マルチチャンネルデジタル放送

地上デジタルやBSデジタル放送での音声マルチチャンネルの方式ですが、日本ではARIB（電波委員会）が定めた記録フォーマットであるMPEG-2 AACというのが採用されています。サンプリング周波数は32khz／44.1khz／48khzの3種あります。変換ビット数は16bitでCDのサンプリング周波数44.1khz,16bitとほぼ同じ周波数再生特性やダイナミックレンジを持っています。
NHKのBS放送のBSプレミアムで放送されている特選オーケストラライブや地上デジタルのEテレのN響アワーは5.1chの放送で、録画をして愉しんでいます。
MPEG-2 AACはロス有圧縮のためか、私の再生環境では少しLFEチャンネルがSACDなどの音源に比べて強調されすぎで、逆に高音領域は落としすぎに思えます。高域はスーパーツイータで補っています。
ちなみにBSプレミアムでの音声符号化のビットレートは5.1ch時320kbps、2ch時256kbpsだそうです。
また、今年4月までLFEからも音の出ていたBモード（ビットレート256kbps)というのがありましたが衛星放送完全デジタル化移行に伴って無くなったようです。