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SACDサラウンド・レビュー(740) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Tchaikovsky Mariss Jansons.jpg
Tshaikowsky
Symphonie Nr.5
900105
Mariss Jansons/Bavarian Radio Symphony Orchestra
録音   2009年10月(SymNo.5)
     2010年7月(Francesca)
BR Klassik


チャイコフスキー:
・交響曲第5番ホ短調 Op.64
・交響的幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32

幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(Francesca da Rimini)作品32は、管弦楽曲で、「交響詩」と銘打ってはいないが、交響詩に分類されることもある。ダンテの「神曲」中にある詩を題材にしている。導入部に続いて3つの部分が展開される形式となっている。大規模な楽器編成を要し、和声法もかなり大胆である。演奏時間は約25分。

マリス・イヴァルス・ゲオルグス・ヤンソンス(Mariss Ivars Georgs Jansons, 1943年1月~ )は、ラトビア、リガ生まれの指揮者。1971年、カラヤン国際指揮者コンクールで2位の成績に輝き、同じ年にはレニングラード・フィルを指揮してプロ・デビューを果たす。 1992年にはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者、1997年から2004年までピッツバーグ交響楽団の首席指揮者も兼任、1990年代を迎えると世界の一流オーケストラへの客演も本格化する。2001年にはウィーン楽友協会の名誉会員に推挙。2003年にはバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任、さらに2004年からはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任も務めるようになり、ヤンソンスはふたつのヨーロッパ有数の名門オーケストラの常任を兼任する事になる。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は2015年に退任した。バイエルン放送響とは、2005年、2009年、2014年、2016年に来日。
Mariss Jansons_4.jpg


バイエルン放送交響楽団(Bavarian Radio Symphony Orchestra)は1949年に設立され、ドイツの伝統を理想的な形で継承しているオーケストラ。ヨッフムが種をまき、クーベリックが育て上げた「いぶし銀の響き」が特徴。以降、コリン・デイヴィス、ロリン・マゼール、そしてマリス・ヤンソンスと、5人の世界的な指揮者のもとで飛躍的に発展したこのオーケストラは2008年12月に英国の権威ある「グラモフォン誌」にて世界のオーケストラ第6位に選ばれ、レコード芸術誌2017年3月号では2位にランクされた。
Bavarian Radio Symphony Orchestra_1.jpg


BR KLASSIKはバイエルン放送(Bayerischer Rundfunk)が2009年に立ち上げた自主製作レーベル。バイエルン放送交響楽団、放送合唱団、そしてミュンヘン放送管弦楽団の演奏記録をリリースしている。

ライヴでの収録で、聴衆の咳などの雑音は消されているが、拍手は残している。1ポイントマイクがメインの収録と思われ、高域弦の音の伸びはあまり無いが、低域弦の響きはとても豊であり、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音は会場の豊な残響が影響してか、遅れて聴こえる。録音場所はミュンヘン、Philharmonie, Gasteig

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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