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SACDサラウンド・レビュー(705) [サラウンド・サウンド・レビュー]

HAYDN Sun' Quartets.jpg
HAYDN Sun' Quartets
BISSACD 2158
Chiaroscuro Quartet
録音 2014年2月
BIS

ハイドン:
・弦楽四重奏曲第31番 変ホ長調 Op.20-1 Hob.III:31
・弦楽四重奏曲第32番 ハ長調 Op.20-2 Hob.III:32
・弦楽四重奏曲第33番 ト短調 Op.20-3 Hob.III:33

太陽四重奏曲(”Sun” Quartets)はハイドンが1772年に作曲した作品20の第31番から第36番までの6曲からなる弦楽四重奏曲集。1774年頃パリシュヴァルディエール社より初版が出版された。これら6曲は、アムステルダムのフンメル社から出版された版の表紙に、太陽の絵が描かれていたことから、「太陽四重奏曲」の呼び名で呼ばれている。ただし、他の出版譜には太陽の絵は無い。6曲中、3曲のフィナーレにフーガが導入されている。

キアロスクーロ弦楽四重奏団(Chiaroscuro Quartet)は1stVnのロシア生まれのアリーナ・イブラギモヴァを中心に2005年に結成された。絵画の「明暗法」を意味する名の通り、現代楽器にガット弦を張り、チェロ以外の3人は立って演奏。近年の主な活動は、エジンバラ国際音楽祭のデビュー、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダの演奏会、ロンドンの新しい室内楽会場ワナメイカー劇場での演奏会。2013年、ブレーメン音楽祭に共催しているドイツのラジオ放送局のフェルデ賞を受賞、このブレーメン音楽祭には2014年夏にそのオープニングナイトコンサートで再出演が約束されている。この他に、ロンドンのウィグモア・ホール、ヨーク古楽センター、パリのルーヴル・オーディトーリアム、エクサンプロバンスのデ・ジュ・ドゥ・ポーム劇場、ディジョン劇場、リスボンのグルベキアン財団、オールドバラで演奏する。2016年4月に来日し、王子ホールなどで演奏した。
Chiaroscuro Quartet_1.jpg


イブラギモヴァの奏でる1stVnはクリアな響きで、各楽器はそれぞれの位置にしっかりと定位しており、音のバランスも良い。センタースピーカーからの音は低めに抑えられており、サラウンドスピーカーからの音は直接音がほぼ占める。収録場所はドイツ、ブレーメン、Sendesaal

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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