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SACDサラウンド・レビュー(644) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Festa La Spagna.jpg
Festa
La Spagna
HMC 801799
Paul van Nevel/Huelgas Ensemble
録音 2002年6月
Harmonia Mundi

コンスタンツォ・フェスタ:
ラ・スパーニャより32のコントラプント
   
コンスタンツォ・フェスタ(Costanzo Festa,1490年頃~1545年)はルネサンス期のイタリアのマドリガーレ作曲家。フランドル楽派全盛期の時代にあって、イタリア人として初めてフランドル楽派の様式を完全に身に付けた作曲家として、歴史上名高い。ローマで活躍し、メディチ家の教皇レオ10世やクレメンス7世と深いつながりを持った。

パウル・ファン・ネフェル(Paul van Nevel,1946年2月~)はベルギーの指揮者、音楽学者、美術史家。1969年~1971 年にスイス、バーゼル・スコラ・カントルムにて古楽を研究し、1971 年に古楽専門声楽・器楽アンサンブル、ウェルガス・アンサンブル(Huelgas Ensemble)を設立し現在音楽監督を務める。アムステルダム音楽院(Conservatory of Amsterdam)客員教授を歴任。
Paul van Nevel_2.jpg


ウェルガス・アンサンブル(Huelgas Ensemble)はベルギーの古楽専門声楽・器楽アンサンブル。レパートリーは、中世(13世紀以降)、ルネサンス、バロック初期で、特にブルゴーニュ楽派、フランドル楽派を中心とする。1971年にパウル・ヴァン・ネフェル(Paul Van Nevel)が設立し、現在まで指揮者を務めている。団体名は、13世紀の音楽作品の主要な典拠の一つであるラス・ウエルガス写本(Las Huelgas Codex)から取られている。ウェルガス・アンサンブルとネフェルの最大の功績の一つは、あまり知られていない作曲家や作品を常に精力的に発掘することである。
Huelgas Ensemble_2.jpg


37音からなる音列をもとに作られた125の変奏曲から、32曲を選んで演奏したもの。4本のリコーダーが他の古楽器にまじって登場する。1ポイントマイクをメインとした収録と思われ、各楽器とマイクとの距離感を感じる。残響の豊かな教会(ベルギー、オプウェイク、Klooster van Sint Vincentius)での収録。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆
チャンネル          5ch


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