SACDサラウンド・レビュー(659) [サラウンド・サウンド・レビュー]
Franck/Brahms Sonatas
CCS SA 18602
Pieter Wispelwey (cello)
Paolo Giacometti (piano)
録音 2001年春 DSD Recording
Channel Classics
フランク:チェロ・ソナタイ長調 (原曲:ヴァイオリン・ソナタ イ長調)
シューマン:アダージョとアレグロop.70
ブラームス:チェロ・ソナタ ニ長調op.78「雨の歌」 (原曲:ヴァイオリン・ソナタ第1番)
ピーター・ウィスペルウェイ(Pieter Wispelwey,1962年9月~)はオランダのハールレム生まれのチェリスト。アンナー・ビルスマに師事した後、アメリカにてポール・カッツ、イギリスにてウィリアム・プーリスに学ぶ。1985年、オランダで最も将来性のある演奏家に2年に一度与えられるエリザベス・エヴァーツ賞を、92年にはオランダ最高のオランダ音楽賞を受賞。 使用楽器は、1760年製のチェロ「Giovanni Battista Guadagnini」、および1710年製のバロック・チェロ「Rombouts」。
パオロ・ジャコメッティ(Paolo Giacometti, 1970年~)はイタリア、ミラノ生まれのピアニスト。幼少期よりオランダに移り住み、アムステルダム・スヴェーリンク音楽院に進む。同音楽院ではヤン・ワインに師事し、首席で卒業。さらに音楽を学ぶ過程で、ジェルギー・シェベックから多大な影響とインスピレーションを受けた。オランダ国内、および国際コンクールで、数々の賞を受賞。現在、ユトレヒト音楽院のピアノ科教授として、後進の指導にも熱意を注いでいる。ピリオド楽器とモダン楽器の両方を弾きこなし、ソロ・ピアニストとしても、また室内楽のメンバーとしても、世界の舞台で活躍している。
チェロとピアノはセンターに定位しており、ピアノはチェロの奥にセッティングされていると思われるが両者の前後の距離感はあまり感じられない。また、チェロの中低域の響きが不足気味。録音場所はオランダのデーヴェンター(Deventer)にある教会Doopsgezinde Kerk
サラウンド・パフォーマンス ☆☆
音質 ☆☆☆
チャンネル 5ch
2016-03-18 18:27
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