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SACDサラウンド・レビュー(173)  [サラウンド・サウンド・レビュー]

Édouard Lalo Concerto russe, Piano Concerto.jpg
Édouard Lalo
Concerto russe, Piano Concerto
BIS-SACD-1890
Jean-Jacques Kantorow (violin)
Pierre-Alain Volondat (piano)
Kees Bakels/Tapiola Sinfonietta
録音2011年5月
BIS

E.ラロ:
・ロシア協奏曲 Op. 29
・ロマンス・セレナード
・ファンタジー=バレエ
・ギター Op. 28 (G. ピエルネによるヴァイオリンと管弦楽編)
・ピアノ協奏曲 ヘ短調

エドゥアール・ラロ(Édouard Lalo, 1823年1月~1892年4月)は、フランスの作曲家、ヴァイオリンおよびヴィオラ奏者。リール生まれ。スペイン交響曲(ヴァイオリン協奏曲第2番に当たる)、チェロ協奏曲が有名。歌劇《イスの王様》は、今日ではまず全曲が上演されることはないが、その序曲はフランス歌劇の序曲集といった盤などにも収められていることがある。
Édouard Lalo.JPG

ジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow、1945年10月~ )は、カンヌ生まれのヴァイオリン奏者、指揮者。 アルメニア系ロシア人の両親の下に生まれた。ニース音楽院を経て、パリ音楽院を卒業。グレン・グールドにコンクール時の演奏を絶賛され、デビューを飾ることとなった。1964年 第11回パガニーニ国際コンクールで第1位、1968年 第2回ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位などの受賞経歴を持つ。指揮者としてはタピオラ・シンフォニエッタの芸術監督、グラナダ市管弦楽団の音楽監督、ローザンヌ室内管弦楽団の首席客演指揮者等を経験。本年5月のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012ではポーランドの交響楽団シンフォニア・ヴァルソヴィアの指揮を行った。
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ピエール=アラン・ヴォロンダ(Pierre-Alain Volondat,1962年7月~)フランスのVouzon (ロワール = エ = シェール)生まれのピアニスト、作曲家。パリ音楽院出身で、1983年のエリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門で優勝。フォーレのピアノ曲を得意とする。
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ケース・バケルス(Kees Bakels,1945年1月~)はアムステルダム生まれのドイツの指揮者。
音楽家としてのキャリヤをバイオリニストとして始めた後、指揮をアムステルダム コンサバトリーやイタリアのシエナに有るアカデミア音楽キジアーナで研鑽した。
オランダ室内管弦楽団やオランダ・ラジオ交響楽団の客演指揮者として登場している。彼はボーンマス交響楽団の首席客演指揮を10 年間務め、ナクソス レーベルでヴォーンウィリアムズの交響曲を録音した。マレーシア・ハーモニー管弦楽団では、1997 年から2005 年まで音楽ディレクターを務めた。
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タピオラ・シフォニエッタ(Tapiola Sinfonietta)は1987年に創設され、エスポー市管弦楽団とも呼ばれる。フィンランドの首都ヘルシンキに隣接したエスポーという市のタピオラ・ホールを拠点とする。芸術監督をオスモ・ヴァンスカ、ジャン=ジャック・カントロフなどが歴任している。
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タピオラ・シンフォニック・ホールの適度な残響の中で音像も大きく広がっており、サラウンド感は良い。各楽器の定位も良いが、低域弦の響きが物足りない。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

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