560/R245
・4つの忘れられたワルツ S215/R37

ジャン・チャクムル(Can Çakmur,1997年~)はトルコ生まれのピアニスト。トルコで学んだ後、パリ・スコラ・カントルム(La Schola Cantorum in Paris )で(Marcella Crudel)に師事、ワイマール・リスト音楽院(Liszt Academy in Weimar)にて(Grigory Gruzman)に師事。2012年ローマ国際ピアノコンクール(Rome International Piano Competition)、2017年スコットランド・ピアノコンクール(Scottish Piano Competition)、2018年第10回浜松国際ピアノコンクールで優勝。
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2018年に優勝した浜松国際で使用したと同じシゲル・カワイのフル コンサート(SK-EX)での収録。ショパンコンクールでカワイのピアノはヤマハに比べて人気がないが、この収録ではその美しい響きを良く捉えている。音像は左右方向の広がりを感じる。録音場所はイギリス、Monmouth,Wyastone Concert Hall

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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令和2年の走り納め [ランニング]

今日の午前中に10Kmあまりのいつもの玉川上水方面へのコースをジョギングをしてきました。
少し寒かったのですが、天気も良く、気持ちのいい汗をかきました。
今月の走行距離は169.6Km、今年の通算距離は1,977.9Kmでした。記録を取り出してからの総走行距離は60,242.9Kmになりました。
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SACDサラウンド・レビュー(884) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Tchaikovsky Symphony No. 4 & Leshnoff Double Concerto.jpg
Tchaikovsky Symphony No.4 & Leshnoff Double Concerto
FR-738
Manfred Honeck/Pittsburgh Symphony Orchestra
録音  2016年5月(Tchaikovsky)
    2019年6月
Reference Recordings

・チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
・レシュノフ:二重協奏曲~クラリネットとファゴットのための


ジョナサン・レシュノフ (Jonathan Leshnoff,1973年9月~)はアメリカ、ニュージャージー州生まれの作曲家。ジョンズホプキンス大学(Johns Hopkins University)とピーボディ音楽院(Peabody Conservatory)に同時に通い、人類学と音楽の学士号を取得。その後、ピーボディ音楽院とメリーランド大学(University of Maryland)からそれぞれ音楽修士号と音楽博士号を取得。彼の作品はカーネギーホール、アトランタ交響楽団、 ボルティモア交響楽団、ダラス交響楽団、カンザスシティ交響楽団、ナッシュビル交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団など、世界中の70を超えるオーケストラによって演奏および委託されている。主な作品は4つの交響曲、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲、チェロ協奏曲、クラリネット協奏曲などの14の協奏曲、4つのオラトリオなど。
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マンフレート・ホーネック(Manfred Honeck,1958年9月~ )は、オーストリアの指揮者。ウィーン音楽院でヴァイオリンを学ぶ。1983年からウィーン国立歌劇場管弦楽団ならびにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のヴィオラ奏者を務める。その後指揮者に転向し、1987年クラウディオ・アバドの元でグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の準指揮者を務める。2007年より2011年までシュトゥットガルト州立歌劇場、2008年から現在までピッツバーグ交響楽団の音楽監督。弟のライナー・ホーネックはウィーン・フィルのコンサートマスターである。
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ピッツバーグ交響楽団(Pittsburgh Symphony Orchestra)は、アメリカ合衆国の主要なオーケストラの一つで、ペンシルベニア州ピッツバーグのハインツ・カンパニーによって設立されたハインツ・ホールが本拠地となっている。1895年に設立。主な指揮者はオットー・クレンペラー、フリッツ・ライナー、アンドレ・プレヴィン、ロリン・マゼールなど。アメリカ最古のオーケストラの一つとして知られる。2008年より、マンフレート・ホーネック(Manfred Honeck)を9代目の音楽監督に迎え、新体制がスタートした。
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ライヴ録音であるがダイナミックレンジが大きく、ホールトーンも豊かである。特に金管の響きが美しく、優秀録音。聴衆のノイズは消されている。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられているが、ほぼ直接音。録音場所はピッツバーグ、ハインツ・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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