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SACDサラウンド・レビュー(509) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Prokofiev Symphony No.5, Scythian Suite.jpg
Prokofiev
Symphony No.5, Scythian Suite
BIS-2124 SACD
Andrew Litton/Bergen Philharmonic Orchestra
録音 2014年1月,6月
BIS

プロコフィエフ:
・交響曲第5番変ロ長調Op.100
・スキタイ組曲「アラとロリー」Op.20

交響曲第5番はプロコフィエフの作品の中でも最も人気のある作品のひとつである。作曲は1944年に、モスクワ郊外のイヴァノヴォにある作曲家たちの山荘で一気呵成に行われ、わずか1ヶ月あまりでピアノ・スコアが書かれ、さらに続く1ヶ月でオーケストラのスコアが完成されたという。初演は1945年1月13日、モスクワのモスクワ音楽院大ホールにて、プロコフィエフ自身の指揮とモスクワ国立交響楽団の演奏で行われ、ソヴィエト全域にわたってラジオで中継された。4楽章から成り、演奏時間は約45分。

スキタイ組曲「アラとロリー」はプロコフィエフの管弦楽曲。1916年にまとめられ、同年1月29日に作曲者自身の指揮によってペトログラード(現サンクトペテルブルク)で初演された。当初はバレエ音楽として作曲されたが、後で演奏会用の管弦楽組曲(スキタイ組曲)に書き直された。4楽章から成り、演奏時間は約20分

アンドルー・リットン(Andrew Litton, 1959年~ )はアメリカ合衆国の指揮者。1992年よりダラス交響楽団の音楽監督に就任(2006年に任期満了)。シモーネ・ヤングの後を継いで2003年よりノルウェーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者に就任。
Andrew Litton_5.jpg


ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団(Bergen Philharmonic Orchestra)は、ノルウェーの都市ベルゲンに本拠を置くオーケストラである。1765年に音楽協会「ハーモニエン」(Musikselskabet Harmonien)として設立。1983年に現在名になる。歴代の指揮者として、エドヴァルト・グリーグ、カルステン・アンデルセン、アルド・チェッカート、ドミトリー・キタエンコ、シモーネ・ヤングらが務めた。2003年から現在までアンドルー・リットン(Andrew Litton)が首席指揮者兼芸術顧問を務めている。
Bergen Philharmonic Orchestra_5.jpg


リットンとベルゲン・フィルハーモニー同じ組み合わせの第3弾(プロコフィエフの6番)に続くアルバム

グリーグ・ホールの適度な残響を伴い、ホールトーンは良く、音場は左右、奥行き方向にも広がっている。1ポイントマイクを中心に、スポットマイクを多用したと思われる録音で各楽器の音のバランスは良くミキシングされている。トラック6のスキタイ組曲はダイナミックレンジが大きい。サラウンドスピーカーからの音は、アンビエンスがメインで、低めに抑えられている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

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