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南信州の桜の古木を訪ねて [自然写真]

暖かい陽気が続いたかと思うと、なたね梅雨になり、天候の悪い日が続き、冬の寒さが戻り、東京では8日は霙も降ったりしました。ソメイヨシノもあっという間に開花、満開、そして葉桜になってしまいました。

天候不順のため、このところ毎年実施している撮影ドライブ旅行のチャンスがなかなかなく、晴れ時々曇りの予報がやっと出た一昨日の9日に早起きをして南信州の飯田市を中心に、桜の古木を撮ってきました。

飯田市には樹齢750年と言われている愛宕神社の清秀桜を始め、樹齢300年から400年あまりの桜の古木が10本以上、毎年美しい花を咲かせ続けています。

飯田市は中央アルプスと南アルプスに挟まれ、天竜川に向かってかなり下がる勾配があり、標高の低いところではソメイヨシノなどはかなり散ってしまっていましたが、標高が比較的高い「麻績の里舞台桜」(481m)や下伊那郡高森町の瑠璃寺では見ごろでした。

以下コース
調布IC(中央高速)→飯田山本IC→①杵原学校の枝垂れ桜→②増泉寺のエドヒガン桜→③阿弥陀寺→④専照寺の枝垂れ桜→⑤正永寺の枝垂れ桜→⑥黄梅院の枝垂れ桜→⑦桜丸の夫婦桜→⑧安富桜→⑨愛宕稲荷神社の清秀桜→⑩麻績の里 舞台桜→⑪瑠璃寺→松川IC→調布IC

①杵原学校の枝垂れ桜
旧山本中学校にあり、この校舎は2007年に山田洋次監督、吉永小百合主演の映画「母べえ」のロケが行われました。国登録有形文化財に指定されています。昭和60年に廃校となるまで子供達の成長を見守ってきた桜です。樹齢80年。すこし散り始めていましたが、見ごろでした。
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②増泉寺のエドヒガン桜
増泉寺の桜は天蓋桜とも呼ばれています。 山門をはるかに超える高さの桜の存在感は圧倒的で、桜の下から上を見上げると、まさに、天蓋。高さ20メートル、樹形、色ともに美しい。樹齢約300年。ちょうど見ごろでした。
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③弥陀寺の枝垂れ桜
千体仏観音堂の建立記念に飯田藩主だった脇坂公のお手植えと伝えられるヒガンシダレザクラ。近くに脇坂公にゆかりのある千体仏観音堂と、仁王門あります。飯田市天然記念物。樹齢400年
散りかけていました。
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④専照寺の枝垂れ桜
釈迦如来の像を覆うようにして咲くシダレザクラは、まるで傘のようです。慶長九年(1604年)城主小笠原氏の帰依により現在地に移転され、その時に植栽されたと推定されます。 樹齢約350年
散りかけていました。
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⑤ 正永寺の枝垂れ桜
江戸町にある正永寺本堂脇に植えられている枝垂れ桜。樹齢400年以上。寺が上飯田から移築された頃に植えられたものと推測される。大火に何度も耐え、大瀑布のように片側のみ流れ落ちるように咲く。枯れた枝が目立ち、瀕死の状態。
だいぶ散ってしまって北側だけ咲いていました。
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⑥ 黄梅院の枝垂れ桜
武田信玄の長女、黄梅院姫の菩提を弔うために建てられたと伝えられる。高さ18メートル、周囲5.5メートルで赤みの濃いベニヒガン系の桜。樹齢約400年。
散りかけていましたが、まだ見ごろでした。
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⑦ 桜丸の夫婦桜
元飯田城桜丸御殿内にある、珍しい彼岸桜と枝垂れ桜の合体桜。樹齢約400年。
シダレは、散りかけており、ヒガンザクラの方はほとんど散ってしまっていました。
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⑧ 安富桜
飯田市美術博物館の庭にある県指定天然記念物。長姫の江戸彼岸ともいわれる。樹齢450年以上の古木。だいぶ散っていました。
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⑨ 愛宕稲荷神社の清秀桜
飯田市に現存する一番の古木で、仁治元年(1240年)に清秀(せいしゅう)法印が植えたと伝えられるエドヒガンザクラ。愛宕神社境内にある。樹齢760年以上。飯田市天然記念物。
枯れてしまったのか、根回りもあまり太くなく、枝振りもあまり見事ではありませんでした。
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⑩ 麻績の里 舞台桜
旧座光寺小学校舞台校舎前に植えられている。この地域唯一の新品種・半八重枝垂れ紅彼岸桜。樹齢約350年。 舞台校舎や麻績神社、南アルプスを背景に様々なアングルで楽しむことができる。写真愛好家からも人気のある撮影スポットで、夜はライトアップがおこなわれる。樹齢350年
標高481mと高い場所にあり、散り始めてはいたが、みごとな咲きっぷりでした。
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⑪ 瑠璃寺
下伊那郡高森町にある約900年の歴史を誇る名刹、境内には、源頼朝公が寄進したと言い伝えられるシダレザクラが咲き乱れ、今なお往時を偲ばせます。長野県の天然記念物。樹齢約200年。例年4月の第2土・日には、桜の下で獅子舞などがあります。
ここも標高が高く、シダレザクラもソメイヨシノも満開で、ほとんど散っていませんでした。
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