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SACDサラウンド・レビュー(623) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Fasch Orchestral Works.jpg
Fasch
Orchestral Works
OVCL-00203
David Staff (trumpet)
Jan Willem de Vriend/Combattimento Consort Amsterdam
録音 1998年1月
    2004年8月
Exton

J.F.ファッシュ:
・2つのオーケストラのための管弦楽組曲
・管楽器のための協奏曲ヘ長調
・2本のオーボエのための協奏曲 変ロ長調
・四重奏のためのソナタ
・シンフォニア ト長調
・トランペット協奏曲 ト長調

ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(Johann Friedrich Fasch, 1688年4月~1758年12月)は ドイツの後期バロック音楽の作曲家。音楽家のカール・フリードリッヒ・クリスティアン・ファッシュの父。ヴァイセンフェルスで少年聖歌隊員を勤め、ライプツィヒの聖トーマス教会付属学校でヨハン・クーナウに音楽を師事し、コレギウム・ムジクムにも参加した。ドイツ全土で演奏旅行を行い、1714年にバイロイトの宮廷楽団にヴァイオリニストとして入団。グライツやルカヴェッツでも同様の地位を得た。1722年にツェルプストの宮廷楽長に就任し、没年までその地位にあった。現存する主要な作品にカンタータ、協奏曲、シンフォニア、室内楽などがある。
Johann Friedrich Fasch_2.jpg


デイヴィッド・スターフ(David Staff)はイギリスのナチュラル・トランペット、コルネット奏者。ギルドホール音楽演劇学校(ロンドン)を卒業。演奏家としてのみならず、指揮者として、またルネッサンスから古典の音楽の研究家としても優れている。演奏家として世界中を旅し、すべての大手レコード会社との録音を行ってきた。ブランデンブルグ協奏曲第2番の6回の録音や数多くの演奏を始め、J. S. バッハの全作品のトランペットパートを録音した。1986年以来フランス・ブリュッヘンが主宰する18世紀オーケストラの首席奏者を務めている。2013年より、アムステルダム音楽院の教授として後進の指導にあたっている。
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ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(Jan Willem de Vriend, 1963年~ )はオランダの指揮者。ヴァイオリニストとしても超一流の実力を誇っている。近年では指揮者としての名声が欧米諸国を中心にますます高まっている。2006年からネザーランド交響楽団の首席指揮者兼、芸術監督を務めている。
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コンバッティメント・コンソート・アムステルダム(Combattimento Consort Amsterdam) は1982年、伝統的なバロック・レパートリー以外の作品を開拓することを目的に、オランダで結成されたアンサンブル。普段耳にする機会のない作品を、彼らと同時代の大作曲家の作品と並べて演奏することで、耳慣れたレパートリーに新しい一面を発見することができ、その活動は高く評価されている。とりわけ、デ・フェッシュ、ヴァン・ワッセナー、ヘレンダールといったオランダの作曲家の作品をレパートリーにしていることも特徴的である。また、モンテヴェルディやパーセルのオペラ制作にも携わっている。

管楽器のための協奏曲及びトランペット協奏曲は録音月日が新しく、弱冠音質は良いように感じた。トランペット協奏曲では高域弦の音はクリアでナチュラルな音をしており、トランペットの響きも美しい。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられており、アンビエンスがメイン。録音場所はオランダ、ヒルヴェルサム、MCOスタジオ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

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