SACDサラウンド・レビュー(717) [サラウンド・サウンド・レビュー]
Beethoven
Violin Concerto & Romances
CC72384
Liza Ferschtman(Violin)
Jan Willem de Vriend/Netherlands Symphony Orchestra
録音 2010年2月(Violin Concerto)
2010年7月(Romances)
Challenge Classics
ベートーヴェン:
・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
・ロマンス第1番 ト長調 Op.40
・ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
リザ・フェルシュトマン(Liza Ferschtman,1979年~)はオランダのヴァイオリニスト。ロシア系の音楽一家に生まれ、ハーグの王立音楽院とフィラデルフィアのカーチス音楽院で学んだ。2006年、オランダで最も権威ある「オランダ音楽賞」を受賞。ユニークなプログラムと、聴き手にダイレクトに語りかける独特の演奏スタイルで人気を博している。ヘルマン・クレッバース(F.P.ツィンマーマンらの師匠)のもとで研鑽を積む。世界の名だたるオーケストラと共演しているほか、今井信子やエンリコ・パーチェらと、室内楽での共演も重ねている。
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(Jan Willem de Vriend,1963年~ )はオランダの指揮者。ヴァイオリニストとしても超一流の実力を誇っている。近年では指揮者としての名声が欧米諸国を中心にますます高まっている。2006年からネザーランド交響楽団の首席指揮者兼、芸術監督を務めている。2015年からはハーグ・レジデンティー管弦楽団の首席指揮者に就いている。
ネザーランド交響楽団(The Netherlands Symphony Orchestra,蘭Nederlands Symfonieorkest)は、オランダ交響楽団、ヘット・オーステン管弦楽団(Orkest van het Oosten)とも言い、オランダ東部の都市エンスヘーデを拠点に、演奏活動をしている。2011年10月に正式呼称を英語名のNetherlands Symphony Orchestraに変更し、デ・フリエントとともに着実に実績を積み重ねつつある。
ダイナミックレンジの大きな収録で、オフマイク気味のソロのヴァイオリンはクリアーな響きを伴い、バックのオケの高域弦には音の伸びがある。低域弦の響きも豊かで好録音。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。収録場所はオランダ、エンスヘーデ、Muziekcentrum Enschede
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5.1ch
2017-01-03 16:39
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