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スイス・アルプスの高山植物(10) [自然写真]

白系色

カンパヌラ・バルバタ キキョウ科 ホタルブクロ属
和名ミヤマツリガネソウと言い、標高3,000mまでの牧草地、日当たりの良い森林やガレキ地に生える多年草。全高10~40cmで茎、葉に粗い毛を付ける。花は下向きに咲き2~12個付け、花冠内側に長い毛をもち、花柱は花冠からやや飛び出す。花の色は薄い水色が多いが、白もある。
スイスアルプスの高山植物_カンパヌラ・バルバタ_白_1.jpg
スイスアルプスの高山植物_カンパヌラ・バルバタ_白_2.jpg


アトキオン・ルペストレ ナデシコ科 マンテマ属
標高800~2,900mの岩場、ガレ場、乾燥した草地に生える多年草。ケイ酸塩を含む土を好む。全高10~30cmで葉は対生し、とても細長い線形から披針形。花は長い茎の上に花序を持ち、5弁の先には凹みがある。
スイスアルプスの高山植物_アトキオン・ルペストレ.jpg


アレナリア・キリアス ナデシコ科 ノミノツヅリ属
標高14,00~3,200mの小石の混ざった草地、石灰岩質の岩場などに生える多年草。全高3~5cmで密生する。葉の長さは幅の3~4倍になる。花は枝ごとに1~2個付ける。花弁の長さは5~7.5mmで萼の1.5~2倍。
スイスアルプスの高山植物_アレナリア・キリアタ.jpg

アレナリア・ビフロラ ナデシコ科 ノミノツヅリ属
全高7~30cm、花茎だけが高さ約2cm直立し、非常に短い毛が生えている。葉は広楕円形か丸い、長さ 2~5 mm、幅の1~2倍の長さ、無毛、短い繊毛のある茎を持つ。花は一重または対で咲き、花びらは白く、萼と同じくらいかそれより少し長い。がく片は長さ 4 ~4.5 mm、尖っている。蒴果は萼と同じくらいの長さ。
スイスアルプスの高山植物_アレナリア・ビフロラ.jpg

ケラスティウム・ラティフォリウム ナデシコ科 ミミナグサ属
標高1,500~3,500mの岩場、モレーンや小石混じりの斜面に生える多年草。全高5~8cmと低く、茎は斜上する。花を付けない枝を多数持っていて群生する。葉は楕円形から卵形で長さ1~3cmで短い腺状の毛がある。花は白色で単生するか2~3個付く。花冠は長さ12~18mm、鐘状で5裂し、先端の1/4がさらに浅く2裂する。蒴果はわずかに湾曲しており、長さ約15mm。
スイスアルプスの高山植物_ケラスティウム・ラティフォーリウム.jpg

ケラスティウム・アルヴェンセ ナデシコ科 ミミナグサ属
セイヨウミミナグサの仲間で標高1,500~3,000mに生える多年草。全高10~30cm。群生して生え、葉は長さ3.5cm以下、幅2~3mm。苞の下は先端まで毛深い。花弁は11~14mm、がく片は長さ7~10mm。蒴果は萼の1~2倍。
スイスアルプスの高山植物_ケラスティウム・アルヴェンセ.jpg

アンドロサケ・カマエヤスメ サクラソウ科 トチナイソウ属
標高3,000mまでの岩場、草地に生える多年草。全高2~10cm。走出枝で先々に小株をつくる。根生葉は縁に長い毛を付け、長楕円形から披針形でロゼットを作る。花茎にも長い毛がある。先端の散形花序に2~8個の花を付ける。花冠は白色で黄色か赤みを帯びたのどがある。花弁は先端が丸みを帯びている。
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エウフラシア・モンタナ ゴマノハグサ科 ココメグサ属
高山帯の湿潤な草原牧草地に生える半寄生の一年草。全高5~25cm。茎は分岐しないか上部だけ分岐し、普通上部に腺毛を付ける。葉は楕円形か長円形で対生し、鋸葉がある。花は白色で上部の葉腋に付き、花冠には濃い脈を付け、下唇には黄色の斑と黄色いのどを付ける。
スイスアルプスの高山植物_エウフラシア・モンタナ.jpg

サクシフラガ・アスペラ ユキノシタ科 ユキノシタ属
標高2,400mまでの岩場、ガレキ地に生える多年草。全高5~20cm。葉は根元に集まるがロゼットは作らない。茎には1~10個の花を付ける。花弁は白色から乳白色で基部に黄色または赤色の斑を1個付ける。
スイスアルプスの高山植物_サクシフラが・アスペラ.jpg

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