SACDサラウンド・レビュー(382) [サラウンド・サウンド・レビュー]
Gabrieli
Music for Brass & Organ
PTC 5186 509
Andreas Sieling(organ)
Lucas Vis/Berlin Brass
録音2013年2月
PentaTone Classics
G. ガブリエリ:金管楽器とオルガンのための音楽
・カンツォンとソナタ集(抜粋)
・シンフォニア・サクラ - 第8旋法による12声のソナタ
・カンツォン ト短調
・シンフォニア・サクラ(抜粋)
・第1旋法によるリチェルカーレ
・カンツォン イ短調
・カンツォンとソナタ集(抜粋)
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(Giovanni Gabrieli, 1554年頃~1612年8月)はイタリアのヴェネツィア生まれの作曲家・オルガニスト。1568年にはヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂のオルガニストになった。当時最も影響力のあった音楽家であり、ヴェネツィア楽派の頂点に立ってルネサンス音楽からバロック音楽への過渡期を代表する存在となった。諸外国、とりわけドイツ語圏から留学生を受け入れ、分割合唱による作曲技法を国外に広めた。ヨハン・セバスチャン・バッハ以前のドイツ最大の作曲家シュッツの師でもある。主要作品は「サクレ・シンフォニア集(第1巻、第2巻)」、「カンツォーナ集」、「カンツォーナとソナタ集」など。
アンドレアス・ジーリング(Andreas Sieling,1963年~)ドイツのオルガニスト、音楽学者。音楽学、ドイツ語学、ジャーナリズムをベルリンで学んだ後、オルガンをデュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽大学でハンス=デイター・メラー(Hans-Dieter Möller)教授に師事。2005年よりベルリン大聖堂の専属オルガニスト。
ルーカス・フィス(Lucas Vis,1947年2月~)オランダの指揮者、作曲家。
1962年~69年の間、アムステルダム音楽院(Muzieklyceum in Amsterdam)でチェロをReinier Bresser、指揮法をJaap Spaandermanに師事。 1971年にクーセヴィツキー・タングルウッド作曲賞を受賞。1988年~1996年まで、北オランダ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ラジオフィルハーモニー管弦楽団などヨーロッパの主要な管弦楽団に客演。
ベルリン・ブラス (Berlin Brass)はベルリン・フィルの金管首席奏者を含む12名からなる金管アンサンブル。
ベルリン大聖堂でのブラス・アンサンブルとオルガンの競演で、残響がすこぶる豊かである。オルガンは金管に比べて控えめにミキシングされており、大聖堂に響き渡るブラスの音が厳かな雰囲気を醸し出していて、サラウンド感も良い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
2014-05-09 19:01
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