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SACDサラウンド・レビュー(508) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Beethoven Complete Piano Works Vol. 13 .jpg
Beethoven
Complete Piano Works Vol. 13
BIS-1892 SACD
Ronald Brautigam(fortepiano)
録音 2013年8月
BIS

ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集Vol.13
・ロンド ハ長調 WoO.48
・ロンド イ長調 WoO.49
・ロンド 変ロ長調 Kinsky-Halm Anh.6
・ロンド ハ長調 Op.51-1
・ロンド ト長調 Op.51-2
・ロンド・ア・カプリッチョ「失くした小銭への怒り」Op.129
・エコセーズ 変ホ長調 WoO.86
・6つのエコセーズ WoO.83
・アンダンテ「アンダンテ・ファヴォリ」 ヘ長調 WoO.57
・幻想曲 Op.77
・ポロネーズ ハ長調 Op.89
・エリーゼのために(1822年版)
・最後の楽想 ハ長調(アンダンテ・マエストーソ)(1826)

ロナルド・ブラウティハム(Ronald Brautigam,1954年10月~)はブラウティガムと呼ばれることもある。オランダの主要なピアノ演奏家の一人。アムステルダムに生まれ、スウェーリンク音楽院でヤン・ウィーンに師事。その後、ルドルフ ・ ゼルキンについてアムステルダム、ロンドン、アメリカ合衆国で学んだ。1984 年にオランダの権威ある音楽賞のNederlandse Muziekprijsを受賞した。リッカルド・シャイー、シャルル・デュトワ、ベルナルド・ハイティンク、フランス・ブリュッヘン、フィリップ・ヘレヴェッヘ、クリストファー・ホグウッド、アンドルー・パロット、ブルーノ・ワイルなどの著名な指揮者のもと、主要なヨーロッパのオーケストラと定期的に共演している。
Ronald Brautigam_6.jpg


このアルバムには2台のフォルテ・ピアノのレプリカが使用されている。モダン・ピアノと同じく弦をハンマーで叩いて音を出すピアノだが、それぞれの音色は全く異なっている。
トラック1~8にはフットペダルなしのフォルテ・ピアノ(PAUL McNULTY 社2012年製,A. Walter und Sohn, ca. 1805のレプリカ)が使用されている。こちらは、モーツァルトの時代に使われた、室内で弾くのに適した音量の少ないタイプ。
A. Walter und Sohn, ca. 1805.jpg


トラック9~13にはペダル付フォルテ・ピアノ(PAUL McNULTY 社2012年製after Graf op. 318, ca. 1819のレプリカ)を使用。こちらの音はモダン・ピアノに近く、力強い音が出せるタイプ。
after Graf op. 318, ca. 1819.jpg


録音場所はエステローケル教会、スウェーデン

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

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