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SACDサラウンド・レビュー(820) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Mendelssohn Piano Concertos_2.jpg
Mendelssohn
Piano Concertos
BIS2264
Ronald Brautigam (piano)
Michael Alexander Willens/Die Kolner Akademie
録音   2016年7月(Piano Concerto No.1,Capriccio)
     2017年7月(Rondo,Piano Concerto No.2 ,Serenade und Allegro)
BIS



フェリックス・メンデルスゾーン :
・華麗なロンド 変ホ長調 Op.29
・ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.25
・華麗なカプリッチョ ロ短調 Op.22
・ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 Op.40
・セレナードとアレグロ・ジョコーソ Op.43,MWVO12


ロナルド・ブラウティハム(Ronald Brautigam,1954年10月~)はブラウティガムと呼ばれることもある。オランダの主要なピアノ演奏家の一人。最初はモダンピアノの奏者としてキャリアをスタートしたが、今ではフォルテピアノの演奏家として地位を確立している。アムステルダムに生まれ、スウェーリンク音楽院でヤン・ウィーンに師事。その後、ルドルフ ・ ゼルキンについてアムステルダム、ロンドン、アメリカ合衆国で学んだ。1984 年にオランダの権威ある音楽賞のNederlandse Muziekprijsを受賞した。リッカルド・シャイー、シャルル・デュトワ、ベルナルド・ハイティンク、フランス・ブリュッヘン、フィリップ・ヘレヴェッヘ、クリストファー・ホグウッド、アンドルー・パロット、ブルーノ・ワイルなどの著名な指揮者のもと、主要なヨーロッパのオーケストラと定期的に共演している。最近では2017年2月に来日し、モーツァルトやベートーヴェンのピアノ・ ソナタの公演を行った。

ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(Michael Alexander Willens)はアメリカの指揮者。ジュリアード音楽院にて指揮をジョン・ネルソン(ジュリアード音楽院)、レナード・バーンスタイン(タングルウッド)などに学ぶ。リンカーンセンターのグレート・パフォーマーズ・シリーズやドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、イタリアなどの主要な音楽祭に出演。ケルン・アカデミーの音楽監督。

ケルン・アカデミー(Kölner Akademie)は指揮者のミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズによって、1996年に創設されたドイツのケルンを拠点とするオーケストラ。レパートリーは17世紀から21世紀までの音楽で、それらの作品をその時代の演奏解釈のもとに時代に合った楽器(バロック、クラシックなど)を使い分ける。歴史的研究を追求し、作曲家の意図を引き出すことを心がけるその演奏は新鮮で自然に聴こえ、作品の本来の姿を生き生きと響かせる。 2013年5月にブラウティハム、ヴィレンズと共に来日し、モーツアルトのピアノ協奏曲などを演奏した。
Kölner Akademie_9.jpg


使用しているピアノが音量の少ないフォルテピアノのためか、少し下がった位置に定位しており、奥行き感のある録音になっている。スポットマイクは多用せず、1ポイントマイクをメインとした録音と思われる。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。録音場所はケルン、ドイツ放送室内楽ザール(Deutschlandfunk Kammermusiksaal,Köln)


サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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