SSブログ

SACDサラウンド・レビュー(766) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Paganini 24 Caprices.jpg
Paganini 24 Caprices
BIS-2282
Sueye Park
録音 2016年9月、10月
BIS

パガニーニ:24のカプリース Op.1

ニコロ・パガニーニの24のカプリース(伊: 24 Capricci)作品1は、ヴァイオリン独奏曲で「24の奇想曲」とも呼ばれる。1800年から1810年頃にかけてジェノヴァで作曲され、その10年後の1820年にミラノで「作品1」としてリコルディから出版された。作曲の動機については不明ではあるが、ロカテッリやロードなどのフランコ・イタリア派作曲家たちからの影響がみられる。無伴奏曲なので、ヴァイオリンの重音奏法や、視覚的にも演奏効果の高い左手ピッツィカートなど強烈な技巧が随所に盛り込まれた作品。ヴァイオリン演奏家には難曲に挙げられている。フランツ・リストは演奏技巧のもつ音楽の可能性に触発され、ピアノ曲に第1・5・6・9・17・24番を編曲している。

スーイエ・パク(Sueye Park,2000年~)は韓国人ヴァイオリニスト。4歳でヴァオリンを学び始めた。2009年よりベルリンのハンス・アイスラー音楽大学(Hochschule für Musik "Hanns Eisler")の学生で、名ヴァイオリニスト、ウルフ・ヴァリーン(Ulf Wallin)に師事。最近ではワイマール・インターナショナル・スポア・コンクール(International Spohr Competition in Weimar)で音楽賞を獲得。ソリストとしては、ブランデンブルク・シンフォニー、ハイデルベルク交響楽団、スタット・カペッレ・ヴァイマル、バート・ライヒェンハル・フィル、マグデブルク・フィルなどのオーケストラと共演。
Sueye Park_1.jpg


スーイエ・パクの奏でるガルネリ’del Gesu’1739年製はクリアーで豊かな倍音の響きが美しい。スタジオでのセッション録音だがサラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音も捉えている。収録はスウェーデン、ピテオー、スタジオ・アクースティクム

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

nice!(5)  コメント(0) 

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。