SACDサラウンド・レビュー(523) [サラウンド・サウンド・レビュー]
Chopin
Piano Sonata No.2
475 6617
Nelson Freire (piano)
録音 2004年12月
Decca Classics
ショパン:
・12のエチュード Op.10
・「舟歌」嬰ヘ長調 Op.60
・ピアノソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
12の練習曲 作品10の初版はショパンが23歳の1833年に発表された(一部は1829年には既に作曲されていた)。ショパンは当時のパリのサロンで既に有名な作曲家、ピアニストとして認知されていた。この曲集は当時作曲活動にひたむきであったフランツ・リストに捧げられ、二人が知り合うきっかけにもなった。第3番によく知られている「別れの曲」を含む。
ネルソン・フレイレ(Nelson Freire,1944年10月~)はブラジルのピアニスト。3歳でピアノを始め、姉が弾いたばかりの曲をそらで演奏して周囲を驚かせた。フランツ・リストの孫弟子にあたるルシア・ブランコの指導を受け、5歳で最初のリサイタルを行い、モーツァルトのピアノソナタ イ長調を取り上げた。1958年にウィーン音楽院に留学して、フリードリヒ・グルダの恩師ブルーノ・ザイドルホーファーに師事した。1964年にリスボン・ヴィアンナ・ダ・モッタ国際ピアノコンクールを制覇するとともに、ロンドンでリパッティ・メダルとハリエット・コーエン・メダルを獲得した。このほか最近の活動としてはマルタ・アルゲリッチとの歴史的なツアーがある。2011年1月、フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章した。最近では2014年10月に来日し、ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団の組み合わせでブラームスのピアノ協奏曲第2番をサントリーホールなどで演奏した。
録音場所は19世紀に建てられた麦芽の製造所を、 コンサートホールに改装したイギリス、サフォークに在るスネイプ・モルティングス ・コンサートホール
コンサートホールでのセッション録音でピアノの微細な響鳴音をうまくとらえている。フレイレのテクニックにも魅せられた。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
2015-05-01 21:33
nice!(3)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0