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SACDサラウンド・レビュー(716) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Erik Satie Piano Music, Vol. 1.jpg
Erik Satie
Piano Music,Vol.1
BIS-2215
Noriko Ogawa (piano)
録音 2015年8月,9月
BIS

エリック・サティ:ピアノ作品第1集
・3つのグノシエンヌ
・グノシエンヌ第4番
・グノシエンヌ第5番
・グノシエンヌ第6番
・星たちの息子
・ピカデリー
・あらゆる意味にでっちあげられた数章
・最後から2番目の思想
・太った木製人形のスケッチとからかい
・官僚的なソナチネ
・金ひからびた
・胎児の粉
・自動記述法
・世紀ごとの時間と瞬間的な時間
・壁掛けとしての前奏曲
・いやな気取り屋の3つのワルツ
・ジュ・トゥ・ヴー(あなたが欲しい)
・3つのジムノペディ

エリック・サティ(Erik Alfred Leslie Satie, 1866年5月~1925年7月)は、フランスの作曲家。10代のときパリ音楽院で学ぶも馴染めず、自由な発想の芸術家が集うモンマルトルで作曲活動を行った。パリ音楽院在学中にはピアノ小品「オジーヴ」「ジムノペディ」「グノシエンヌ」などを発表。1905年には作曲法を学び直すためにスコラカントルムでダンディに師事。作曲家としての知名度が上がるにつれ、ジャン・コクトーやピカソといった著名な芸術家たちから注目され親交を深めていった。やがて独自の世界を作り出し標題の風刺性とともに、何ものにもとらわれない純粋な音楽的感性の奔放な表現を追求した。ドビュッシーとの交友関係もよく知られている。ピアノ作品の他にバレエ音楽や喜歌劇などの舞台作品、歌曲などを作曲した。
Erik Satie_1.jpg


小川典子(Noriko Ogawa,1962年~)は神奈川県川崎市出身のピアニスト。東京音楽大学付属高等学校、ジュリアード音楽院卒業後、ベンジャミン・カプランに師事。1983年、第2回日本国際音楽コンクール2位の後、1987年のリーズ国際ピアノ・コンクールで3位となり、国際的な演奏活動のキャリアを開始した。ニューヨークでは1982年にデビューしており、ロンドンでのデビューは1988年となる。その後、世界の主要オーケストラ・指揮者との共演や、室内楽、リサイタル等で世界各国へ演奏旅行を行う他、国際的なコンクールでの審査、各国でのマスタークラスなど、国際的で多彩な活動を展開している。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校の教授、東京音楽大学の客員教授に就いている。
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オンマイク気味でとらえたピアノはサティが活躍した時代の1890年製エラールで、高域の倍音の響きはあまり無いが、中域の響きが豊で、なかなか良い。収録は東京音楽大学J館スタジオ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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