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SACDサラウンド・レビュー(548) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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reVisions - Steven Isserlis
BIS-SACD-1782
Steven Isserlis (cello)
Gabor Takacs-Nagy/Tapiola Sinfonietta
録音 2009年11月
BIS

サリー・ビーミッシュ:チェロと管弦楽のための組曲(原曲:C. ドビュッシー)
ラヴェル:2つのヘブライの歌
プロコフィエフ:チェロ・コンチェルティーノ ト短調 Op. 132 (編曲:V. ブロク)
エルネスト・ブロッホ:ユダヤ人の生活より(編曲:C. パルマー)

サリー・ビーミッシュ(Sally Beamish, 1956年8月~ )は、ロンドン生まれのイギリスの女性作曲家、ヴィオラ奏者。 王立ノーザン音楽大学でアンソニー・ギルバートとレノックス・バークリーにヴィオラを学び、後にドイツでイタリアのヴィオラ奏者ブルーノ・ジュランナに学んだ。ラファエロ・アンサンブルのヴィオラ奏者として弦楽六重奏のディスクを6枚録音している。しかし、ロンドンからスコットランドに移った後、ビーミッシュの関心は作曲に移った。彼女は膨大な数のオーケストラのための曲を書いており、それは2つの交響曲、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、オーポエ、サクソフォーン、トランペット、打楽器、フルート、アコーディオンのための協奏曲を含んでいる。また、室内楽と器楽曲、映画音楽、劇音楽、アマチュアのための音楽も作曲している。
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スティーヴン・イッサーリス(Steven Isserlis, 1959年12月~ )は、イギリス、ロンドン生まれのチェロ奏者。10歳からロンドンの国際チェロセンターでジェーン・コーワンに師事。1976年、アメリカのオバーリン大学に留学。1993年、アメリカでピアティゴルスキー芸術賞を受賞。同年、イギリスのロイヤル・フィルハーモニック協会から年間最優秀器楽演奏家賞を受賞。多岐にわたるレパートリーと、ガット弦を用いた個性的な音色によって有名。愛器は、日本音楽財団より貸与されたストラディヴァリウス「フォイアーマン」(Feuermann)
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ガボール・タカーチ=ナジ(Gabor Takacs-Nagy,1956年~)ハンガリー生まれのヴァイオリニスト、指揮者。8歳でヴァイオリンを始める。フランツ・リスト音楽院で学び、F.ラドシュ、A.ミハーイ、G.クルターグなどに師事。1975年に創立したタカーチ・カルテットの創立者の一人で、1992年まで第1ヴァイオリンを務めていた。2007年からヴェルビエ祝祭室内管の音楽監督。2012年からブタペスト音楽祭の首席客演指揮者。ジュネーブ音楽院教授
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タピオラ・シフォニエッタ(Tapiola Sinfonietta)は1987年に創設され、エスポー市管弦楽団とも呼ばれる。フィンランドの首都ヘルシンキに隣接したエスポーという市のタピオラ・ホールを拠点とする。芸術監督をオスモ・ヴァンスカ、ジャン=ジャック・カントロフなどが歴任している。
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チェロのソロ以外の管弦楽作品は1ポイントマイクを中心とした録音と思われ、コンサートホールのセンターで聴く音に近い。タピオラ・コンサート・ホールの豊かな残響を伴っており、ホール・トーンは良い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメインだが直接音も入っている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

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