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SACDサラウンド・レビュー(41) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Mozart
Symphony 38,39,41,42
Sir Charles Mackerras/Scottish Chamber Orchestra
CKD-308
録音2007年8月
Linn Records

W.A.モーツァルト
・交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
・交響曲第39番 変ホ長調 K.543
・交響曲第40番 ト短調 K.550
・交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」

小編成のモダン楽器オーケストラでありながらピリオド楽器風のアプローチをしており、ヴァイオリンは左右両翼型配置を採用して古典派の響きを追求している。響きだけでなく演奏スタイルの面でも時代考証がおこなわれている。

このアルバムは「2009 BBC Music Magazine Awards」年間最優秀賞や英国版グラミー賞の「BRIT Awards 2009」、「Midem Classical Awards 2009」などの賞を獲得している。

録音会場のグラスゴー・シティ・ホールはシューボックス型のコンサート・ホールで、プロデュースは元デッカのジェイムズ・マリンスンが担当、録音エンジニアはリン・レコードの首席エンジニアであるフィリップ・ホッブスが担当。

音場は広く、各楽器の音も定位しておりサラウンド感は良い。金管楽器の響きが素晴らしく、弦楽器の高域の伸び、抜けの良さが際立つ。また、適度な残響を伴い、低音域も良く鳴っている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5.1ch
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