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SACDサラウンド・レビュー(957) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Beethoven Piano Concerto No. 4, Consecration of the House Overture & Variations, WoO 80.jpg
Beethoven
Piano Concerto No.4,Consecration of the House Overture & Variations
MDG9012216
Lauma Skride (piano)
Peter Gulke/Brandenburger Symphoniker
録音 2020年11月
MDG

ベートーヴェン:
・献堂式序曲 Op.124
・ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
・創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80

ラウマ・スクリデ(Lauma Skride,1982年3月~)。ラトビア、リガ生まれの女性ピアニスト。5歳からピアノを始める。リガにあるエミールス・ダールズィンシュ音楽学校、ハンブルク音楽演劇大学の、フォルカー・バンフィールド教授の下でピアノの研鑽を積む。ヴァイオリニストとの共演が多く、ヴァイオリニストの姉のバイバ・スクリデ、レティシア・モレノ、スザンナ・ヨーコ・ヘンケルらと共演している。2009 年には hr 交響楽団でデビューし、ハンブルガー交響楽団やニュルンベルク国立フィルハーモニーなどのオーケストラに客演した。
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ペーター・ギュルケ(Peter Gülke,1934年4月~)はドイツ、ワイマール出身の指揮者、音楽学者。フランツ・リスト音楽大学(HochschulefürMusikFranzLiszt)でチェロと音楽学を学ぶ。1958年にライプツィヒで哲学の博士号を取得し、1985年にベルリン工科大学で専門論文を発表した。 1976年にSächsischeStaatsoperDresdenの指揮者になり、1981年にワイマール交響楽団の首席指揮者に任命され。1986年から1996 年までヴッパータール交響楽団(City of Wuppertal)の首席指揮者。1996年から2001年まで、フライブルク音楽大学では指揮を教えていた。2015年から2020年までブランデンブルク交響楽団の首席指揮者を務めていた。
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ブランデンブルク交響楽団(Brandenburger Symphoniker)は本拠地をドイツ、ブランデンブルクのBrandenburgerTheaterに置き、定期的にコンサートを行っている。1810年にフュージリアーと擲弾兵連隊のプロイセン軍の音楽家によって設立された。1866年から、ブランデンブルク劇場オーケストラ(Orchester des Brandenburger Theaters)と呼ばれていた。ドイツ再統一後、ブランデンブルク交響楽団と名付けられた。定期的にコンサートを行っており、産業博物館、ブランデンブルク大聖堂、ザンクトパウリ修道院、ベッツゼーでの野外での特別コンサートも開催している。ブランデンブルク州の他の都市でも定期的に演奏し、ドイツ国内および海外でもゲスト出演している。2020年より首席指揮者はOlivier Tardy。
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1ポイントマイクをメインとした録音で、ソロのピアノ以外にスポットマイクは使用していないと思われる。演奏会のセンターで聴く音に近い。ピアノ協奏曲でのピアノは少し下がったところのセンターに定位しており、バックの演奏との音のバランスは良い。サラウンドスピーカーからの音は直接音も感じるが、アンビエンスがメイン。録音場所はブランデンブルク・シアター

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          2+2+2方式

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