SSブログ

SACDサラウンド・レビュー(993) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Tchaikovsky Orchestral Works.jpg
Tchaikovsky
Orchestral Works
CHSA5300
Alpesh Chauhan/BBC Scottish Symphony Orchestra
録音 2022年7月
Chandos

チャイコフスキー:管弦楽作品集
・交響的バラード 《地方長官》 Op.78
・幻想曲 《テンペスト》 Op.18
・歌劇《チェレヴィチキ》より 「序曲」と「ポロネーズ」
・交響的幻想曲 《フランチェスカ・ダ・リミニ》 Op.32

アルペシュ・チャウハン(Alpesh Chauhan,1990年~)はインド系英国の指揮者。バーミンガム出身で幼い頃からチェロを学び、地元のバーミンガム市交響楽団のユース・オーケストラで首席奏者を務めた後、指揮の勉強を始め、市響のアシスタント・コンダクターを経て、2017年からイタリア・パルマを本拠地とするトスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任した。その後、バーミンガム・オペラの音楽監督に就任、英国初の「BAME」の音楽監督として注目を集めた。2021/2022シーズンからデュッセルドルフ交響楽団(Düsseldorfer Symphoniker)の首席客演指揮者勤めている。BBCスコティッシュ交響楽団の副指揮者も兼任している。
alpesh chauhan.jpg


BBCスコティッシュ交響楽団(BBC Scottish Symphony Orchestra)は、イギリス・スコットランド最大の都市グラスゴーを本拠地とする、英国放送協会(BBC)傘下のオーケストラの1つである。
BBC Scottish Symphony Orchestra.jpg


ダイナミックレンジの大きい録音でコンサートホールの中程で聴く音に近い。各楽器間の音のバランスは良い。特にトラック10~13のフランチェスカ・ダ・リミニでの低域弦の重厚な響きが印象に残った。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はイギリス、グラスゴー、シティ・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

nice!(3)  コメント(0) 

SACDサラウンド・レビュー(992) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Chopin Ballades Nos 2 & 4, Scherzo No.4 .jpg
Chopin
Ballades Nos 2 & 4, Scherzo No.4
BIS-2619
Anna Zassimova (piano)
録音 2022年7月
BIS

ショパン:
・マズルカ第1番 嬰ヘ短調 Op.6, No.1
・マズルカ第2番 嬰ハ短調 Op.6, No.2
・マズルカ第7番 ヘ短調 Op.7, No.3
・バラード第4番 ヘ短調 Op.52
・夜想曲第6番 ト短調 Op.15, No.3
・マズルカ第43番 ト短調 Op.67, No.2
・マズルカ第30番 ト長調 Op.50, No.1
・マズルカ第31番 変イ長調 Op.50 No.2
・マズルカ第32番 嬰ハ短調 Op.50, No.3
・バラード第2番 ヘ長調 Op.38
・マズルカ第44番 ハ長調 Op.67, No.3
・マズルカ第27番 ホ短調 Op.41, No.1
・マズルカ第28番 ロ長調 Op.41, No.2
・マズルカ第29番 変イ長調 Op.41, No.3
・マズルカ第26番 嬰ハ短調 Op.41, No.4
・ワルツ第8番 変イ長調 Op.64, No.3
・スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54
・ワルツ第15番 ホ長調 Op.posth.
・ワルツ第18番 変ホ長調「ソステヌート」 Op.posth.
・カンタービレ 変ロ長調
・モデラート ホ長調

アンナ・ザッシモワ(Anna Zassimova ,1076年10月~)ロシア、モスクワ出身の女性ピアニスト。6歳の時、モスクワのグネーシン音楽学校に入学。ヴラディーミル・トロップに師事。2002年よりドイツに移り、カールスルーエ音楽大学でピアノの研鑽を積んだ。2007年よりカールスルーエ音楽大学でピアノを教えている。とりわけロシア系フランス人の作曲家ゲオルギー・カトゥアールの作品に注目し、その演奏は高い評価を受けている。ショパン、スクリャービン、メトネル、ニコライ・ロスラヴェッツの作品を収録したアルバムをリリースしている。
Anna Zassimova .jpg


スタインウエイの響きはナチュラルで特に中域弦の響きがよく、バラードNo.2の演奏が印象に残った。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はオーストリア、Lisztzentrum Raiding

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

nice!(3)  コメント(0) 

SACDサラウンド・レビュー(991) [サラウンド・サウンド・レビュー]

L'Arte Del Virtuoso Vol. 2.jpg
L'Arte Del Virtuoso Vol.2
MDG9262281
Caterva Musica
録音 2022年6月,9月,10月 
MDG

ヴィルトゥオーゾの芸術 Vol.2
ソロ・コンチェルト集

モーツァルト:3つのピアノ協奏曲~第3番変ホ長調KV107(J.C. バッハのソナタ編曲)
マルティン・ザイフェルト:オーボエ協奏曲ハ短調
ヨハン・ジギスムント・ヴァイス:リュートと弦楽のための協奏曲ト短調
フランティシェク・イラーネク:ヴァイオリン協奏曲イ長調
ヨハン・メルヒオール・モルター:ソナタ・グロッサ(3トランペット、2オーボエ、ティンパニ、弦楽、通奏低音)
ヨゼフ・ヘフナー:キートランペットのための序奏とポロネーズ

カテルヴァ・ムジカ(Caterva Musica)はドイツのルール地方の西部に位置するヴェストファーレンで活動する古楽アンサンブル。ルール地方の交響楽団にてフルタイムで演奏しているプロのミュージシャン、またはフリーランスのミュージシャンやソリストとして活動しているプロのミュージシャンで構成される。17 世紀から 18 世紀の音楽を中心に演奏している。
Caterva Musica_3.jpg


ソロ・コンチェルト集、ヴィルトゥオーゾの芸術 Vol.1に続く第2弾

18世紀に活躍した6名の作曲家の協奏曲をメインとしたアルバム。
モーツァルトのチェンバロ協奏曲ではチェンバロはセンターの少し下がった位置に定位しており、他の楽器との音のバランスは良い。オーボエ協奏曲でのチェンバロはセンターやや右寄りに定位している。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。
録音場所はドイツ、Konzerthaus Der Abtei Marienmünster(マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル           6ch(2+2+2方式)

nice!(3)  コメント(0)