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SACDサラウンド・レビュー(710) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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GLAZUNOV KHCHATURIAN VIORIN CONCERTOS
1047-2
Philippe Quint (violin)
Steven Sloane/Bochumer Symphoniker
録音 2014年5月
Avanti Classic

カバレフスキー:「コラ・ブルニョン」 Op.24 序曲
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調

フィリップ・クイント(Philippe Quint,1974年~)はロシア、サントペテルブルグ生まれのロシア系アメリカ人のヴァイオリニスト。モスクワ音楽院にてヴァイオリンをアンドレイ・コルサコフに師事。9歳でオーケストラと初共演した。1991年にアメリカに移住し、ジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイ、チョーリャン・リン、川崎雅夫に師事した他、I.パールマンやA.スタインハートにも師事。2010年よりストラディヴァリウス協会より貸与された「ルビー」を使用。
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スティーヴン・スローン(Steven Sloane,1958年~)はロサアンゼェルス生まれのイスラエル系アメリカ人の指揮者。16歳で指揮をすることに興味を持ち、カリホルニア大学ロサアンゼェルス校で学ぶ。指揮をユージン・オーマンディ、F・フェラーラとガリー・ベルティーニに師事。1994年にボーフム交響楽団の音楽監督に就任し現在に至る。
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ボーフム交響楽団(Bochumer Symphoniker)は1919年にドイツ北西部、エッセンとドルトムントの中間に位置する町のボーフム市立オーケストラとして創設された。歴代の音楽監督のもと、前衛的なプ ログラムでオーケストラは広く名声を得てパウル・ヒンデミット、エルンスト・クルシェネク、エルヴィン・シュルホフのような作曲家と共演し、彼らの作品 を演奏した。1970年代に大編成になり、ボーフム交響楽団と改名した。1994年に音楽監督に就任したイスラエル系アメリカ人の指揮者スティーヴン・スローンのもと、オーケストラは革新的な趣向の企画を通してレパートリーの幅を広げてきた。1995年のイスラエル公演や1997年のアメリカ公演をはじめ、国内外を問わず、数々のコンサートや音楽祭に招聘されている。
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各楽器の位置がしっかり定位し、左右、奥行き方向にも広がり感のある収録になっている。ソロのヴァイオリンはナチュラルな響きをしており、少し前に出た感がある。バックのオーケストラの音は1ポイントマイクをメインとした録音と思われ、コンサートホールで聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音が占める。録音はドイツ、ボーフム、RuhrCongresse Bochum

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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