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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017(2) [クラシック音楽鑑賞]

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公演3日目の今日、以下の公演を聴いて来ました。
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■公演番号312(ホールA)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ⾧調 Op.35
ショスタコーヴィチ:バレエ「黄金時代」から 序曲、ポルカ、ダンス

ヴァイオリン テディ・パパヴラミ
指揮 ドミトリー・リス
演奏 ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

テディ・パパヴラミ(Tedi Papavrami,1971年5月~)アルバニア生まれ。5歳でヴァイオリニストであった父親のもとでヴァイオリンを習う。ティラナ・フィルハーモニー管弦楽団と共演後、1982年に招かれて渡仏し、パリ国立高等音楽院でピエール・アモワイヤルに師事。数々の国際コンクールで優勝の後、ソリストとして世界最高の技術と音楽性を持ち合わせ世界の大舞台で活躍するフランスを代表するヴァイオリニスト。1727年製ストラディヴァリウスを使用。

パパヴラミの奏でるストラディヴァリウスは高域の倍音の伸びがすばらしく、クリアーな美しい響きでした。途中で弓捌きがおかしいと思われるところは有りましたが、全体的には良い演奏でした。

バレエ「黄金時代」は2月にNHK BSプレミアムで放送されたボリショイ・バレエ公演を見て知っていましが、今回はオーケストラのみでの演奏で別の意味で新鮮さが有りました。チャイコのコンチェルトからチューバ、シンバル、トライアングル、小太鼓、木琴、バスドラムなどが加わり、大編成で聴く「黄金時代」は迫力が有りました。

■公演番号313(ホールA)
ラヴェル:
・ピアノ協奏曲 ト⾧調
・ボレロ

ピアノ 萩原 麻未
指揮 パスカル・ロフェ
演奏 フランス国立ロワール管弦楽団

萩原 麻未(Mami Hagiwara,1986年12月~ )は、広島県出身のピアニスト。2005年広島音楽高等学校卒業、同年、文化庁海外新進芸術家派遣員として単身フランスに留学しジャック・ルヴィエに師事。2010年パリ国立高等音楽院(修士課程)を首席で卒業。2000年第27回イタリア・パルマドーロ国際コンクールピアノ部門で史上最年少(13歳)優勝。2010年11月に開催された第65回ジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門で日本人として初優勝。2014年にモーツァルテウム音楽院を卒業。現在パリを拠点に日本、フランス、スイス、ドイツ、イタリアなどでソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行っている。

ラヴェルのピアノ・コンチェルトは彼女がジュネーブ国際音楽コンクールで優勝した時の曲で「題名のない音楽会」でも弾いていたのを見たことが有りますが、彼女の十八番の曲でした。特に3楽章は彼女のテクニックが偉観なく発揮されていました。

ボレロでは編成が大きくなり、メンバーもかなり入れ替わりました。この曲は今まで何回も聴いていますが、途中から小太鼓が2台になり、フィナーレではCbが椅子から立ち上がって演奏する熱演でした。拍手が鳴りやまず、フィナーレの部分をアンコールで演奏してくれて、観客も手拍子で盛り上がりました。



その後、近くの第一生命日比谷本社で同時期開催中の「今蘇る、モーツァルトの響き
ロビーコンサートの視聴とモーツァルテウム財団「ナンネルとヴォルフガング」コレクション展を観てきました。

1740年代アンドレス・フェルナンド・マイヤー作「モーツァルトの幼少期のヴァイオリン」モーツァルテウム財団所蔵
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当日のヴァイオリンソナタの演奏で使われたフォルテピアノ
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