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SACDサラウンド・レビュー(986) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Maurice Ravel À Moune.jpg
Maurice Ravel
À Moune
CC72916
Pierre Goy(Piano)
Lina Tur Bonet(Baroque Violin)
Marco Testori(Baroque Cello)
録音 2022年3月
Challenge Records

ラヴェル:ヴァイオリンのための作品集
ムーネへのオマージュ
・フォーレの名による子守歌
・ヴァイオリン・ソナタ ト長調
・ヴァイオリンとピアノ・リュテアルのための演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』
・ヴァイオリンとチェロのためのソナタ


リナ・トゥール・ボネ (Lina Tur Bonet) はスペイン、イヴィサト生まれの女性バロック・バイオリン奏者。父の手ほどきで3歳から音楽を始め、フライブルク音楽大学、ウィーン音楽大学で学ぶ。バロックから現代にいたるまで幅広いレパートリーを持つ。多くの著名な演奏家と共演しており、めざましい活躍を見せている。新しい表現の形を求めてアンサンブル「ムジカ・アルケミカ」を設立。
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マルコ・テストーリ (Marco Testori)はイタリアのバロック・チェロ奏者。 幼い頃からピアノ、オルガンを学び始め、その後チェロを学ぶ。1991 年にミラノの G. ヴェルディ音楽院でオルガンとオルガン作曲を専攻し、1993 年にチェロ科を卒業。J. ゴリツキー、M. フラックスマン、E. ブロンツィなどのいくつかのコースを受講した後、古楽の研究を深めた。
1994 年から 2004 年まで、アンサンブルIl Giardino Armonico の首席チェロ奏者を務め、主要な国際フェスティバルに参加。2013年10月からザルツブルク・モーツァルテウム大学でバロック・チェロの教授を務めている。
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ピエール・ゴア(Pierre Goy,1961年~)はスイス、ローザンヌ出身のピアニスト。ローザンヌ音楽院でファウスト・ザドラ(Fausto Zadra)に師事。スイス・ローザンヌ高等音楽院教授、スイス・ジュネーヴ高等音楽院教授を務める。
Pierre Goy_1.jpg


ソロのヴァイオリンはセンター前寄りに定位しており、高域の音伸びは良く、クリアな響きを伴っている。トラック5では1910年製フォルテ・ピアノ、プレイエルを使用。トラック6~9のVnとVcのソナタでは両楽器とも前に出た位置に、Vnはやや左、Vcはやや右に定位している。録音場所はベルギー、ブリュッセル、楽器博物館 (MIM)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

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