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SACDサラウンド・レビュー(882) [サラウンド・サウンド・レビュー]

JS Bach Concerti A Cembali Concertati.jpg
Concerti à Cembali concertati Vol.4
Concertos for 3 & 4 harpsichords
AE10107
Aapo Häkkinen(harpsichord,clavichord)
Miklós Spányi(harpsichord,clavichord)
Cristiano Holtz(harpsichord)
Anna-Maaria Oramo(harpsichord)
Helsinki Baroque Orchestra
録音 2017年7月
AEOLUS

J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集Vol.4
3台&4台のチェンバロのための協奏曲集
・3台のチェンバロのための協奏曲第1番ニ短調 BWV.1063
・3台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1064
・4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV.1065
ヨハン・ゴットフリート・ミューテル:2台のクラヴィコードのための二重奏曲変ホ長調

アーポ・ハッキネン(Aapo Häkkinen,1976年~) はフィンランドのヘルシンキ出身のチェンバロ奏者、オルガニスト、クラヴコード奏者、指揮者。ヘルシンキ大聖堂の聖歌隊員として音楽教育を受け始め、13歳からシベリウス音楽院でハープシコードを習い始める。1995年から98年にはアムステルダムのスヴェーリンク音楽院でボブ・ファン・アスペレンとメンノ・ファン・デルフトに、1996年から2000年にはパリでピエール・アンタイにそれぞれ師事しており、グスタフ・レオンハルトの知己も得ている。またフィレンツェの鍵盤音楽の校訂を行っており、シベリウス音楽院や世界中のマスタークラスで教鞭を取っている。同時に、ヘルシンキ・バロック・オーケストラの音楽監督としても活躍している。最近では2017年11月にヘルシンキ・バロック・オーケストラと共に来日し、バッハのチェンバロ協奏曲第3番やランデンブルク協奏曲第5番などを演奏した。
Aapo Häkkinen_4.jpg


ミクローシュ・シュパーニ(Miklós Spányi,1962年5月~)はハンガリー、ブダペスト生まれのオルガン、チェンバロ、ピアノ奏者。フランツ・リスト音楽院にてチェンバロとオルガンをフェレンツ・ゲルゲイ(Ferenc Gergely)とヤーノシュ・シェベスティエン(János Sebestyén)に師事。その後アントワープ王立音楽院(Royal Flemish Conservatory)にてJos van Immerseelに、ミュンヘン音楽大学にてHedwig Bilgram師事。1984年開催のフランスのナント国際チェンバロ・コンクール(international harpsichord competitions in Nantes)と1987年にパリで開催の国際チェンバロ・コンクールに優勝後、ヨーロッパ各地でのソロ演奏活動、また通奏低音(バロック時代の伴奏形態)奏者やリーダーとなりアンサンブル演奏活動を行っている。
Miklós Spányi_1.jpg


ヘルシンキ・バロック・オーケストラ(Helsinki Baroque Orchestra)は1997年フィンランドのヘルシンキに創設された古楽アンサンブル。2003年芸術監督に指揮者でチェンバリストのアーポ・ハッキネンが就任。2009年にリカルド・ミナシ(Riccardo Minasi)がアソシエイトディレクターに就任。2016年に日本での初公演を行った。
Helsinki Baroque Orchestra_1.jpg


バックの演奏が古楽器使用のアンサンブルで、教会での収録だが、コントラバスと思われる低域弦楽器が豊かな残響の影響を受けているのか、少し籠りがちに聞こえる。しかし、他の楽器はあまりその影響を受けていない。トラック10-12では2台のクラヴィコードの2重奏だがチェンバロとは全く異なる音をしている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスな音がメイン。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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