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レオナルド・ダ・ヴィンチ展 [美術・絵画鑑賞]

昨日、知り合いが昨年に続き入選した油彩画が東京都美術館(第73回美術文化展)で展示されており、招待券を送っていただいたので、その鑑賞も兼ねて企画展示室で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」を見てきました。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画は2007年4月に国立博物館で見た「受胎告知」以来6年振りでした。
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ミケランジェロ、ラファエロと並ぶ盛期イタリア・ルネサンスの3大巨匠のひとり、レオナルド・ダ・ヴィンチは名実ともに最大の画家として知られています。また画業の他、彫刻家、建築家、科学者としても名を馳せる「万能人(uomo universale)」と呼ばれていました。1452年フィレンツェ西方のヴィンチ村で生まれ、1466年頃ヴェロッキオの工房へ入門、そこで頭角をあわらし、以後は活動拠点をフィレンツェ、ミラノを何度か往復させながらローマへ向かいました。

今回の展示はミラノに有る「アンブロジアーナ図書館・絵画館」が所蔵するミラノ時代のレオナルドの傑作「音楽家の肖像」(日本初公開)と、レオナルドのメモや素描を編纂した「アトランティコ手稿」に収められた22葉を一堂に集め、レオナルド作品の魅力とその思考の過程を探る展示のほかに、ベルナルディーノ・ルイーニやジャンピエトリーノら、レオナルドの弟子たちの油彩、および同図書館・絵画館が所蔵する素描コレクションから精選したものが展示されています。
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レオナルド・ダ・ヴィンチ「音楽家の肖像」 油彩、板 1485年頃、アンブロジアーナ図書館
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ベルナルディーノ・ルイーニ「聖家族と洗礼者聖ヨハネ」油彩、ポプラの板 1526~30年頃
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ベルナルディーノ・ルイーニ「幼子イエスと子羊」テンペラ、油彩、板 1526~30年頃
ダ・ヴィンチ展_幼子イエスと仔羊.jpg 

ジャンピエトリーノ「聖ロクスと奏楽の天使のいる降誕」油彩、ポプラの板1520年代初頭
ダ・ヴィンチ展_聖ロクスと奏楽の天使のいる降誕.jpg

レオナルド・ダ・ヴィンチ作の絵画は「音楽家の肖像」1点のみで、他は弟子の作品で、メモや素描が大半を占めていました。

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