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SACDサラウンド・レビュー(709) [サラウンド・サウンド・レビュー]

MOZART Piano Concertos Nos. 1-4.gif
MOZART
Piano Concertos Nos. 1-4
BIS-2094
Ronald Brautigam(fortepiano)
Michael Alexander Willens/Kölner Akademie
録音 2015年8月
BIS


モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 K.40
・ピアノ協奏曲第1番 ヘ長調 K.37
・ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 K.39
・ピアノ協奏曲第4番 ト長調 K.41

ロナルド・ブラウティハム(Ronald Brautigam,1954年10月~)はブラウティガムと呼ばれることもある。オランダの主要なピアノ演奏家の一人。アムステルダムに生まれ、スウェーリンク音楽院でヤン・ウィーンに師事。その後、ルドルフ ・ ゼルキンについてアムステルダム、ロンドン、アメリカ合衆国で学んだ。1984 年にオランダの権威ある音楽賞のNederlandse Muziekprijsを受賞した。リッカルド・シャイー、シャルル・デュトワ、ベルナルド・ハイティンク、フランス・ブリュッヘン、フィリップ・ヘレヴェッヘ、クリストファー・ホグウッド、アンドルー・パロット、ブルーノ・ワイルなどの著名な指揮者のもと、主要なヨーロッパのオーケストラと定期的に共演している。

ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(Michael Alexander Willens)はアメリカの指揮者。ジュリアード音楽院にて指揮をジョン・ネルソン(ジュリアード音楽院)、レナード・バーンスタイン(タングルウッド)などに学ぶ。リンカーンセンターのグレート・パフォーマーズ・シリーズやドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、イタリアなどの主要な音楽祭に出演。ケルン・アカデミーの音楽監督。

ケルン・アカデミー(Kölner Akademie)は指揮者のミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズによって、1996年に創設されたドイツのケルンを拠点とするオーケストラ。レパートリーは17世紀から21世紀までの音楽で、それらの作品をその時代の演奏解釈のもとに時代に合った楽器(バロック、クラシックなど)を使い分ける。歴史的研究を追求し、作曲家の意図を引き出すことを心がけるその演奏は新鮮で自然に聴こえ、作品の本来の姿を生き生きと響かせる。2013年5月にブラウティガム、ヴィレンズと共に来日し、モーツアルトのピアノ協奏曲などを演奏した。
Kölner Akademie_7.jpg


使用フォルテピアノはポール・マクナルティ製作(2007年)のヨハン・アンドレアス・スタイン製作(1788年)のレプリカ

もともとモダンピアノに比べて音量の少ないフォルテピアノだが、それを意識したのか音量は抑え気味にミキシングされている。バックの演奏はナチュラルな音をしており、特に高域弦のクリアーな響きが印象に残った。ホールの残響も適度にあり、好録音。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。収録はドイツ、ケルン、ドイツ公共放送局・カンマームジークザール(Deutschlandfunk Kammermusiksaal)でのセッション

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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